ますぶちStyle/宝石箱の片隅

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New JAMの本棚-066『藤沢周平・三屋清左衛門残日録』

2023年07月10日 | 日記

New JAMの本棚-066

 

『藤沢周平・三屋清左衛門残日録』

 

 

 

藤沢周平の本はほとんど読んでいます。

映画にしやすいのか、かなりの数映画になっていますが

映画は全て最低の出来である、と思います。

監督が悪いのかプロデューサーがダメなのか

それともキャスティングミスなのかわかりませんが

原作をきちんと理解していないのではないか、なんて思ったり・・。

あまり生意気な発言をすると、

熱烈なふぁんからお小言を頂戴しそうですが、

私の素直な感想だから仕方がありません。

 

それは兎も角、

小説には時代小説と歴史小説があるらしいということを

藤沢周平のエッセイで読んだ記憶があります。

藤沢は両方の小説を書いていますが

新井白石を主人公にした「市塵」は歴史小説の分野、

結構面白く読めました。

この「三屋清左衛門残日録」は時代小説の分野になります。

 

でも改めて藤沢周平という作家はPLOTの構築がうまい作家です。

所詮小説ですから、いかにして読ませるかが最大のポイントになるでしょう。

松本清張と並んで短編の作り方が上手い、と思います。

だから映画にしやすいのか、な〜〜〜