さて、4日に仕事始めを済ませたものの、その後また土日休みということで実質今日が正月休み最終日…。
天気も良いようです。走り初めはまず鈴子から…。
ということで、
昨年の暮れの三連休に訪れて悪天候のために登らなかった平家岳に再チャレンジしてきました。
錦町側から木谷峡へアプローチして…。前回はこの辺り、雨中走行でした。
鹿落ちの滝。
今日は道端のつららがおもしろかったですね。木の根っこから滴る水が凍ってできたのでしょう。けっこう重そうですが、よく耐えています。
山からの湧き水も凍っています。
マクロで撮るとおもしろいですねー。でもあんまり遊んでいると先に進まないので…。
平家屋敷方面へ進むと徐々に雪が増えてきました。
平家屋敷手前から右へ登山口方面へ登ります。
今年初仕事は雪の林道でバイクを押すこと…。けっこう汗をかきましたが一銭にもなりません。
なのでここにバイクを置いて歩くことにします。
バイクを置いた地点から5分も歩けば登山口に着くわけで…。
標高は1000mを越える山ですが、本当の山道は500mしかない平家岳。
ただし、冬はどこまで乗り物でアプローチできるかによって歩行距離が変わります。
で、取りつきからいきなり尾根筋の急登で、おまけに笹藪…。
今日は笹藪に加えて重たそうな雪が存在するわけです。
実は家を出る前にアイゼンを持ってこようかとかなり悩んだのですが
今日はバイク優先でタフギアを履いてきたので持ってきませんでした。またもや大失敗…。
登りで10回以上はこけましたね。(笑)
で、こける度に雪まみれになってうんざりしてきた頃にふと振り返ると…、
いつの間にか背後に大展望が広がっていて、そうなると現金なもので笹藪漕ぎの苦労などすっかり忘れているわけです。
先行者はどうも野うさぎのようです。私を導くように足跡が続いています。
展望が開けてからも急登が続きます。
滑らないようにと木を掴むと、その木に積もっている雪を頭からかぶることになるわけです。あ~ぁ…。
結局、道程500mの登りを45分掛けて登頂です。
山頂標識は確かあったと思うのですが雪に埋もれているのか見当たりません。
標識があったので三角点を雪から掘り起こしてタッチ、リベンジ成功です。
で、今日は新しいテルモスに熱い紅茶を入れてきたわけですね。
なのに昼飯はおむすびなわけです。
まぁ、いいや…。
雪山=熱い紅茶という固定観念があるんだろうな…。今度からはお茶にしよう。
ぱんぱんに膨らんだザックの中身はフリースとダウンジャケット、つまりは暑くて脱いだ服なんです。
バイクで来るとこの辺りのレイヤー調節が難しいですね。
私、冬でも山に登るときは下着+ソフトシェル一枚なもので、脱いだ服が荷物になるというジレンマを抱えているわけです。
山頂でうろうろしていると天気がよくなってきました。
ツイッターにはかろうじて送信できたのですが、MIXIはだめでした。どうもMIXIは重いような気がします。
雪の山も久しぶりでしたが、やっぱりいいですね。
帰りは足取りも軽く、でも滑ってこけたり雪をかぶったり…。
途中でめんどくさくなったので尻滑りでジェット下降です。
が、尻滑りをするには若干雪が足りなかったようで、後で見るとズボンの尻が真っ黒!
ですが、童心に帰って?というかもともと子供と変わらないんですけど、雪遊びを堪能してきたのでした。
あとは林道バイクのところまで帰るのみ。
青空が見えれば機嫌がよくなる単純なおじ一人、鼻歌など歌いながら…。
大根おろしにはならないけどかき氷にはなるねぇなどとぶつぶつ独り言を言ってみたり…。
鈴子がひとり雪の中で待っていました。
で、今日、雪の林道を走ってみて大発見をしたのですが、それは鈴子よりもちとせ号のほうが雪道は走りやすかったということです。
原因はわかりませんが、たぶん、ちとせ号の前輪と後輪の荷重のバランスが絶妙だったか、あるいは小さなトルクを安定して発生させるエンジン特性か?
意外でした。鈴子は少しフロントヘビーなのかな?前からバランスを崩してしまいます。でもまぁ、いっか。
帰りは峠を越えて長野山側へ下りて。イイギリの実がたくさん残っていました。
鹿野SAで熱いラーメンをいただいて今日の走り初め&平家岳リベンジはおしまい。一日気持ちよく遊んできました。
撮影:Tough TG-1