葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

「奥の磯道」

2006年12月14日 14時13分36秒 | 日記 ・ 雑記録
私が出す年始状は、決定するまでに、まずチェックをする。
正確には、チェックを依頼する。
チェック項目は全体的な図柄と言葉の使い方だ。
チェックを依頼しておきながら、チェッカーが一言言うと私が二言、三言返すから、
こんな横着な依頼人も困ったものだ(ろう)。

今回もチェックを依頼した。
しげしげと眺めるのか、眺めるフリだけなのか知る由もないが、
その様子を見ていて、重要なことを発見した。
チェックのポイントは、図柄や言葉の使い方もさることながら
(もしかしたら) 挨拶文の内容だ。

振り返ってみると、これまでのパターンはこうだ。
年末の段階で、行きたい旅先がはっきりしているとき、私はそれを年始状に書く。
書いたのを真っ先に読むのはチェッカーだから
私が何を考えて、どこに行きたいかを、チェッカーは真っ先に知ることになるのだ。
今回の年始状には、灯台めぐり云々を書いた文末に
「今年の予定は東北へ <奥の磯道> です」 と書いた。

これまで、年始状の文面チェックを依頼して、
私が希望している旅行先についてストップや変更の要請が出たことはないから
これで、今年の旅は決まりだ。
東北の灯台めぐり、題して <奥の磯道> 。
あぁ、ナント出来たチェッカーだ!

チェッカーは誰? 聞くのは野暮でしょう。

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