ローマ教皇ベネディクト16世が2月28日に退位したことにより、新しいローマ教皇を選出するために、バチカン市国内のシスティーナ礼拝堂で会議が行われます。
これをコンクラーベと呼びますが、それはまさに根比べのようなもの
ラテン語でCUM(と共に)+CLAVIS(鍵)=鍵と共に
つまり招集された枢機卿が会議室から出られないようにしてしまうということです。
通常は、ローマ教皇の没後、新教皇を選出するために、選挙人である80歳未満の枢機卿達は会議を行うこととなりますが、今回は、前代未聞の生前中退位ですが、やることは同じです。
会議を行う部屋には鍵が掛けられ、新しい教皇が決まるまで、枢機卿は部屋に閉じこめられることから、この名称となりました。
単純な多数決ではなく、全体の3分の2の賛成票を得る者が出るまで、投票は続きます。
午前と午後それぞれ2回目の投票後に投票用紙の焼却が行われ、化学薬品で色づけした煙を用いて外部に選挙の様子を知らせることになっています。
決まらなければ、黒い煙が煙突から立ち上り、めでたく決まった場合は、白い煙とともにバチカンの鐘が鳴らされ新教皇決定のお知らせがもたらされます。
さて、どうして枢機卿が鍵をかけた部屋に閉じこめられてしまうかと言うとですね
1268年に新しい教皇を決める会議は、2年数ヶ月にも及び業を煮やした人々は、枢機卿達が外部と接触できなくして、決定を促進させる目的でお部屋に鍵をかけたのがその始まりということです。
食料や水は外部から持ち込まれますが、数日経っても決まらない場合は、食事の量が減らされ、最後にはパンと水とワインだけになってしまうのでそうです。
イタリアは、バチカンのお膝元ですから、新しい教皇が誰になるかなんて賭けは御法度ですが、イギリスやその他の国では、オッズ表も出回って、かなりの掛け金が集まっているようです。
さて、一番人気のミラノ枢機卿が選出されることになるか、はたまたダークホースが出てくるのでしょうか・・・
結果が待ち遠しいですね~
(あ!これにはウリちゃん賭けてませんからww)
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