葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

寒い朝

2006年12月29日 09時21分44秒 | 日記 ・ 雑記録
下関地方は <冬、暖かい地方> ではない。
地球が温暖化する以前、半世紀昔の私は長門市に住む小学生だったが、
見る見るうちに30cm も雪が積もるなどということは、冬場はザラだった。
でも、その頃からオーバーやコートの類は私服でも制服でも持った覚えがない。
子供も大人も丸腰だったから、<冬、寒くない地方> なのだろう。

沖合いを流れる海流は対馬暖流だから寒くはないはずで、
萩市から40km 北の見島(みしま)という孤島の冬の温度は山口県で1,2だ。
瀬戸内海の屋代島と並ぶ。
しかし、北西から吹きつける季節風の洗礼をモロに受けるのも山口県北浦で、
体感気温はググッと下がる。
空っ風と違って、海を渡ってくる風に湿り気があるのことの是非は知らないが、
震え上がることに相違はない。

今朝は雪が舞った。
吹き溜まりにかすかに残った雪は、薄日が射すとすぐに解ける儚い雪だ。
こんな雪でも、お客さんを呼んだり、自分が出かけたりするときは身構える。
冬の準備、雪の対策を(私の場合)全くしていないから。
強いて対策はといえば、雪が積もったら3日間おとなしくしている、それだけ。
それを2回も繰り返せば春が来る。
降り積もる雪に家が音を立ててきしむ、とかの恐怖も苦労も経験しないから、
辛抱強さと忍耐力で、私は雪国・北国の人達に負ける。

「季節のつぶやき」 に <この冬一番の> を、昨日載せました。 こちら です。

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