日々想々

日々、想うことなどをつれづれに・・・。

GWツーリング第一弾~仁淀ブルーと戯れる

2013年04月30日 21時38分43秒 | NC700X


椿山集落から池川の街まで下りてきておやつタイムです。

目の前には仁淀川の支流が流れ、地元で採れたお茶のスイーツをいただいてまったりと過ごします。



安の河原というところで少し水と戯れました。



山頭火の句碑が立つ河原でしばらく清流を眺めて…。



沈下橋などを見学して…。



今夜の宿へチェックイン。実は山頭火の句集を持ってきていたのですが、あまり取り出すこともなく、やっぱり風流とは縁のない私…。



次の日には有名なひょうたん桜を見に行ってみました。もうひょうたん葉桜だったのはご愛敬。



四国山岳地帯には、こんな集落が多く存在します。



安居渓谷を訪ねるために前の日に通った道を再び走ります。



みかえりの滝。三脚構えるのもずいぶん久しぶりですね。



そして仁淀ブルー。この写真を撮るためにTG-1を持ってきたようなものです。水は手が切れそうに冷たく澄んでいました。



浅瀬から深いほうへ向けて水中にカメラを浸けるわけですが、足場の悪い石の上で体勢が悪いのでこの程度が精一杯でした。

仁淀ブルーの片鱗がお分かりいただけたでしょうか??

乙女河原から飛龍の滝へ向かって遊歩道を歩いていると…、



どきっ!これは本当にびっくりしました。何故、こんなところにこんな像があるのか…??



飛龍の滝もいい滝でしたが、日向と日蔭のコントラストが強すぎて写真を撮るにはあまりいい条件ではなかったようです。



TG-1にはもう一つの秘密兵器、フィッシュアイコンバーターをセットしていたので画角を比べてみます。

先ほどの水中写真もこのコンバーターをつけて撮りました。今度、これを持ってもう一度立神へ行ってみましょう。



ということで飛龍の滝を後にします。



この後、さらに上流へ向けて走っていくと、道がダートに変わりました。銀子、ダートデビューです。

意外とすんなり走ります。アンダーガード付けてタイヤ換えたらそこそこいけるかも?

で、しばらく走ってみましたが、キリがないのでUターンします。鈴子でリベンジ決定ですね。



来た道を引き返して…。



中津渓谷へも寄ってみます。ここが一番俗化しているようですね。



でも雨竜の滝は迫力がありました。



滝の下には虹も掛かっていました。

そろそろ時間も押し迫ってきて…。



長者という集落を最後に見学して帰ることにします。



石垣棚田と鯉のぼり、GWらしい景色を見ることができました。

まだまだ見たいところはたくさんあったのですが、とても廻りきれるものではありません。

後ろ髪引かれる思いで松山三津浜港へ向けて出発。5時過ぎのフェリーにどうにか間にあって自宅へ着いたのが夜9時過ぎ…。

今年もいいツーリングをすることができました。

さて、次は第二弾!林道三昧の九州路の予定です。




撮影:TG-1/XZ-2

GWツーリング第一弾~天界の集落 椿山を訪ねる

2013年04月29日 21時43分40秒 | NC700X


GW前半の三連休、いいお天気に恵まれました。

私は三連休のうち二日を使って四国仁淀川町へツーリングに行ってきました。

朝、7時過ぎのフェリーに乗るために午前5時に自宅を出発。途中の気温計を見ると5℃…。ふふふ、寒いはずだ。

でも1時間少々走れば船の上でぬくぬくと寝ることができるのでひたすら柳井港を目指し、無事に目的の船に乗船することができました。



今回は走る距離は大したことはありません。片道200km程度…、その代わりに見たいところがたくさんあるのでけっこう歩くことになるだろうと…。



同じ船に乗った下松のSR氏が四国は初めてということだったので松山市内を抜けるまで先導することに…。

我が故郷松山も年々車が多くなってきて息苦しくなってきましたね。これからも街の人口は増え続け、その反面、山村は過疎化が進むことでしょう。

この日訪れる予定の場所がまさにそんな場所なのです。



この日の行程の八割ほどはSR氏と同じ道筋だったのですが、私は写真を撮るために急に止まったりするので三坂峠の手前で別れます。

案の定、何回か追い抜いたりすれ違ったりしました。すれ違うことはないはずなんだけど…。(笑)



