=====> Pt.1 からの続きです。
寂光の滝付近から羽黒尾根を登って、女峰山山頂に達しました。天候が良くなければ、女峰山のピークは何度も来ているので、来るまでもないのですが、。今日は、初めからピークまでは行ってみようというのが、主旨のひとつでもあったのです。今日のここまでの行程はある程度知っている行程でしたので、歩きとしては、冒険的なものはなしです。
復路の馬立分岐からモッコ平のルートは、諸先輩がたの記録によると、エアリアマップで実践ルートなのにも関わらず、笹で消え入りそうな状態だとか、ある意味、その辺りが後半の楽しみでもあります。
先ほどまで見上げていた赤薙山からの稜線を見下ろして、下山開始です。
下っていく方面の沢が見えています。こうやって見ますと、一機に下っていくコースなのがわかります。
唐沢避難小屋周辺はまたもや誰もいません。ベンチに腰掛けて、軽く食事をします。志津方面から単独の娘さんが一人上がってきました。避難小屋の前の石像がいつもより、いい写真に撮れました。20年以上前、初めてこれを観たときは、後ろもっと破壊していました。ずいぶん修復されているようです。
途中、明るい地点ではイワカガミ。これは真ピンクでした。何箇所かで咲いていました。
シャクナゲはくらい森の中で。まだ開花前ですが、つぼみの色彩は綺麗です。
鬱蒼とした森を下って、女峰の冷水の水場で、水をがぶ飲みします。そのあたりで、登ってくる女性3人とすれ違います。この尾根を登ってきたのは4人だけでした。
(結構下って、沢が近くなると、明るい沢沿いのコースになります。ここは何度かかなり以前に登っていますが、あまり記憶に残ってない、というかあまり特徴のないコースです。)
馬立分岐付近まで下りてくると、登山道と平行している沢の堰堤工事の様子がよく見て取れます。凄いことになっていますが、こうでもしないと、この山は崩れて仕方がないのでしょう。
(馬立、浦見の滝、分岐)
分岐から、南、南東方面に折れモッコ平に入っていきます。いきなり笹が少々深めですが、笹の下に踏み跡はあります。目印に導かれて、モッコ平へ入場。
前情報通り、板の目印は頻繁に出てきます。最初は斜面を巻くようにコース取りしてあります。
振り返ると、大真名子山が格好よく見えています。(p ↓) 見出し写真のような笹原が四方広がっていて、女峰山の広大さを感じさせます。
馬立分岐から20分くらいまでは、笹は深いものの踏み跡も明瞭でなんだ、こんなものか、とも思ったものです。その後、急に笹が深くなって、踏み跡も有るのかないのかといった地点も出てきました。基本目印を追って、ささっと歩けました。
笹も落ち着いて、広い尾根型。左に別尾根が見えて、これもなだらか。尾根右側はミツバツツジの花がまた出てきました。
分岐から1時間30分歩いても、モッコ平真っ只中って感じで、モッコ平恐るべし。
歩いているコース脇のかなり遠い地点、左右とももシロやムラサキの花が確認できますが、この期に及んでは、見に行く気力はありません。
広い平原をずっと緩やかに降りて、小走りくらいでも歩ける快適コースです。馬立分岐から1時間20分くらい歩いて、ようやくモッコ平は終わりの雰囲気、。ヤマツツジ咲く林の中に下って行きます。
若子神社まで降り立つ最後の10分くらいは、一般ルートがどこかよく分からず、すぐ脇の尾根型を歩いて、尾根分岐で地図読んだりと、ちょっと悩みましたが、すぐ正規ルートに復帰。寂光の滝を見て、若子神社に降り立ちました。神社からは、細い舗装路を10分ほど歩いて路駐場所に到達。今日は、羽黒尾根の花見、山頂までの歩きができて、初めての広大なモッコ平を歩いて、バリエーションには富んだ歩きでした。
まだ14時少し過ぎで、自分としては予測より早く降りてこられました。ある程度行程は長かったと思いますが、ヘトヘト感はあまりありません。ヘトヘトになると、なな”は飯が喉を通らなくなるのです。この時間なら、最近常連になりつつある日光の定食屋さんの昼の部に間に合います。ギリギリ飛び込んで、スタミナのあるものでも食べて、明日からの仕事に備えましょう。 ■■
(寂光の滝)
(若子神社)
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自分も日曜日に行きたかったのはヤマヤマだったんですけどネ。前日の疲れが残っていて,さすがに女峰は無理でしたヨ。
