constructive monologue

エゴイストの言説遊戯

33→27→10→10

2008年07月30日 | hrat
交流戦明けの成績が7勝18敗2分という失速によって、前半戦を42勝52敗2分で折り返すことになった楽天。結局、昨季前半戦終了時と同じ借金10まで膨らみ、指定席の最下位に安住し、そこからの脱出もままならない状況にある。

前半戦を振り返ってみれば、開幕4連敗でスタートした後の7連勝で球団創設初のリーグ首位に立つなど、勝率5割近辺を維持し、クライマックスシリーズ出場の期待を十分に持たせる展開が続いたわけであるが、その要因は岩隈を筆頭とする先発陣が安定し、不安を抱えていたリリーフ陣をカバーできていたことに求められる。たとえば去年は前半戦終了の段階で4点台の防御率とリーグ最多の失点が今季は防御率3.77で失点387と日ハムに次ぐ少なさである。しかしその先発陣も岩隈以外はほぼ壊滅状態に陥った帰結が如実に表れているのが7月の成績である。これで岩隈が五輪代表に選出されていたとすれば、後半戦の展望は絶望的状況に等しかったが、それでも一縷の望みを託すことはできる。

投手陣以上に梃入れが必要なのが打線である。チーム本塁打は12球団最小の47本(セリーグ首位の阪神よりも少ない)と長打力に欠ける打線のため、さまざまな小技を駆使して効率的に点を取ることが求められるものの相変わらず「安打多くて得点少なし」拙攻病に悩まされている。この状態が急遽獲得したセギノールの加入でどれだけ埋められるのかいささか疑問のあるところである。
コメント
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