私は写真を撮ったりしながらのんびりと進みます。R33を走るのも久しぶりです。



仁淀川町に入りました。この日泊まる予定の宿を横目で確認してさらに進みます。



道は一気に山道らしくなりますが、四国の山岳道はもう何度も走っているので少々のことには驚きません。



かなり奥のほうまで集落があるんですね。でも四国はこれが当たり前…。



そのうちに見慣れた風景が見えてきました。石鎚山系の山々が目の前に迫ってきます。

地図によると筒上山の裏側のようです。筒上山は失業中に一度登りました。

で、カーブを曲がると突然、集落が現れます。ここが椿山集落。「つばやま」と呼ぶそうです。



昨年のGW夏のツーリングに続くシリーズ第三弾というわけで

ここ、椿山にも先のふたつと同じように平家伝説があります。

現在の人口は3人だそうで、これだけ家があるのに?という疑問は歩いているうちにだんだんと解けてきました。



ひと気のない集落を歩いているとシベリアンハスキーの子犬が繋がれていてじゃれついてきました。

飼い主の姿は見えず、寂しい思いをしていたようです。甘え鳴きをするのでしばらく遊んでやって…。



それにしてもこの斜面、昨夏の落合集落よりもさらに急な斜面に平行に家が建っています。

どこが人の住んでいる家かよくわかりませんでしたが、朽ちるにまかせた空家もあり、ひと気はないけれど手入れがされているような家もあり、

そんな家々がこの急峻な斜面に折り重なるように建っているのです。



安徳天皇の側近だったという滝本軸之進という人がこの地を見つけて云々という伝説がある、その霊社のまわりには小さな花が咲き乱れ、社を守っているようにも見えました。



集落を結ぶのは落合集落と同じように等高線に垂直な道と水平な道。



敷地が細長いので家も細長い家が多いようです。椎葉村の十根川重伝建地区も細長い家が特徴です。

霧立と石鎚山系、山の深さは霧立、険しさは石鎚山系、平家落人伝説のある場所は似たような地形の場所が多いのでしょうか?



氏仏堂には安徳帝、平知盛らが祀ってあるそうです。



氏仏堂の横には杉の巨木があり、これも八村杉のある十根川集落とよく似ていますね。ただし、八村杉は源氏側の那須大八郎手植えとされています。



50年前には150人ほどの人が住み学校もあったという椿山集落は全員が平家の末裔だったとされ、昭和50年くらいまでは焼畑農業が営まれていたとガイドブックには書かれてありました。



実は私もこんな風呂の焚口を知っている世代です。



集落の中を歩くだけでも一苦労、こんな斜面を何度も昇り降りしなければなりません。



ある空家の庭先から景色を眺めると…、景色は極上です。目の前の山の絶壁には一筋の滝がかかり、永遠のときを刻んでいるように見えます。



椿山だからなのか、椿の花を多く見かけました。



家の屋根があって、道があって、石垣の上にまた家があって…、そんな重なりが斜面に刻まれています。



人口3人でも集配にくるのでしょうか?



天界のガレージ(笑)バックで入れるのはかなり怖そうですね。



帰り道、また先ほどの子犬に会いました。



しばらく戯れて…。



「もう帰るよ」というと拗ねてしまいました。言葉がわかるんかな?



ここは「貝になりたい」のロケがあった場所としても有名です。



ちょうどこの辺りらしいですね。ひょっこり仲間由紀恵さんが出てきそう?



こういう集落を訪れるときはいつも思うのですが、行政としてはこういうところを観光資源として活用したい、

でも住む人がいなくなればどうやって維持するのでしょう?

