AZClubジュエリーの歴史研究
定例ゼミ『古代の金(gold)とジュエリー技法』(21)
『私たちが現在使っている
ジュエリーの技法の殆どがこの時代に完成された』
ジュエリーを作るために、
普段当たり前のように使っているさまざまな技法ですが、
その基本の殆どは、紀元前8〜5世紀に完成されたものです。
勿論現代の方が進歩していることが多いのですが・・・。
しかし、技法によっては
現代の作家たちよりレベルの高い技法がある事をご存知でしょうか。
例えば粒金(グラニュレーション)という技法。
イタリアのトスカーナ地方で興ったエトルリア文明の工芸美術品は、
19世紀になって広く知られるようになりましたが、
その時代のジュエリー作家たちが
どうしても超えられない精度の高い技術でした。
考古学様式の天才カステラーニは、
古代の工芸品を収集しながら徹底的に模倣することから始まり、
やがて、エトルリアの工芸品に勝るとも劣らない作品を作り上げます。
そう、模倣から始まりオリジナルを作り上げることこそが、
すべてのモノ作りの基本なのです。
私たちが携わっているジュエリーは全て、
こうした先人たちの努力の上にある
といっても過言ではないでしょう。
ゼミではこうしたジュエリーの歴史をほんのちょっとだけ学びます。
その先は皆さんの努力と知恵次第、といったところでしょうか。
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ZoomによるOnlineゼミになります
2023年8月21日(月)18:00〜20:00
定員7名(定員残りあと僅か)
参加料2500円
**AZClubジュエリーの歴史研究ゼミはJewellerystory_0512@yahoo.jo.jp までお申込み下さい。またジュエリーについてご意見、ご質問を承っております。お気軽にお寄せください。