ぶうりんの希望の種まき新聞

絶望的雑感有りの希望的投稿ブログ。
世界中の子どもたちの笑顔と幸せのための新聞社。あなたにも希望の種をプレゼント!

乳幼児を連れて行かれる「パチンコ店」

2011年10月06日 | コラムDEぶうりん 転載
2011年8月4日記載記事

7月25日に、石川県のパチンコ店の駐車場で、1歳の女の子が熱中症の疑いで亡くなった。

もしかしたら、「小さな子どもをほったらかしでパチンコに夢中になっているなんて・・・」と思われる方もいるかもしれないが、私の発想はちょっと違って、「パチンコ店の中に子どもを預かる施設を作ればこんなことにはならないのに」だ。
こういう痛ましい事故は、私が若い頃からあった。もう1/4世紀以上前のことだ。
母親の苦労も知らず、『自分ならそんなひどいことをしない』と思っていたその頃の私は、悪いのは、パチンコなんかする母親だと思っていた。(今から思えば寒気がするような私でした)
でも自分が子育てして、落ち込んだり挫折したり、絵本の読み聴かせの会が子育てひろばにその機能を変えていく頃には、私の考えはチェンジしていた。

「一時保育」だって、近頃は子どもを預ける理由は問わなくなっているのが常識だ。つまり、パチンコに行って母親がリフレッシュすることだって認められているということだ。
でもそれだけではまだ足りないと思っている。
お金がなければ、わざわざ一時保育に預けて、パチンコで稼ぐようなことはしないだろう。
私は、パチンコ店が、子どもを預かる施設を作って、保育する人を配置する。そのことをパチンコ店の義務にしていけばいいのだと思ってる。たぶん、義務にすると、義務の遂行を保障するための補助を国が出さなければならなくなるから、義務にしないんじゃないかと思う。

今朝のラジオニュースで、児童を連れて車で来場する客の駐車場への入場を断るように、警察庁がパチンコ業界に文書を送ったと報道されていた。
ビックリして中国新聞を見てみたら、社会面に掲載されていた。(8月4日)
現在でも既に、駐車場に子どもが置き去りにされていないかなどの監視を1時間おきに警備したりしている状況の中、窓ガラスにスモークを貼って車内が見えないようにしたり、チャイルドシートにバスタオルをかぶせて子どもがいるかどうかわからないようにしていたりということが起こっているそうだ。
店内アナウンスでも注意を促していたそうだが、どんなアナウンスをしていたのだろう。
「車の中に子どもさんを置いた状態の方は、ただちに店内の託児へお預けください。託児料金は無料ですので、どうぞお気軽にお越しください」なぁんていうアナウンスだったら、子どもを車の中に放置しておくことなど絶対に起こらないはずだ。
本当に子どもの命を守ろうとするなら、社会のシステムを変えていかなければならないと私は思っている。
既に店内にキッズスペースを作って努力しているパチンコ店だってあるのに、「子どもを連れていたら駐車場にも入れない」なんて、そういった努力をしているお店への冒涜だと思う。

パチンコ店は駐車場は広いし、店内も広いから、『パチンコ店の中にこどもステーションの子育てひろばを作らせてもらえないかなぁ』って、考えてた。
今は、広島ガス東中国(株)さんにひろばのスペースをお借りすることができるようになって、その考えはお休みしているけど、スタッフが増えていけば、もう一つ別のひろばを作ることだってできてくると思う。
そしたら私たちが託児するの、もちろんパチンコ店の委託で。
神辺町には大きなパチンコ店がとっても多いので、パチンコ店を作るなら「子育てひろば」も、ぜひ!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