あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

その価値がわからないなら引っ込んでろい!

2023-06-01 | from:sachiaki
ここ数日、クオリアという概念をみつけた人が
日本のエンタメについてごちゃごちゃ言っているのを見て
なんだろうなぁ、ってなっているsachiakiです。

正直言って、私も世界基準のコメディや
エンターテイメント(ダンス、歌、体技など)の方が
優れていると思っているし、
そういった大きな舞台に挑戦する
日本のエンターテナーを尊敬しています。
だけど、同じぐらいというか
別ベクトルで日本国内向けで頑張っている人たちも
めちゃくちゃ尊敬しています。

これからの日本がジリ貧だから
国外向けもどんどん挑戦した方が良いとか
国際基準であるものの方が裾野が広いとか
色々とメリットはあると思うし
小さな世界より大きな世界っていう
舞台の崇高さもわかってるつもりです。

だけどさ、そうやって大きな高みばかりのものに
賛辞を送って小さいものを馬鹿にするっていうのは
浮世絵の価値観をまったくわからずに
散々サブカルチャー扱いしておきながら
時代が経ってガラパゴス化していたことで
より価値が高まっていたことに気づく
アホな上役と変わりはしないか?って思うんです。

失礼だけどアイドルの歌の下手っていうのは
私もそう思う。
昔の歌手アイドルなんか聞くと
馬鹿みたいに歌がうまいし、
なんでそれが基準にならなかったか?といえば
日本文化が自分よりも劣っている人を
応援したい、支えたいっていう
なんていうかちょっとアレな習性があるからだと思うし、
そしてそんな健気なアイドル文化は
今やアニメでの花になっているように
別方面で花咲かせたわけで、
日本のアイドルに憧れている外国の人だって
けっこういるんちゃうの?って思います。
”カワイイ”は正義なんです。

それと同様に日本向けにできている
さまざまなカルチャーには
それぞれの土台があって、
それぞれの畑で育っていくところなんですよね。
だからわざわざ畑違いの「世界へ向けて」
なんていう戯言は言わなくて良いと思うんです。
「世界へ向けて」努力する人もいるだろうし、
「世界から欲される」人もいるし、
それらは応援されて当然だと思うけれど、
小さい畑を馬鹿にしては大きい畑のことを
目指すこともできないと思うんです。

その国内向けにすることによって視野が狭くなり、
大きな事務所が犯罪をねじ伏せてきたことなどは
また問題が違いますし、
色々と思うところはあります。

とにもかくにも。
冒頭のアレな方の話と似たようなものでは
サブカル方面で絶大な力を誇る
竹のクマさんがずいぶん前に
「若者は世界へ目を向けて」っていうことを
だいぶおっしゃっていましたが、
だからといって何かを下に見るって発言は
していなかったんですよね。
この辺が文化をよく知っている人と
そうでない人の差なのかなぁ
なんてことをつい感じてしまったりです。

まぁ結局のところ
高みしか認めない人と、
そうではなく広さを求める人との差
ということでもあるのかも。

と。
そろそろ明日からの展示に備えて搬入の時間なので
この辺で失礼いたしますよ〜。
モイモイのモイ!
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