葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

年始状投函

2006年12月19日 09時50分14秒 | 日記 ・ 雑記録
原型が出来上がってから1週間もモタモタしていたが、昨日一気に作り上げ投函した。
親戚用と、私用と。
試作の段階ではあれこれといろんなことを考えながら、
いざ最終段階となると、中庸で、パンチの効かない年始状で手をうってってしまう。
これが情けない。

そもそも、年始状そのものも、年始状を作ることも好きじゃない。
一番の理由はソフトに由来する。
今は <筆まめ> を使っているが、かつては <筆王> も使った。
どちらも私とは相性が悪い。
相性の悪さは、私がガイドブックをよく読まないからだ。

このことは、私がソフトや電器を買ったときの全ての場合に当てはまる。
すべてのものに購入動機、購入理由があり、必要と判断するから買うのだが、
当初の目的が果たされればそれで満足してしまう。
それ以上のレベルに進もうとしない。
当世の電器にはいろんな機能がついていて、
それらの機能を熟知すれば何かと便利なはずで、最新機器の恩恵に浴するはずだが、
それをしない。 困ったもんだ。

思えば、私が生きてきた60年は、技術も制度も考え方も新しいことばかりだった。
それらが更に新しいものに変るサイクルはどんどん早くなる。
一世を風靡したワープロは、いま、影も形もない。
残ったのは <字が下手になった> <漢字を忘れた> という事実だけだ。
20年前の、上手とはいえないまでも味わいがあった私の字はどこにいった?

こんなことの繰り返しで、どんどん歳をとっていく。 嗚呼。

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