コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

親子コミュニケーションのちょっとした心がけ 6

2008-05-09 22:05:47 | 親子コミュニケーション

今日、小学校の授業参観に行ってきました。近所の別の学校に行っている友人のブログでは、授業中歩き回っている子がいる様子なども書かれているのですが、今日見た限りではこの学校ではそういう感じはないようです。

ただ、見に行っている親の方に気になることがあります。

教室内に入っている親御さんはそうでもないのですが、廊下で見ている親御さん(一部ですが)は知人を見かけると声をかけ、おしゃべりに興じはじめられます。
「授業中はしゃべらない」ということは、大人が子どもに対して教えることだと思うのですが、手本となる大人がたとえ廊下であっても、授業している横でぺちゃくちゃおしゃべりするのは…考えものですね。

実はこのことは以前から感じていました。
私の子どもが通う保育園の発表会は、結構大き目のホールで行います。
自分の子どもの出番になると、親たちは前の方に詰め寄って真剣に見ますが、それ以外のクラスになると後ろに下がります。
そうすると後ろのほうは子ども達が発表をしている最中でもかまわずおしゃべりをしているんですね。
最近はビデオを撮る親が多いんですが、迷惑にならないように後ろのほうに撮影用のスペースが用意されます。
すると、映像はズームで子どもらをとっているのですが、音声は近くでおしゃべりする親たちの声ばかりになるんですね。

普段、仕事や育児に忙しく、たまにこういう機会で他の親御さんたちと出会って、育児の情報交換や悩み相談をしたいという気持ちはわかります。
でも、そういう様子を子ども達は見ているんですね。

静かに出来ない…授業中も動き回る…集中できない…
その見本を示しているのは親達だということ。

前に、挨拶やお礼を普段から親がしていたら、子どもがそれを手本として身につけていくということを書いたと思いますが、その逆もあるということ。

「静かにしなさい」ということを教えるなら、自分達がそのことを示してあげないとね。

ちょっと心がけて見ませんか?

親子コミュニケーション 0 「序章」
親子コミュニケーション 1 「同じ目線」
親子コミュニケーション 2 「ありがとう」
親子コミュニケーション 3 「きれい」
親子コミュニケーション 4 「しつけ 暴力 虐待」
親子コミュニケーション 5 「呼び方」