昨年のGWに行った板井原集落、昭和30年代の山村風景がウリで県指定の重要伝統的建造物群保存地区になっていて

古民家を改造したカフェがあって…、それはそれでいいと思います。

ただ、それ以外の建物は廃墟に近いものが多かった。いったい何を見せたいのか?

ここも近い将来、住む人がなくなるのは目に見えています。もう倒壊している建物も少なくありません。

食器棚に調味料の瓶が残っていて、つい最近までそこに人々の営みがあったと感じられる建物が無残に崩壊している光景があります。

訪れたものは当然そういった光景も目にするわけです。

どう残してどう伝えていくのか、行政の手腕も問われると思います。



公民館の駐車場で帰り仕度をしていると、地元の方が数名、車のところへ降りて来られました。

会釈をすると、おじいさんと娘さんらしい人がにこにこしながら近づいてこられたので、もう一度ヘルメットを脱いで少しお話をさせていただきました。

おじいさんは最近までここに住んでいたそうですが、高齢のため、家族の住む町に移られたようです。

私たちは滝本軸之進の末裔だとおっしゃっていた女性の笑顔が印象的でした。




ではツーリングの続きはまた…。





撮影:XZ-2・TG-1

ライブハウス初体験

2013年04月21日 21時22分43秒 | 今日の一枚
はい、題名の通りです。

土曜日にtonnbiさんのライブが湯田で開催されるということで行ってきました。



8時開演で3人出演する中の3番目ということだったので、優雅に回転寿司など食べていると「ライブ、トップになりました。」というメールが…。

うへっ!慌てて寿司を詰め込んで、最後は走りましたがどうにかセーフ…。



かぶりつきに陣取って開演です。



屋内だし、近いので迫力があります。



この日のカメラはいろいろと悩んだんですがXZ-2をチョイス。



コンデジですがいい仕事をします。



では音のないライブをお楽しみください。

































ところで昨日、フミさんにギターを一本もらってしまいました。

ぐふふ…、私は人前で演奏できるような技量も度胸もないですけど

こっそり夜中に練習しましょう。楽しみ~♪




撮影:XZ-2

宇佐八幡宮のシャクナゲと大道理芝桜の里

2013年04月15日 23時56分12秒 | イベント&お出かけ

E-5

土曜日は日付が変わるまで遊んでいたわけですが、日曜日も寝て過ごすわけにはいきません。


E-5

今年はチューリップの見頃を微妙に外してしまったようなので気分を変えて宇佐八幡宮へ行ってみました。


E-5

シャクナゲがそろそろ見頃のようです。


E-5

小さな花を見るとついつい…。


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こんな野の花のほうが好きかも?

宇佐八幡宮を出発して、徳地のねむの木でオムライスを食べて…。

次は大道理の芝桜の里へ向かいます。


E-5

入口の民家の芝桜も十分に立派…。


E-5

入場の前にテンションアップしています。


XZ-10

おぉ!春らしいいい眺めです。


E-5

水を張った田んぼが水鏡になっています。


XZ-10

百笑倶楽部という名前がいいですね。


XZ10

入場したときに思ったよりもずっと広い範囲に芝桜が植えてありました。


E-5

寄りの写真を何枚か…。


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E-5


E-5

花撮り遊びを堪能して帰ります。

先週が悪天候だった分、今週末は思いきりカメラ遊びができて、実に忙しい 充実した週末でした。




撮影:XZ-10・E-5






寝違えたトリケラトプス伝説~念願の今岬・立神へ

2013年04月14日 17時22分09秒 | 山歩
平安時代末期、壇ノ浦の戦いに敗れた平家は滅亡、二位の尼は「浪の下にも都の候ぞ」と幼い安徳帝を抱いてこの海に入水した。

