私も観ていましたが、本当にむかついた内容でした。
原発の専門家でもない人間が、あのような事故が起こったにも関わらず、平気で擁護発言をしている。
恥ずかしくないのだろうか?
話題となっているのがこれだ!
この件に関して面白い記事があったので転載します。
********************
勝間和代女史が寝返った件(いい意味で)
2011年04月16日00時26分
ちと時間があまりないので雑記風に手早くエントリーするのだが、巷で勝間和代女史が原発問題で寝返ったというので見物した。いい感じで寝返っている。
原発事故に関する宣伝責任へのお詫びと、東京電力及び国への公開提案の開示
http://real-japan.org/2011/04/15/421/
現在進行形で福島原発の問題を処理している途中で敵前逃亡しているだけでなく、東電のみならず電力全体の現状に対して背後から笑顔で銃撃している物言いであり、とても心が晴れやかになる気分だ。
ここで、ちょっとしたグロ動画を掲載する失礼を許していただきたい。事故後、テレビで結構なクオリティで原発推進派としての強い発言をしていたことと、この勝間女史の謝罪&公開提案の中身とを見比べて欲しいと思うのである。SAN値が減って発狂する可能性があるかもしれないが。
恐らくは、勝間女史も過去との発言の整合性を考えて、また広告塔として中部電力の原子力発電所をPRしてきたことと、原発爆発も含めて原発事故の予後が予想以上に悪くて旗色が悪くなり敗勢濃厚だということを両論鑑み、ここは撤収するのが吉、と判断したのだろう。確かに、いままでいろんな人々が原発を擁護してきた。その過半はカネのためであり、積極的に原子力を擁護したいというわけではなくとも何か払いがいいので糊口を凌ぐために「片棒を担いだ」ケースはたくさんあるだろう。また、こんにちの事態に直面して「しまった」と思っている人々も。
だから、勝間女史がこういう形で自説を転換し、被害者・被災地だけでなく事態全体に関して広くお詫びすることそのものは何も間違っていないと思う。織田信長さんだって金ヶ崎の戦いで浅井に裏切られ、金ヶ崎崩れを起こして部下置いて単身逃走している。歴史を紐解きつつ考えれば、勝間女史の行為もきっと考古学的に正しく理解されるに違いない。
ただ、業界や東京電力に対する公開提案とされる、凄い勢いの蛇足がまったくいただけない。
電力業界のあり方および政府の電力行政に対する公開提案 (勝間和代)
1.今回の事故の対応として(是正処置)
・東京電力役員総辞職
馬鹿か。
こんなのが早期是正の筆頭に挙げられるわけがなかろうに。いずれ事態が納まったら辞めるんだろうが、そんなもんを提言してどうしようというのだろう。
しかもさ。
2.リスクを軽減する恒常的な枠組みとして(予防措置)
・電力自由化の推進(発電、送電分離により、組織論理の独走を防ぐ)
・電気事業法改正(発電規制の緩和、売電自由化、分散化)
・全原子力発電所の冷却装置の改良(電力に頼らない冷却システム)
・軽水炉の新規建設の永久凍結。(その代わり、ガス冷却方式のウラン型原子炉やトリウム融溶塩炉のようなそもそも放射性廃棄物があまり出ないタイプの新しい技術については安全性を充分に検証した上で導入する。)
確かにチェック機能が充実すればリスクは低減できるとは思うが、自由化するとリスクが軽減するというのはどういう理屈だ? 軽水炉建設の凍結とかさ。旧式化し続けていく稼働中の原発のリプレースしたほうがリスクは下がるだろうに。しかも、代替電力の供給については言及なしとか、正直「下痢をしないためには、飯を喰うのをやめましょう」という話と同義になってしまう。意味あるの? こういう提言。
で、お詫びの文書の内容を読んでみると、勝間女史のスタンスが良く分かる。
今回の福島第一原子力発電所の事故に関し、電力会社(中部電力)のCMに出演したものとして、また、電気事業連合会後援のラジオ番組に出演していたものとして、宣伝責任ある人間として、まずはみなさまの原子力に対する重大な不安への理解、および配慮が足らなかったことについて、そして、電力会社及び政府のエネルギー政策上のコンプライアンス課題を正しく認識できていなかったことについて、心からお詫びを申し上げます。
