New JAMの本棚-066
『藤沢周平・三屋清左衛門残日録』
藤沢周平の本はほとんど読んでいます。
映画にしやすいのか、かなりの数映画になっていますが
映画は全て最低の出来である、と思います。
監督が悪いのかプロデューサーがダメなのか
それともキャスティングミスなのかわかりませんが
原作をきちんと理解していないのではないか、なんて思ったり・・。
あまり生意気な発言をすると、
熱烈なふぁんからお小言を頂戴しそうですが、
私の素直な感想だから仕方がありません。
それは兎も角、
小説には時代小説と歴史小説があるらしいということを
藤沢周平のエッセイで読んだ記憶があります。
藤沢は両方の小説を書いていますが
新井白石を主人公にした「市塵」は歴史小説の分野、
結構面白く読めました。
この「三屋清左衛門残日録」は時代小説の分野になります。
でも改めて藤沢周平という作家はPLOTの構築がうまい作家です。
所詮小説ですから、いかにして読ませるかが最大のポイントになるでしょう。
松本清張と並んで短編の作り方が上手い、と思います。
だから映画にしやすいのか、な〜〜〜