それにしても,表題が言えて妙でピッタリですネ(笑)。
分岐からモッコ平方面に折れて,カラ松の巨木が出てくる辺りの雰囲気が好きで,いずれ秋にでも再訪したいんですが,いかんせんモッコ平がネェ・・・嫌いじゃ無いんだけど,いい加減長くて。。。
まぁ,あえて霧の深い日に,コンパスのみで歩いたら最高に楽しそうな気はするケド(笑)。
GWは本人もビックリの7連休で、北アルプスにでも遠征したかったのですが、母親が治療不可能な難病を患い、実家の大分に遠征ということに。少しでも母親の側にいてあげたい気持ちと、辛そうな姿をこれ以上見たくない気持ちと、とにかくいろいろな感情がこみ上げてきます。ななさんもお母様を大切にしてあげてくださいね。
私は最近、兵庫県内や福井県の低山中心に登っています。やはりこの時季は新緑とツツジや石楠花などの花が楽しみですね。先日登った山で、クリンソウという花を初めて見て感激しました。
モッコ平は本当に広大ですね、志津林道辺りもなだらかな大平原なので、あの山域どれだけデカイのだよ、と思ってしまいます。
モッコ平周辺は、紅葉の頃も美しいでしょうね。あのモッコ平、目印なしで歩くとかなり、地図/コンパス読みになりますね。
でも、想像していたほどは、笹は濃くなかった印象です。
ムークンさんのご実家、大分でしたね。お母様の病気、少しでも快方に向かわれますようお祈りいたします。
私も親は大切にしなければとはおもうのですが、ついつい荒い話し方をしてしまったりで、お言葉、肝に銘じるようにしたいと思います。
兵庫や福井のお山ですか、ちょっと想像もつかない山域ですが、いい山もたくさんあるのでしょうね。クリンソウは栃木の山でも見られます。とても鮮やかで、可憐なお花ですよね。
連チャンの女峰山、お疲れ様です。
それにしても、日の高い内に御帰還、凄いものです!自分は、いつも10時間越えの歩きが当たり前で、ボロボロで何とか帰ってきたという感じでした。
馬立の堰堤は7、8年前に完成していたような記憶です。完成時には、岩石の堆積が全く無くツルツルのコンクリート面が光っておりました。10年たたずして、相当の変わりようです。当時は、モノレール軌道があったりしたものですが。
裏見の滝コースは、以前より寂光の滝コースより判りずらかったのですが、今月初めに歩いた時にはさらに藪化が進んでおりました。裏見滝、寂光滝コースとも、金属プレート頼りのコースになりそうですね。
モッコ平に悪印象を覚えなかったななころびさんなら一つ東の本当にだだっ広くてどう歩くべきか迷いそうな尾根も平気で歩かれたりするのかなと思いました。まあ二週連続で女峰にいかれたことですししばらくはこの辺り歩かれることもないかと思いますが(笑)。
馬立から南下してすぐ東へと横断する尾根、あそこ針葉樹の下に笹が生えてなくてついふらふらと近寄りたくなりましたがあちらの尾根で下ってみるとか女峰南面は広くて色々考えてしまいますね。
2週連続女峰山塊に行ったのは、さすがに初めてかと思います。今回は、前の週に羽黒尾根を歩いていて、ほとんど感じがつかめていたので、想定より早めに歩けました。当日以降にばてるのが嫌で、登りの避難小屋からは、ポイントポイントで各駅停車/休憩でした。
馬立の堰堤は、出来る前しか知らないのですが、8年前ころはピカピカだったのですね。あの山は絶えず崩落を繰り返しているのでしょうね。
浦見の滝へは、さらにヤブ化しているようですね。前週お会いした単独女性も、裏見の滝へのトレース探しは必死だったと言ってました。ちょっと怖いですが、今度覗きに行かなければと思っております。
もっこ平は、体には負荷のかからないなだらかな下りだったので、自分としては想定より安堵の尾根でした。マークを追うゲームのような歩きですが、あそこで鈴がないとちと怖いですね。私なら叫びながら歩きます。
モッコ平の東隣のなだらか尾根は、平穏そうな尾根でした。ちょっと偵察しました。
馬立から南下してすぐ東へと横断する尾根ですか、あまり今まで考えたことのない尾根ですね。そういった所まで、目が行くふみふみぃさんは、さすがというか、こちらの世界にどっぷりって感じで、とっても好感が持てます(笑)。