そして安徳帝の亡骸は木屋川を遡って現在の豊田湖畔で漁師の網に掛かり、二位の尼の遺体は潮流に遠く流されたのち、とある山陰の海岸に打ち上げられたという。

この浜が旧日置町二位が浜、北側に切立った地形に囲まれた美しい砂浜が続く。

そしてその東側に角のように突き出た岬があり、その先端には立神という奇岩が存在する。

その姿は海に頭を突っ込んで探し物をしている大魔神のようでもあり、寝違えたトリケラトプスのようにも見えるという。

あけぼの隊長が三度の調査を経てその場所を発見し、写真を見た私はぜひともこの眼で見てみたいと思っていたのだが

一度目は台風到来の悪天候により断念、二度目は集合場所へ向かう私が信号待ちで車に追突されるという不測の事態に遭遇して中止、

三度目は単独でトライするも道間違いでたどり着けず、実に四度目の挑戦ということに相成ったわけである。



ということで、昨日の土曜日は今岬の立神を見に行ってきました。

道の駅みとうであけぼの隊長と待ち合わせです。



実はここまで来るのが一番ドキドキだったんですね。信号で停まる度にバックミラーで後ろを確認して

後続車がきっちり停まるまでギアをローに入れてクラッチ握ったままいつでも飛びだせる体勢で信号待ちです。

で、無事にあけぼの隊長と合流しました。

前の事故のときに連絡先を知らなくて困ったので、ここでメールアドレスの交換。

オヤジふたりがあたふたしながらメールアドレス交換するのに30分近くかかったことは内緒…。(笑)



あけぼの隊長と合流さえすれば、もう今日の探検は成功したようなものです。

荒が峠林道を越えて行きます。誰もいない峠でまた30分ほどおしゃべり。

それにしてもモタード仕様のつるつるタイヤで何事もなく林道を走る隊長って変人 すごい!



おしゃべりしたり買い物をしたりでなかなか前へ進まなかったわけですが、とうとう今岬ベースキャンプまでたどり着きました。

そう…、このときもここまでは来られたんです。

ここから見当違いのほうへ歩いてしまって、今岬の付け根の海岸へ降りてしまったのでした。

今日は隊長の後をついて行けば間違うことはありません。



全然、思いもつかなかったところへアプローチするあけぼの隊長。これではわからないはず…。



入口さえ見つけてしまえば、道はしっかりしていて迷いそうなところはありません。

ときどき景色が開けて期待が膨らみます。



樹間越しに青海島方面。



最後のだらだらと上る意外にきつい坂を登り切ると…、灯台が見えてきました。

今岬灯台です。そしてその後ろ側へ廻り込むと…、



おぉ!夢にまで見た風景がついに目の前に現れました。思わず柏手を打って拝んでしまいました。

最初にあけぼの隊長の写真を見たときには「海に頭を突っ込んで探し物をしている大魔神」に見えたのですが

この姿はやはり「寝違えたトリケラトプス」ですね。それにしてもいい景色です。



四度目の挑戦にしてようやく到着です。長い道程でした。



で、灯台のところから5分ほど藪漕ぎして下の岩場へ降りてみることに…。



青海島方面。



千畳敷方面。二位が浜は少し奥まっているので見えません。



目の前の岩場には「みさご」という鷹の巣があるようです。



なんともオープンな巣作りですね。卵があるようでした。



危険な場所が大好きなあけぼの隊長、みさごの卵を狙っているようです。←うそです。(笑)

ここでご飯を食べて写真を撮ったりしながらまったりと春の海の景色を堪能して帰途につきます。



これはフデリンドウでしょうか?秋のリンドウに比べるとかなり小さくてかわいい花です。道沿いにたくさん咲いていました。



途中に神社があってお参りをして休憩です。

神社の裏から見ると…、前に間違えて海岸に下りたときに見えたのとよく似た景色が広がっていました。



この後は黙々と歩いてベースキャンプまで帰りつき、帰路もまた荒が峠越えで…。

そのあとは、フミさんちでGWツーリングの戦略会議兼とんびさんフミさんのスーパーライブ。

帰宅した時には日付が変わっていたのでした…。

関係ないけどトンガ、コンガが猛烈に欲しくなってきたぞ!




撮影:TG-1←アウトドア&林道ツーリングにはこれが最高!