日々想々

日々、想うことなどをつれづれに・・・。

石鎚の話題が出たので…

2013年01月22日 21時28分01秒 | 山歩
日曜日に防府の石鎚山へ登ってきたのですが、

やはり石鎚といえば四国…。



私の故郷愛媛の石鎚山です。確かこれが最後に登ったとき、2001年の大晦日のようです。



ロープウェイで成就社まで上がって、雪の登山道を黙々と歩きました。



通常3時間程度の道程を4時間以上かかったかな?雪山で食べるカレーヌードルは絶品でした。



天狗岳を背に11年前の私…。若いねぇ。(笑)この写真はこのブログのプロフィール写真にも使っています。



この山行の何年か前、失業中にテントを担いで三つ並んだ一番遠くに見える山、堂ヶ森の天場で独りぼっちの夜を過ごし、次の日に雨の中を石鎚まで縦走しました。

キャンプの夜、歩いている最中、丸二日間誰とも話をせず…、人生を考えましたねー。

遠き日の思い出です。



撮影:Fuji FinePix4900Z(←確か400万画素くらいだったような…)


新年会明け林道ツーリング

2013年01月20日 22時58分12秒 | DJEBEL200
土曜日は山を彷徨った後少し昼寝をして、オジ3人でプチ新年会です。

で、話の流れから林道へ行こうということになって、11時に萩集合!



昨夜、家に帰りついたのが午前3時過ぎ…。昨夜というよりも今朝早くという感じですね。

それでもツーリングに出かける朝はパチッと眼が覚めるものです。



今日は旧川上村近辺の林道を走るわけですが、先導役のフミさんもだいぶん道を忘れてきてるようです。

私もこの辺りの林道は走ったことがある程度のレベル…。この辺りを走るのは木枯らしツーリング以来ですね。



林道には雪が残っていました。これくらいの積雪なら身体も温もっておもしろく走ることができます。



フミさんも完全復活の日が近いようですね。



迷路のような林道を楽しんだ後は…。



tonnbiさんお勧めのちゃんぽん屋に連れてきてもらいました。

ちゃんぽんなのに細麺なんです。激うま。萩に来る楽しみがひとつ増えました。



その後は海へ…。

砂浜をちょびっと走ってここで解散。

最後にフミさんが迷子になるというハプニングがありましたが、今日もよく遊びました。



撮影:TG-1


気になる岩峰を目指して迷子になる~防府石鎚山(山上山?)

2013年01月20日 20時51分19秒 | 山歩


防府矢筈ガ岳の向う側にずっと気になっていた岩峰があります。

ネットで検索してみるとどうも登る道がありそうなので土曜日に挑戦してきました。

登り口にはほとんど読めない字で石鎚山登山口と書かれてある標識があります。

近くの広場に車を停めさせていただいてさっそく歩き始めます。



道の舗装が切れたところに山道の取りつきらしきものがありました。

他にそれらしいものがないのでここから山道へ取りつきます。



で、しばらく行くと道が二手に分かれていて、後で考えるとこれが本当の運命の分かれ道。

一時間程度で登って降りて来られるというルートを道間違いで2時間以上彷徨う破目に陥りました。ここは右が正解です。



で、間違えて直進した私はテープを頼りに登ってゆくも雑木林の中で道がなくなってしまい、うろうろしていると崩壊地に出てしまいました。



高い所へ登れば何かわかるかと崩壊地を一番上まで登って、そこから稜線に上ろうと思ったのですが適当な場所がなく、

一か所、なにか獣が登ったような場所がシダの藪にあったので取りついてみるも、二本足の私ではどうしようもなく、諦めて崩壊地を下ってみると

下の方にピンクのテープを発見!きっとあれだ!と、もうこの時点で正常な判断ができてないおバカな私…。



木に巻いてあったピンクのテープに導かれてどんどん藪の奥へ誘われていくのでした。



地形的にどうも谷底を稜線に向けて真っ直ぐ突き上げてゆく感じで、だんだん登りが急になっていきます。



それでも続くピンクのテープ…。空が明るくなってきたので稜線が近いことに間違いはないようです。が…、



えーっ!これ登るん??もう気分はイノシシです。完全に四足になって這うようにシダ藪をよじ登ります。

稜線に出ればきっと快適な道があるはず…。そのときはそう信じていました。

で、登りきったところはただの雑木藪。どこをどう歩いていいかわかりません。

そして樹間越しにちらっと見えたのが目指す岩峰。

私が登ってきたのは矢筈ガ岳本峰に近い場所のよう…、ならば、石鎚山へ下りる道が稜線上にあるはず、としばらくうろうろしてみるもそれらしきものは見当たらず

道のある山しか歩いたことのないハイカーの身でそんなところを下るのは危険と判断して(←ここだけ正常な判断)登ってきた道を外さないように逆戻りです。

この頃には、うすうす運命の分かれ道の存在に気がついて思いっきり後悔しながら下るわけです。(笑)

