ぶうりんの希望の種まき新聞

絶望的雑感有りの希望的投稿ブログ。
世界中の子どもたちの笑顔と幸せのための新聞社。あなたにも希望の種をプレゼント!

見直したい日本の(粗)食文化

2006年04月16日 | 過去の記事
日本人が地球環境に及ぼす影響を考えると、

日本人はもっとごはんを食べた方がいいんだろうな、と思う。


日本人は、もともと、ご飯などの穀類を主食とした食事に

みそ汁や漬物、常備菜を日常の食事として過ごしてきました。

しかし、戦後?明治の頃?から西欧の食文化が入ってくると、

これまでの日本の食文化が、とても貧弱に思われ始め、

隅っこに追いやられていきました。

すると日本の生態系がくるってくる。

パンを作るための小麦は、日本の小麦では油と混ざりにくく、輸入される

おかずは、肉類、卵類を中心としたたんぱくなおかず

食事の時には牛乳を飲みましょう、一日に200ccは必要です

一日に30品目の食品を取り入れましょう


お弁当に最適だった「おにぎり」(形態性・食べやすさ・保存性バツグン)までバカにされ、おにぎりと漬物を遠足にもっていこうものならば、「愛情不足」と非難され…

日本の食事は、腹が減るから食べる、生きるために食べる、自然とともに生きる

ということを忘れて、

贅沢を誇示するために食べる、ことになってしまった。

そもそも、西欧の食事は日本人の体質にあっていないのではないのだろうか

牛乳アレルギー、卵アレルギーで苦しんでいる子ども達がたくさんいる

私から見れば、無理して食べなくてもいいと思われる食品だが

日本社会では「必要・大切」と叫ばれるから、それを受け入れられないとなると
大変困ってしまう。

日本人が、もともとの日本の食文化を見直せば、豊かな水田や食事の時にギスギスしていないお母さんが戻ってくるのではないでしょうか。



入学式のシーズンというのに・・・

2006年04月05日 | 過去の記事
こちらの地域ではまだ桜の花を見かけません。
寒いのかなぁ、今年は…。
いつもなら、入学式まで花があるかしら…?
という時期なのに、遅いです、今年は。

桜の花が咲かないもう一つの原因は…

近所にあった大きな桜の木が4本。昨年の夏ごろに
根元からばっさりと切られてしまったのです。
地域の公民館の隅にあった大きな木です。
地域では主要とされている道路脇にあって、
通る人の目を毎年楽しませてくれていました。

花が終われば毛虫たちが大喜びでその葉っぱを食べまくり、
その虫を目当てに小鳥達が集まり…
通学途中の子ども達は、毛虫や糞が落ちてくるのを除けて
虫が葉っぱを食べる時の不思議な音を聞きながら通り過ぎていったものでした。

そんな地域にとって麗しの桜が一日のうちにばっさりと…
道路を広げるために切ったそうです。

地域の人は誰もがショックだったと思う。
そこに何十年も生きてきたまだ元気な年寄りの桜。

邪魔なものは排除して、便利な社会に変えていこうとする。

私はあの桜の無念を思うと胸が苦しくなる。
助けてあげることができなくて、ごめんなさい。
せめて、その木の枝や幹を地域の中で再生して生かしてあげたかった。
それすらしてあげられなくて、ごめんなさい。

結局、道路は広がらなかった。桜の木の200メートル手前で工事は終わった。
こんな片田舎の道路を広げる予算は、そうそうありはしない。
けれど、あの木はもうそこには無い。

桜の季節になると、胸が苦しくなる。

せめて、そこに桜の木があって、毎年私たちを楽しませてくれていたことを
みんなで思い出して、子ども達に語り伝えていきたい。

きっと、そこに生きていた証を木も残したいと思っているだろう。
私達一人ひとりの存在も決して排除されることが無いように…。

     ぶうりん