共感すること

これまでの人生をここ数日振り返っていました。
人生にはさまざまな出来事、出逢いがあり、一つ一つが自分にとって、とても大切な宝物であったように感じます。

そんな中で嬉しかった時の自分を思い出していました。私の人生の前半 特に若い頃は、あまり社交的でなくどちらかと言えば、自然や書物や音楽などによって癒されてきたように思います。

そんな時期が過ぎ 仕事も始め、人と関わる中でとても嬉しかったのは、自分の感性に共鳴してくれる方との出逢いでした。

多くを語らずとも、共感して受け止めてもらえる体験は、何にも代え難いようなありがたい感覚でした。

私たちは、つい人の話を聞くとアドバイスをしたくなったり、自分の知ってることを話したくなってそれを相手が喜んでくれると錯覚してしまいがちです。でも本当に心が疲れた時、行き詰まって動き出せないとき、一番有り難かったのは、共に感じてくれることだったように思います。

失恋をして大切な人をなくした時、人間関係につまづいて、自分って孤独だなぁとため息をつくとき、そんな時に そばに寄り添ってくれる人が一人でもいたら、また新たな道を歩んでいく力が生まれるのかもしれませんね。