勝間女史は、発言の内容と、受け取られ方に対する配慮が足りなかったという点を謝罪してたんだな。単なる広告塔だった勝間女史が、なんで電力業界のコンプライアンスへの認識不足について謝ってるのだろう。そこ、関係ないから。もとから素人だったんだろ。
問題とされているのは、youtubeでも引用されているように電力業界の原子力PRのキャラクターとしてカネを貰っていて、事故が起きてもなおしばらく原子力政策や電力会社の原子力発電推進のための発言を公的な場で繰り返したことだよなあ。コンプライアンス上の課題を認識できてなかったというなら、カネを貰って宣伝したことをお詫びしていることになるし、それに気づいて謝罪し「態度を改めます」というなら、電力業界のリスクについて是正案を云々する前に「コンプライアンスを理解できない分野の仕事はしないようにします」というのが筋なんだろうと。
だから、彼女の話を受けての反応が「どの口で電力会社批判しているんだ」という内容になるのは当然だよなあ。原子力関連は素人でした、すみません、という謝罪をした人が、電力業界に何ら詳しくないのに是正措置の提言とかしちゃうんだから。しかも、社交辞令じゃなくて本当に詳しくないから、何の解決にもならないか、とっくに話あわれているか、近い未来そうならざるを得ないか、その手の平凡な提言だけが羅列されてしまう。事故は起こしたけど、その辺の界隈はそこまで馬鹿じゃない。
同じ寝返るにしても、やり方ってのがあんだろ。謝罪して発言を撤回するだけでなく、カネを回して貰った味方までぶった斬って、公開提言とか言ってお偉方全員辞めろとか書いちゃうとは。
普通にいままでの経緯や発言を撤回して謝罪するだけで良かったのに。
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テレビなんか捨てちまえ、真実はネットで!という声が聞こえて来そうですが、誰がアホなこと言ってるか?というように捉えれば、観方も違ってくるんだろう。
原発の専門家でもない人間が、あのような事故が起こったにも関わらず、平気で擁護発言をしている。
恥ずかしくないのだろうか?
話題となっているのがこれだ!
この件に関して面白い記事があったので転載します。
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勝間和代女史が寝返った件(いい意味で)
2011年04月16日00時26分
ちと時間があまりないので雑記風に手早くエントリーするのだが、巷で勝間和代女史が原発問題で寝返ったというので見物した。いい感じで寝返っている。
原発事故に関する宣伝責任へのお詫びと、東京電力及び国への公開提案の開示
http://real-japan.org/2011/04/15/421/
現在進行形で福島原発の問題を処理している途中で敵前逃亡しているだけでなく、東電のみならず電力全体の現状に対して背後から笑顔で銃撃している物言いであり、とても心が晴れやかになる気分だ。
ここで、ちょっとしたグロ動画を掲載する失礼を許していただきたい。事故後、テレビで結構なクオリティで原発推進派としての強い発言をしていたことと、この勝間女史の謝罪&公開提案の中身とを見比べて欲しいと思うのである。SAN値が減って発狂する可能性があるかもしれないが。
恐らくは、勝間女史も過去との発言の整合性を考えて、また広告塔として中部電力の原子力発電所をPRしてきたことと、原発爆発も含めて原発事故の予後が予想以上に悪くて旗色が悪くなり敗勢濃厚だということを両論鑑み、ここは撤収するのが吉、と判断したのだろう。確かに、いままでいろんな人々が原発を擁護してきた。その過半はカネのためであり、積極的に原子力を擁護したいというわけではなくとも何か払いがいいので糊口を凌ぐために「片棒を担いだ」ケースはたくさんあるだろう。また、こんにちの事態に直面して「しまった」と思っている人々も。
