ちょうどデビュー25周年に合わせる形で、前作 "挑戦進化-HYPER PROGRESS" から3年ぶりの新作 "GOLDIVIN" を発表したフェンス・オブ・ディフェンス。先日の25周年ライヴでは、アンコールに、事前にアナウンスされていた織田哲郎に加えて、小室哲哉も登場し、1990年代のJポップを牽引したプロデューサーが相対する展開となり、1958年生まれの戌年5人によってT・レックスの "20センチュリー・ボーイ" が披露された。
さて、新作を一聴した限りでは、"円游律" や "挑戦進化-HYPER PROGRESS" においてひとつの柱となっていたプログレ的な要素はそれほど強くなく、むしろ発表後に事実上の活動休止状態に入ってしまったことから、その頭文字をとって "L.A.S.T." アルバムという意味深な、"LOGICAL AETHETICS SWIMMING TRAGEDY"(1999年)の系譜に連なる印象を受ける。おそらく、それは、曲調以上に、西村麻聡の書く歌詞によるところが大きい。ところで、ラスト"SEXAROID LOVE" の歌い出しは、どうしても(北島健二と縁のある)アン・ルイスの "あゝ無情" を連想させるのは穿った聞き方だろうか。
さて、新作を一聴した限りでは、"円游律" や "挑戦進化-HYPER PROGRESS" においてひとつの柱となっていたプログレ的な要素はそれほど強くなく、むしろ発表後に事実上の活動休止状態に入ってしまったことから、その頭文字をとって "L.A.S.T." アルバムという意味深な、"LOGICAL AETHETICS SWIMMING TRAGEDY"(1999年)の系譜に連なる印象を受ける。おそらく、それは、曲調以上に、西村麻聡の書く歌詞によるところが大きい。ところで、ラスト"SEXAROID LOVE" の歌い出しは、どうしても(北島健二と縁のある)アン・ルイスの "あゝ無情" を連想させるのは穿った聞き方だろうか。