登りが急だった分、下りはあっという間、余分に歩いた距離は思うほど大したことはありませんが精神的疲労で足取りも重く…。



正しい道は踏み跡も明確で迷いそうなところもありません。

最初の崩壊地点あたりで道間違いに気がつくべきですね。

それと登る前に山を漠然と見ないで方向感覚を頭に入れることも大事。地元の低い山を舐めてはいけません。



しばらく植林帯を歩いて沢を一本越えて…。



見通しが利く場所に出てみると、間違ったルートは目の前に見える尾根の向うの谷を詰めていったようです。



ですが、いつものように視界が開けてくると、そんなしんどい思いをしたのも忘れて…。



石鎚山の名の通りミニ鎖場も現れました。ここを登りきるとあっけなく山頂です。



山頂は少し広場になっていて石造りの祠があります。お決まりの記念撮影。



で、いつものようにちょるるのタオルで汗を拭き…、あっ!しまった!間違えてバリィさんのタオルを持ってきてしまったぁぁぁあああああ!

バリィさんのタオルもこれからよろしく~♪ということで。



高さは大したことありませんが絶景です。こちらは大平山方面。



石鎚山なのでこの人は役小角さんでしょうか?



麓に停めた車も見えます。



正面には八幡岳。



矢筈ガ岳の裾の向うは右田ヶ岳。



こっちは何山かな??

というわけで四方の眺望を楽しんでビスケット食べたら下山開始です。



矢筈ガ岳方面へ行く踏み跡もあります。



が、この踏み跡を辿って初めに間違えて登ったところまでたどり着ける自信はありません。自信のない所には行かない。これが鉄則。



20分ほどで無事に下山。

麓には何事もなかったようにお地蔵様が佇んでおられるのでした。




撮影:TG-1

初走り&リベンジ~雪笹漕ぎの平家岳

2013年01月06日 18時01分55秒 | 山歩


さて、4日に仕事始めを済ませたものの、その後また土日休みということで実質今日が正月休み最終日…。

天気も良いようです。走り初めはまず鈴子から…。

ということで、昨年の暮れの三連休に訪れて悪天候のために登らなかった平家岳に再チャレンジしてきました。



錦町側から木谷峡へアプローチして…。前回はこの辺り、雨中走行でした。



鹿落ちの滝。



今日は道端のつららがおもしろかったですね。木の根っこから滴る水が凍ってできたのでしょう。けっこう重そうですが、よく耐えています。



山からの湧き水も凍っています。



マクロで撮るとおもしろいですねー。でもあんまり遊んでいると先に進まないので…。



平家屋敷方面へ進むと徐々に雪が増えてきました。



平家屋敷手前から右へ登山口方面へ登ります。



今年初仕事は雪の林道でバイクを押すこと…。けっこう汗をかきましたが一銭にもなりません。

なのでここにバイクを置いて歩くことにします。



バイクを置いた地点から5分も歩けば登山口に着くわけで…。



標高は1000mを越える山ですが、本当の山道は500mしかない平家岳。

ただし、冬はどこまで乗り物でアプローチできるかによって歩行距離が変わります。



で、取りつきからいきなり尾根筋の急登で、おまけに笹藪…。

今日は笹藪に加えて重たそうな雪が存在するわけです。

実は家を出る前にアイゼンを持ってこようかとかなり悩んだのですが

今日はバイク優先でタフギアを履いてきたので持ってきませんでした。またもや大失敗…。

登りで10回以上はこけましたね。(笑)

で、こける度に雪まみれになってうんざりしてきた頃にふと振り返ると…、



いつの間にか背後に大展望が広がっていて、そうなると現金なもので笹藪漕ぎの苦労などすっかり忘れているわけです。



先行者はどうも野うさぎのようです。私を導くように足跡が続いています。



展望が開けてからも急登が続きます。

滑らないようにと木を掴むと、その木に積もっている雪を頭からかぶることになるわけです。あ~ぁ…。



結局、道程500mの登りを45分掛けて登頂です。

山頂標識は確かあったと思うのですが雪に埋もれているのか見当たりません。

標識があったので三角点を雪から掘り起こしてタッチ、リベンジ成功です。



で、今日は新しいテルモスに熱い紅茶を入れてきたわけですね。

なのに昼飯はおむすびなわけです。

まぁ、いいや…。

雪山=熱い紅茶という固定観念があるんだろうな…。今度からはお茶にしよう。



ぱんぱんに膨らんだザックの中身はフリースとダウンジャケット、つまりは暑くて脱いだ服なんです。

バイクで来るとこの辺りのレイヤー調節が難しいですね。

私、冬でも山に登るときは下着+ソフトシェル一枚なもので、脱いだ服が荷物になるというジレンマを抱えているわけです。



山頂でうろうろしていると天気がよくなってきました。

ツイッターにはかろうじて送信できたのですが、MIXIはだめでした。どうもMIXIは重いような気がします。



雪の山も久しぶりでしたが、やっぱりいいですね。



帰りは足取りも軽く、でも滑ってこけたり雪をかぶったり…。



途中でめんどくさくなったので尻滑りでジェット下降です。

が、尻滑りをするには若干雪が足りなかったようで、後で見るとズボンの尻が真っ黒!