だから、勝間女史がこういう形で自説を転換し、被害者・被災地だけでなく事態全体に関して広くお詫びすることそのものは何も間違っていないと思う。織田信長さんだって金ヶ崎の戦いで浅井に裏切られ、金ヶ崎崩れを起こして部下置いて単身逃走している。歴史を紐解きつつ考えれば、勝間女史の行為もきっと考古学的に正しく理解されるに違いない。
ただ、業界や東京電力に対する公開提案とされる、凄い勢いの蛇足がまったくいただけない。
電力業界のあり方および政府の電力行政に対する公開提案 (勝間和代)
1.今回の事故の対応として(是正処置)
・東京電力役員総辞職
馬鹿か。
こんなのが早期是正の筆頭に挙げられるわけがなかろうに。いずれ事態が納まったら辞めるんだろうが、そんなもんを提言してどうしようというのだろう。
しかもさ。
2.リスクを軽減する恒常的な枠組みとして(予防措置)
・電力自由化の推進(発電、送電分離により、組織論理の独走を防ぐ)
・電気事業法改正(発電規制の緩和、売電自由化、分散化)
・全原子力発電所の冷却装置の改良(電力に頼らない冷却システム)
・軽水炉の新規建設の永久凍結。(その代わり、ガス冷却方式のウラン型原子炉やトリウム融溶塩炉のようなそもそも放射性廃棄物があまり出ないタイプの新しい技術については安全性を充分に検証した上で導入する。)
確かにチェック機能が充実すればリスクは低減できるとは思うが、自由化するとリスクが軽減するというのはどういう理屈だ? 軽水炉建設の凍結とかさ。旧式化し続けていく稼働中の原発のリプレースしたほうがリスクは下がるだろうに。しかも、代替電力の供給については言及なしとか、正直「下痢をしないためには、飯を喰うのをやめましょう」という話と同義になってしまう。意味あるの? こういう提言。
で、お詫びの文書の内容を読んでみると、勝間女史のスタンスが良く分かる。
今回の福島第一原子力発電所の事故に関し、電力会社(中部電力)のCMに出演したものとして、また、電気事業連合会後援のラジオ番組に出演していたものとして、宣伝責任ある人間として、まずはみなさまの原子力に対する重大な不安への理解、および配慮が足らなかったことについて、そして、電力会社及び政府のエネルギー政策上のコンプライアンス課題を正しく認識できていなかったことについて、心からお詫びを申し上げます。
勝間女史は、発言の内容と、受け取られ方に対する配慮が足りなかったという点を謝罪してたんだな。単なる広告塔だった勝間女史が、なんで電力業界のコンプライアンスへの認識不足について謝ってるのだろう。そこ、関係ないから。もとから素人だったんだろ。
問題とされているのは、youtubeでも引用されているように電力業界の原子力PRのキャラクターとしてカネを貰っていて、事故が起きてもなおしばらく原子力政策や電力会社の原子力発電推進のための発言を公的な場で繰り返したことだよなあ。コンプライアンス上の課題を認識できてなかったというなら、カネを貰って宣伝したことをお詫びしていることになるし、それに気づいて謝罪し「態度を改めます」というなら、電力業界のリスクについて是正案を云々する前に「コンプライアンスを理解できない分野の仕事はしないようにします」というのが筋なんだろうと。
だから、彼女の話を受けての反応が「どの口で電力会社批判しているんだ」という内容になるのは当然だよなあ。原子力関連は素人でした、すみません、という謝罪をした人が、電力業界に何ら詳しくないのに是正措置の提言とかしちゃうんだから。しかも、社交辞令じゃなくて本当に詳しくないから、何の解決にもならないか、とっくに話あわれているか、近い未来そうならざるを得ないか、その手の平凡な提言だけが羅列されてしまう。事故は起こしたけど、その辺の界隈はそこまで馬鹿じゃない。
同じ寝返るにしても、やり方ってのがあんだろ。謝罪して発言を撤回するだけでなく、カネを回して貰った味方までぶった斬って、公開提言とか言ってお偉方全員辞めろとか書いちゃうとは。
普通にいままでの経緯や発言を撤回して謝罪するだけで良かったのに。
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テレビなんか捨てちまえ、真実はネットで!という声が聞こえて来そうですが、誰がアホなこと言ってるか?というように捉えれば、観方も違ってくるんだろう。