ぶうりんの希望の種まき新聞

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「登校拒否・不登校を考える夏の全国合宿2011 IN 高知」参加してきました

2011年10月06日 | コラムDEぶうりん 転載
2011年8月1日記載記事

もう1週間以上も前のことになってしまって恐縮なんですが、すっごく楽しかったので、どうしても書きたくて、今更ながら、この場をお借りして掲載させてもらいます。

2011年7月23日~24日、「登校拒否・不登校を考える夏の全国合宿2011 IN 高知」に参加してきました。
「合宿」というと、ものすごくハードなイメージがあると思うんだけど、この合宿はメッチャ楽しいんです。でも言葉通り、スケジュールは、ハードですよ。というか、どれも参加したいと思う企画が目白押しなので、つい欲張って参加しちゃうからそういうことになるんだけどね。

毎年、日本全国のどこかの地で開催していて、今年は高知。「龍馬伝」の影響で全国からどっと押し寄せるかと予想していたんだけど、やはり東北地方からの参加が少なく、今年は参加者総数260人と少な目でした。それでも、北海道から沖縄まで、全国各地から集まっていたし、福島県と宮城県からの参加者とも知り合うことができた。被災地の状況についても少し情報を得ることができました。

ま、それはさておき、今年のメインは、精神科医・高岡健さんの講演会「子どもを理解するために ~発達障がいと不登校~」。
高岡さんは、精神科医でありながら、決して発達障がいを否定することなく、大切なのは、そういう個性を持った子どもたちが生きやすくなるために社会はどう環境を整えなくてはいけないか、という視点を持っている人で、話を聴いていても、本を読んでも、私にはとても心地よい。
ま、そんな高岡さんの話も面白かったけれど、その前段に、勝山実さん(自称・ひきこもり名人)の話を聴けたことがまた良かった。勝山さんのようなゆるやかな生き方」は、私のように毎日セカセカ生きているちっぽけな人間にとって、度肝を抜くような「発想の転換」のアイデアに満ち溢れている。ぜひこちらの地域でお招きして、みんなにもお話を聴いてもらいたいと思う。こどもステーションとは関係ないかもしれないので、不登校関係の活動(女性と子どもの支え合いの場「PROP」)で企画してみようかな。その勝山さんが最近書籍を出版した。「安心ひきこもりライフ」(太田出版)。これは、NPO法人全国不登校新聞社が発行する新聞「FONTE」に連載されていたものに加筆したもの。会場で販売していたので並んでいたけど、私の前で売り切れちゃった。「40冊持ってきたのにおかしい~」「そんなに売れるはずがない」って、欲がないね。さすが、ひきこもり名人!

そしてこの合宿の良さは、子どもの話を直接聴けること。「子ども・若者シンポジウム」では、不登校を経験した・あるいは経験中の子ども・若者から見える、親のこと・学校のこと・社会のこと・・・。不登校を乗り越えて、今の自分を肯定して生きている子どもたちの話からは、愉快だけど真剣な親の思いが見えてきて、自分と重ねたりしながら、考えることができる。そのことが、今の自分を「よくがんばってきたよね」っていう応援メッセージになったりもするから、おもしろい。

もう一つ、メチャクチャ楽しかったのが、二日目の分科会。
私は、~「発達障がい」と不登校~という分科会に参加した。これは、小道モコさんという、『あたし研究』という書籍を出版した、自閉症スペクトラムの当事者で、今は、執筆活動・講演活動・英語教師をされている方の講演。
これがメチャメチャ楽しくて、お昼休憩には昼食もご一緒させてもらって、いろんな話をした。
人って本当にいろいろ。この世の中は、大多数の人に合わせた社会になっているから、少数派の人が生きにくいんだよね。
小道さんのお話を聴いていると、すべての子どもたちが「このままの自分でもいいんだ」と感じて自分らしく生きていくことができたら、きっと誰もが幸せになれるのにって思う。そういう社会が作れるような気がして希望が沸く。
こどもステーションで、小道モコさんをお招きしたい。ぜひみんなにも聴いてほしいです。(今はまだ企画が立ち上がっていません。単なる私の願望です、あしからず)

本当に充実した日々でした。
高知の方々のおもてなしの心にも感謝感謝。
料理がとてもおいしかったです。風呂も良かった~。

来年は、北海道での開催となりました。
ん~、北海道行ってみた~い!


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