ですが、童心に帰って?というかもともと子供と変わらないんですけど、雪遊びを堪能してきたのでした。



あとは林道バイクのところまで帰るのみ。



青空が見えれば機嫌がよくなる単純なおじ一人、鼻歌など歌いながら…。



大根おろしにはならないけどかき氷にはなるねぇなどとぶつぶつ独り言を言ってみたり…。



鈴子がひとり雪の中で待っていました。

で、今日、雪の林道を走ってみて大発見をしたのですが、それは鈴子よりもちとせ号のほうが雪道は走りやすかったということです。

原因はわかりませんが、たぶん、ちとせ号の前輪と後輪の荷重のバランスが絶妙だったか、あるいは小さなトルクを安定して発生させるエンジン特性か?

意外でした。鈴子は少しフロントヘビーなのかな?前からバランスを崩してしまいます。でもまぁ、いっか。



帰りは峠を越えて長野山側へ下りて。イイギリの実がたくさん残っていました。



鹿野SAで熱いラーメンをいただいて今日の走り初め&平家岳リベンジはおしまい。一日気持ちよく遊んできました。




撮影:Tough TG-1



吹雪の初登り~西目山大日コース

2013年01月03日 21時07分20秒 | 山歩

皆さん、新年明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。



と、いうわけでお正月休みも今日が最終日。明日は仕事始めです。

大晦日から昨日まで帰省旅行で、今日は久しぶりにゆっくりとした朝を迎えました。



今日の天気予報は曇り時々晴れ、ただし気温は最高が3℃と寒さが厳しいようです。

が、窓から見える西目山がおいでおいでと誘っているようなので出かけてきました。



今日は大日コースを登ることにします。

昨年の登り初めが、奇しくもこの西目山でした。



今日は右田小学校前の駐車場に車を停めさせていただいて、大日コースの入口まで歩きます。

距離があるようですが、ウォーミングアップにちょうど良いプロローグです。

登り始めの石段で息を弾ませ、しばらく樹林の中を行くと見晴らしが徐々に良くなってきます。



これからはずっと展望の尾根道歩き…。道はそれなりに険しくても変化があって飽きません。



ここにも仏様がいらっしゃいました。登山の安全を祈って手を合わせます。



低い山ですが展望は抜群!新幹線の線路が足元から延びているように見えます。この下にトンネルがあるのかな?



目指す頂上はまだずいぶん遠く見えますね。



右田ヶ岳は常に傍らに見えています。先々週、はずみで登ってしまった勝坂コースの岩場もはっきりと見えますね。

ここから見ると、とてもはずみで登るようなコースではありません。もう一度、きちんと挑戦してみたいですね。



この辺りからまた吹雪き始めました。



そして歩き出して初めてハイカーとすれ違いました。九州の朝倉から来られたそうで、古処山のツゲ原始林の話題などでしばらくお話をさせていただきました。

古処山にも登ってみたくなりましたね。



話をしていて少し寒くなってきたので、再び歩き始めます。ルートは核心にさしかかりました。本当に楽しいルートです。



頂上の電柱もずいぶんと近く見えます。



頂上手前のピークからいったん下って、庇のような岩の下を通って再び登り返せば頂上はもうすぐそこです。



雪雲も通り過ぎたようで青空が見えてきました。



右田ヶ岳はこちらから見るとシンメトリックに見えます。頂上のように見えるのが西の峰、頂上はこの裏側にあります。



お約束の証拠写真。



証拠写真を撮ったら少し引き返して見晴らし岩に座り込んでおやつタイムです。冬場はやっぱり暖かい飲み物が欲しいなぁ…。

去年買ったばかりのテルモスを五万堂渓谷で落としてからずっとペットボトルだったので、もう一度買おうかな。



防府の街並み、こじんまりとした街ですね。



帰りは勝坂コースへ下りることにしました。



大日コースを登って西目山の頂を踏み、勝坂コースを下りて262号を渡って右田ヶ岳勝坂コースを登って天徳寺か、塚原コースで下りて周遊するのもいいでしょうね。

来季あたりまでにそんなルートをこなせるくらいの体力と気力を充実させていきたいと年頭に相応しく目標を立ててみたり…。



昨年の初めにここから初登りをしたのが、山登りを再開した最初の山行でした。



夏の間、ほとんど登らなかったのが反省点ですが、限られた休日の中でいろいろと遊ばないといけないので(笑)山もバイクもカメラも楽しめる複合スタイルを確立したいですね。

というわけで、吹雪に巻かれたりもしましたが、今年も無事に登り初めを済ますことができました。

次は走り初め2台だな。いそがしいそがし…。




撮影:TG-1←??