ますぶちStyle/宝石箱の片隅

ジュエリーや宝石、真珠を中心に、ジュエリー・ビジネス、歴史まで幅広く書いていきます。是非ご一読下さい。

JAZZ on Nostalgie(11)『EDDIE HIGGINS TRIO/BEWITCHED』

2015年11月30日 | 日記

ますぶちStyle/パイプの煙 

JAZZ&CLASSIC on Nostalgie(11) 




『EDDIE HIGGINS TRIO/BEWITCHED』 

 



相変わらずジャケットのデザインに魅せられてCDを買う癖は治りません。 


こんなシーンはただただキザでカッコ良いのですが、no smokingの多くの方からはちっとも魅力的ではない、とひんしゅくを買ってしまいそうです。 


女は細巻きのシガー、男はCAMELの紙巻き(ウソ)。 
どちらかがタバコに火をつけてそれを相手のタバコに火を移しているのですが、さてどちらが先に火をつけたのか。 


アメリカのハードボイルドかフランスのヌーベルバーグ映画のワンシーンか。 
日本では絶対にあり得ないでしょうね。 
岡田真澄なんかがやってもサマにならない。 
勿論韓国や香港映画も、です。 


あれこれ想像するとストーリーは無限に広がって行ってしまいます。 



このCDは私の大好きなEDDIE HIGGINS TRIOの「BEWITCHED」。 
意味は「魔法をかけて」か「魅了する」のどちらでしょうか。 
ジャケットには「魅惑のとりこ」となっていますが、私だったら「私に魔法をかけてみて」なんて洒落てみたいですね。 


EDDIE HGGINSのピアノはどの曲もとてもリズム感があってそれでいて優しく、切なく、哀愁を秘めています。 


こういう曲をバックグラウンドに大人の恋を語りたい。 
幾つになっても気持ちは青春ど真ん中です。 


宝石箱の片隅の呟き-42・業界の勘違い(2)

2015年11月30日 | 日記


宝石箱の片隅の呟き−42・業界の勘違い(2)

ケシ真珠と云うのは1.5ミリ以下の極小真珠の事。無核のバロック真珠を南洋ケシや黒ケシなどといって通常のバロックよりも割高な価格で販売しているが、基本を取り違えている。英語ではケシ真珠の事は「seed pearl」だ。自分勝手に定義を変えてはいけないのだ。


『毎日8000歩の散歩は欠かさない』パイプの煙/悠々として急げ [vol.111]

2015年11月30日 | 日記

ますぶちStyle・パイプの煙/悠々として急げ [vol.111]

 


『毎日8000歩の散歩は欠かさない』 

 




今年に入ってから車を手放しました。 
駐車場が高い(月に3万円)、歳を取るととっさの判断が鈍くなるから、いつ事故を起こさないとも限らないというのも理由の一つですが、健康のため出来るだけ歩くというのが最大の理由です。 
歩く時間帯はその日によってまちまちです。 
歩くとほんの少し良い事があります。 
今日は住んでいる新大久保の身近なところで一つの発見がありました。 
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の終焉の地の後に作られた公園に遭遇したのです。 
私の住まいから10分足らずのところにあります。 
いつもと違うコースを歩いたらこの公園に出ました。 
以前に島根の宍道湖畔にあったティファニー庭園美術館に行った折に、松江市の小泉八雲記念館に行ったのですが、新宿に八雲が住んでいたのは初めて知りました。 
ちょっと調べてみると小泉八雲は島根には1891年5月から11月の半年間なのですね。 
それにしては立派な家が記念館として残っています。 
その後熊本に1891年から1894年まで、神戸に1894年から1896年まで、市谷富久町に1896年から1902年まで、そして大久保に1902年から1904年までとめまぐるしく転居しています。 
どの地にも記念館と称するものが残っており、これらはいずれも地元の活性化、観光化の一環として建てられているようです。 
この記念公園には銅像がポツンと建っているだけで、あとは花壇になっている。 
私が行ったのは平日の午後ですから、老人が数人日向ぼっこをしていました。 
今日は気分がいいせいか10000歩、歩きました。 
体力の続く限り散歩は欠かせない日課にして行くつもりです。 


宝石箱の片隅の呟き-41 業界の勘違い(1)

2015年11月29日 | 日記

 

宝石箱の片隅の呟き−41
業界の勘違い(1)


高額品がジュエリーで廉価品がアクセサリーという認識が一般的だが、アクセサリーという概念は装身具全般を包括したもの。従ってアクセサリーの中にジュエリーが位置づけされるべき。装身具にはバックやバニティーケースなど女性の身の回り品が含まれる。


ジュエリーの歴史セミナー in 甲府

2015年11月29日 | 日記


昨日、ジュエリーセミナーin甲府にご参加頂きました皆さま有り難うございました。 
大阪、名古屋、東京そして甲府と、どさ回りの旅宜しくのジュエリーセミナーでしたが、なんとか終える事が出来ました。 



今回は「アール・デコと20世紀ジュエリー」というテーマでお話しさせて頂きました。 
アール・デコにについて私なりに調べて行くと、一般的に云われているアール・デコと違った面がいくつか見えてきました。 
それはあくまでも私が感じ取った事ですから、偏見であるかも知れません。 
しかし歴史というものは時代と共に変わって行くところがあります。 
決して普遍的はないのです。 



また宝飾品業界ではジュエリーの歴史について深く追求している人は極めて少なく、もっと多勢の方が興味を持ち様々な角度から自分なりの解釈を導きだして行く事が不可欠だろうと思っています。 



現在のようなジュエリーの勉強会を始めて早いもので4年が経ちます。 
スタートは2000年のジュエリーコーディネーターの資格者を対象にした「JC2000」というグループでした。 
これは7年ほど続きその後より幅の広い勉強会をということで「AZClub(エージークラブ)」を立ち上げました。 
それは形を変えながら現在も継続しています。 
当初立ち上げに協力頂いた皆さまも、それぞれの仕事や環境の変化で、少し離れたところから有形無形のご協力頂いており、本当に感謝の念にたえません。 



これからもこの勉強会は続けて行くつもりであり、もしご興味を持たれた方は是非一度私のセミナーに足を運んで頂ければ嬉しく思います。 
ジュエリーの歴史を学んでも直ぐにビジネスに役立つという事はありません。 
しかしながら、宝飾品を文化という側面で捉え理解しなければ、お客様に対して充分に納得してもらえる販売は出来ないだろうと思います。 
少しずつ、ゆっくりとそして着実に。 
そのようなスタンスこそが宝飾品に求められるものではないでしょうか。