ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

ミラネーゼは、こんな苦労も  でもこんなことも楽しいかも

2009-11-26 09:15:06 | 日記

え~?? 何でミカンとスプレー??

はい。最後まで読んでいただくと、ちゃぁ~んと分かります。

デフレという経済用語に、新聞やテレビでお目にかかることが多くなってきました。
節約しなくちゃ!ってことで、インターネットサイトを検索して、「わたしの節約術」みたいなものを完成させた方も多いことでしょう。
僕がイタリアで生活するようになって、気が付いたことは、奥様方の節約術
でも、節約しなくちゃって頑張ってないところがイタリア流

このように書いてしまうと、なんだか格好いいなと感じるかもしれませんが、実は、もう少し注意深く観察してみると、イタリアの経済実態みたいなものが見え隠れしています。

例えばこんなこと

友人のエリザベッタ(女性)は、僕と同じ歳の50歳 1959年生まれ
公立高校の数学の先生です。
もちろん4年生大学を規定の年数で卒業し、卒業と同時に教職に就きました。
彼女の月収は、約1,700ユーロ 日本円に換算すると22万円ちょっと
ボーナスが年間2ヶ月分ですから年収は、日本円換算で約300万円
これで物価が日本の半分程度なら、日本と同様な暮らしができるのですが、ヨーロッパでベスト5に入るミラノの平均的な物価は、日本の
地方都市と同程度です。
庶民の食べ物とされるピッツァだって、飲み物込みで7~8ユーロ(1,000円弱)
マックとコカコーラの値段を比較しても、ほぼ同じなのです。

民主党の蓮舫議員が聞いたら喜びそうな話ですし、日教組が聞いたら青筋を立てて怒りたくなるような話ですね。

これは、教員の給与が一般に比して安いのではなく、平均的な収入実態で、むしろ公務員ということから、福利厚生等には恵まれてます。

これだと、相当節約しないと生活は大変そうです。

日本は、ここのところバタバタと節約ムードが浸透してきましたが、こんな経済実態のイタリアでは、親から子に自然に伝わった節約術が
たくさんあるのです。
その中からこれは!と思ったものを2つ3つ

その1 圧力鍋
調理時間が約半分か、内容によってはそれ以下になりますから、ガス代も時間も大幅に節約になりますし、圧力鍋の特色として、加熱して行く過程で食品に含まれるビタミンやミネラルも破壊されにくいのです。

白米を炊く場合は、浸水時間不要ですし、沸騰したら弱火にして5~6分、火を止めて10~12分で炊けちゃいます。
しかもとても美味しく炊けます。
我が家の台所では、2つ同時にシューシューカタカタってこともあります。
これは、節約効果大きいです。


その2 レギュラーコーヒーのカス
焙煎したコーヒーは多孔質で表面積が広いこと、そして臭いを吸着しやすい成分を含むため「消臭効果」が抜群といわれています。
そこで、灰皿に入れておけば、タバコの消臭効果抜群です。

小袋に入れて、車や下駄箱の消臭剤に椰子ガラ活性炭の代わりに、冷蔵庫の消臭剤としても使用できます。
しっかり乾燥させてから使いましょう。

その3 ミカンの皮(オレンジやレモンでも)
捨てるなんてもったいない!

みかん洗剤
水400ccとミカンの皮(乾燥させないで)5~6コ分15分間弱火で煮て、冷ませば出来上がり
スプレーに入れてレンジ周りのちょっとした油汚れに
フローリングの汚れ落としと艶出しに
浴槽のお掃除にも抜群
防腐剤が入ってませんので、10日間くらいで使い切りましょう

乾燥させて(必ずカラカラに乾燥させてから)ネットに入れて、薬用入浴剤の代わりとしてお風呂に。
温まりますし、いい香りもします。 

今までは、ただのゴミだったミカンの皮、工夫次第でこんなに使えます

明日以降のブログでも、何か発見したり思い出せば逐次書いていきますね~


ランキング参加中です
ぽちっとクリックをお願いしま~す。
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

僕のお顔もクリックでちゅ~