「全ての出来事は合意の上で起きている」と聞いた事があります。
合意といっても、私たちの表面意識ではよくわかりません。
例えば、ある人と出逢って、仲良くしていてその方から縁を一方的に切られたという経験をされた方は多いと思います。
恋愛関係だけでなく、仕事関係や、友人などでも、そのような出来事が起きた時、私たちは、愕然として、その相手に裏切られたような感じがして、とても嫌な感覚になってしまうかもしれないですね。
でも、潜在意識の次元でその出来事を見ると、全く違う見方になっていったりします。
「縁を切られたのではなく、深い次元で離れることを合意している」という視点です。
昔、とても信頼し、仲良くしていただいただいた女性からいきなり縁を切られた体験をした事がありました。
その時はとてもショックで、青天の霹靂のような感覚で、立ち直るのに相当な時間がかかりました。
その方は私の先生という立場の方で、しかも今のパートナーとの結婚に大きく関わってくれた方でもありました。
その方から、「私の役目は終わりました、これで終わりです」と言われたとき、その意味がわからなかったのですが、その方は、私にとって「扉を開く人」だったのだと後になりわかりました。
私自身も深い次元では、縁が切れる事に合意していたのだと思います。
もし、そのままずっと繋がっていたら、きっと私はその先生に依存し、ある意味、自由に動けなかったのだと思います。
共通の友人から、先生は、折に触れ、私のことをその後もずっと気にかけてくださっていたと聞き、ありがたく感謝の気持ちでいっぱいになりました。
今でも時々、夢の中では会っているような感覚があるので、きっと深いソウルメイトさんだったのでしょう。
このように、縁が切れた時、裏切られたとか、嫌われた、捨てられたと思うのではなく、縁が切れた事によるプラス面を見つけてみたり、それが一方的なものではなく、「合意の上で起きた出来事」という視点を持つ事により、いろいろと気づきが起きてくると思います。
2012年に「バランスの法則」について学んでから、全ての出来事には実は、プラス面とマイナス面があるという事がわかりました。
縁が生まれるのも、切れるのも、私たちにとって、合意の上であり、また両面あるのだとわかると、今ご縁をいただいてる方にも感謝、そして、切れてしまった方にも感謝の気持ちがわいてきますね。