AZClubジュエリーの歴史研究
定例ゼミ『古代の金(gold)とジュエリー技法』(18)
この画像は私のゼミ或いはBlogで何度か取り上げているので
ご承知の人もいらっしゃるでしょう。
上のネックレスの作者はカステラーニ、
真ん中はファベルジェ、下はジュリアーノの手によるものです。
いずれも考古学様式という古代の技法のリバイバルです。
この3人の作家は古代の金の技法を徹底的に学びました。
そしてカステラーニは考古学様式ジュエリーの権威者に
ファベルジェはロシアの王室の御用達の工房を、
ジュリアーノはルネサンスリバイバルの名人として、
19世紀後半から20世紀初頭のジュエリー界を牽引していきます。
彼らのジュエリー技法の原点が古代ギリシアにあり、
その延長線上に時代を見据えた、
オリジナリティジュエリーの創作が遺憾なく発揮されるのです。
これは現代にも通じる事で、古典に学ぶ事が
ジュエリーの制作上いかに重要な事なのかを物語っています。
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ZoomによるOnlineゼミになります
2023年8月21日(月)18:00〜20:00
定員7名(定員残りあと僅か)
参加料2500円
**AZClubジュエリーの歴史研究ゼミはJewellerystory_0512@yahoo.jo.jp までお申込み下さい。またジュエリーについてご意見、ご質問を承っております。お気軽にお寄せください。