TROPICAL PARADISE BRAZIL!!!

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ブラジリアン柔術 鈴木 尚美!

2007年07月16日 02時33分14秒 | スポーツ
さて、今日は、Natalで、領事館を通して知り合い、仲良くなった日本人の紹介
私は、ここに(Natal)来て、日本語が恋しくなっていた。だって、外に出ると、ポルトガル語、家の中では英語。たまーに両親に電話すると、日本語がちょっと、ぎこちない事に気づいた!その頃ちょうど、警察証明を取ったりと、Recifeにある領事館に通う事があった。そこで、副領事から、何人か日本人の方が旅行でいませねえ。何て聞いていたので、断られるのを覚悟で、領事に“どなたか、日本人の方を紹介して欲しい”と懇願したところ、領事は快く、“一人、年もちかい方で、柔術してる女性がいますよ!ではあなたの電話番号を渡してみましょう。”って事で、誰か分からないけど、わくわくしながら電話を待つことにした。(なんで、領事がその人を覚えていたかというと、領事は、大の格闘好きで、話が咲いたらしい。。)
1週間後、電話があった。“鈴木 尚美”さん。お互いに、電話でとてもぎこちのない日本語を喋った。週末に、PraiaDe Genipabuに来てくれる事になった!!!“鈴木尚美”の私の想像。。。体格がでかく、黒髪のロングヘアー。いかにも強く見える。豪快な笑いをするちょっと、いわゆる女性“長州力”。って感じ
土曜日、彼女がバス停に着いたと連絡があり、チャリを飛ばして迎えにいった。が、そこに立っていたのは、小柄で、かわいらしい女の人だった。髪は茶髪でどちらかというと、ちょっとちゃめっけのあるかわいい女性サーファーって感じ。本当に想像が外れてびっくりした!!だって、二人で並んでいる歩いていると、周りからみれば、私のほうが彼女のボディーガードみたいなんだもん。。。背も体格も私のほうが大きいし、わたしは、どっぷりと焼けてるし。。。それから、家のポーチでぎこちなく、でも楽しい二人の会話が1,2時間続いた。多分、お互いに緊張しただろうと思う。歓迎の意味も含めてシュハスコ(バーベキュー)をした。時間はあっという間だった。それ以降、彼女の練習の合間に二人で昼ごはんを食べに行ったり、買い物したり、たまに、家に泊りにも来てくれた。
さて、彼女“鈴木尚美”は、恐るべきファイターだった。
2003(?)にブラジルで行われた世界選手権で優勝経験を持ち、格闘マニアのような雑誌やテレビにも載ったらしい。その後、ブラジルに見せられた彼女は、翌年、単身でRio に柔術を訓練する為に来ている。その後、Natal のファイター達とRioで知り合い、“あれれー”と、Natalに引き寄せられたという訳。
彼女曰く、NatalのそのKIMURAの道場は師範がとてもすばらしく、沢山の優勝選手を出しているところで、Rioの道場よりも魅力的だったらしい。その後、毎年、半年働いては、半年Natal。という人生を繰り返している。一度、道場を見に行った。まああ、その日は30人位いたかな。汗臭いブラジル男性達(筋肉流流で、いかにも“猛獣”という言葉がふさわしい。)の中で、尚美は、悠々といた。練習が始まった。黒帯、紫帯がまず並び、それ以下は向かい側に立って礼をする。その日は黒1人、紫3人(その中に、小さな尚美がいたのに超びっくりした!)私は、“尚美は、猛獣達の中でも強いのだ!猛獣使いなのだ!”と思った。
どうしてもNatalに住みたい尚美。安易にも二人で国からの恩赦を期待してる(笑)。。。今は、彼女は、東京で、柔術をしながら、せっせと働きながらお金を貯めている。11月にこっちNatalに帰ってくる予定。がんばれ!
こんな、日本人もいるんですね。もっと、増えるといいね。スポンサーになってくれる企業はないものだろうか。。。
尚美は、とっても大切なブラジルNatalのAmiga、minha irmã!!