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オペラとクラシック音楽に関する肩の凝らない芸術的な鑑賞の記録

間もなくロイヤル・オペラ来日公演/「椿姫」ゲオルギューがキャンセル、代役はエルモネラ・ヤオ~その3

2010年09月06日 23時57分15秒 | 劇場でオペラ鑑賞
 ロイヤル・オペラの来日公演でのアンジェラ・ゲオルギューのキャンセル問題に関しての第3弾。本日(9月6日/月)、NBSより定期便のDM「NBSニュース vol.283」が届いた。その中に、「椿姫」のキャスト変更のお知らせとして、1枚のチラシが入っていた。そこには、「英国ロイヤル・オペラ2010年 日本公演『椿姫』入場券ご購入のお客様へ」とあり、始めて正式にチケット購入者に向けてのお知らせというカタチになった。NBSからチケットを買っている人にはお知らせが届いたことになる。
 ただし、詳しい事情説明は書かれているものの、主催者として事務的に説明しているだけで、自分たちには一切責任はないと考えているようだ。われわれに理解と了承をもとめているだけで、ただの一言のお詫びもない。主催者なんだから、ユーザーに迷惑どころか多大なる金銭的被害さえ出しているのに、しかも主催者側は一銭も損をしていないというのに、「申し訳ない」の一言もないとは。いやはやその厚顔無恥ぶりにはあきれるばかりである。しかも、一番最後にこう書かれていた。

 「公演チラシ、NBSホームページ等で事前に発表しておりますとおり、今回の出演者変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の変更はお受けできません。なにとぞご了承ください。」

 木で鼻をくくったような物言い。事前にチラシに書いてあれば、一切免責なのか? 公演を予定通り行うことができなくなって申し訳ないという気持ちはないのか? NBSというのは、要するに芸術をクイモノにしている天下りの役人か何かの団体なのだろう。とても芸術を愛する人たちの団体とは思えない。

 お知らせとはいっても、販促用のDMのついでとは…。そこには「フィレンツェ歌劇場2011年日本公演」のニュースが入っていた(もちろんコチラがメイン)。ロイヤル・オペラと同等クラスの価格帯のオペラ公演だ。少々、違和感というか、無神経さを感じてしまうのは私だけだろうか。きっと、メータもドタキャンするに違いないから、行くのを止めようと思う。


お知らせの裏面には、エルモネラ・ヤオの紹介がぎっしり

 チラシの裏面にはエルモネラ・ヤオがいかに優れたオペラ歌手かを懸命に訴えている。どんなに素晴らしい歌手であっても、代役は代役。虚しさを感じてしまう。もちろん、この人に巧く歌ってほしい。ゲオルギューを超える存在感を発揮して欲しい。そうでなかったら、この不満をどこにぶつければ良いのだろう。
 NBSに猛省を促したい(怒)。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-09-15 22:03:15
そんなことを言っているだけでなく
NBSに直接抗議電話してはいかがでしょうか。
購入者に一方的に不利な契約は無効ですから、
払い戻さないとの言い分は通らないはずです。

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