アマゾンと言えば、世界最大の通販ショップを思い浮かべる方も多いことでしょうが、広辞苑を引いてみると
アマゾン:もとギリシャ神話で「乳なし」の意。
戦闘と狩りを好み、弓を弾くのに邪魔な右の乳首を切除する習わしだった。
ギリシャ神話に出てくる女武者から成る部族・・・・
転じて、女丈夫・女傑・勇婦の意。
このような記載があります。
ロンバルディア州の都市であるバレーゼのガッララーテ・メロ大学における展示
タイトルは「癌を克服した女性」
最初のアマゾンの説明と癌というキーワードで、乳癌を克服した女性ということは、もう皆さん想像が付きますね。
(上に掲載した画像は、同展示から1点だけ引用していますが、この女性は、自分の癌細胞に向かって弓を引いているようにも見えます。)
男女比で見ると肺や気管支胃、大腸は男性の癌患者が多く、女性特有の癌は、最近死亡率が横ばいか低下傾向にあるので、圧倒的に男性が癌で死ぬ確率が高いものの、やはり女性性の象徴とも言うべき乳房を癌によって切除しなければならない精神的な苦痛は、想像を絶します。
自分は癌を経験したことがありませんが、両親が癌で、それ以外にも身近な方が癌になり、日常生活で癌というものに接する機会が多くあります。
幸いにして両親とも癌の宣告を受けて治療開始から5年が経過していますから、再発の心配がないとは言えませんが、特に癌特有の症状は見られず落ちついています。
今回の展示のテーマでもあるように癌というものと向き合う場合、戦いと言っても過言ではありません。
手術、X線、抗がん剤とどれをとっても生きる力というのか明日への希望というのか、そういうものが癌に打ち勝ったときに人は健康を取り戻せるのかも知れません。
患者本人だけではなく、それを支える家族もそうですし、医療関係者や製薬会社だって癌と日々戦っている訳ですね。
癌の対策は、早期発見と早期治療が何よりも重要ですから、日ごろから健康診断を怠らず、PET(ペット)と呼ばれる全身の癌を追跡、発見できる検査もかなり有効であると言われ始めましたので、できれば積極的に活用したいものです。
PET(ペット)は、簡単に書くと
がん細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込む、という性質を利用します。
ブドウ糖に近い成分(FDG)を体内に注射し、しばらくしてから全身をPETで撮影します。するとブドウ糖(FDG)が多く集まるところがわかり、がんを発見する手がかりとなります。
イタリア(ミラノ)では「がんが疑われたらまずはPETを」という言葉があるほど、定着していると言われていて、まずはPET検査の結果をみて、治療方針を決めるのが普通になっているようです。
もちろん万能ではなく、全ての癌の早期発見ができるわけではありませんが、かなり有効で有能であることは確か。
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