入山日 2013年2月10日(晴) 単独 (626.9m三角点を過ぎたあたりの尾根道、渋さ一発のみの尾根。)
2/11は、Yさんとそのお友達(私にとっては初めまして登山)と雪山歩きの予定。2/10に歩き過ぎはよくないと思い、ボリューム的に少なめの山を選んだつもりでした。2週連続の火戸尻山歩き。今回は626.9m(三角点)の南尾根末端から歩き、626.9mへ。641P、675Pを経て火戸尻山/南東尾根を辿り、山頂をめざしました。先週は無かった火戸尻南斜面の積雪ですが、今回は大部分で2cm程度の積雪があり、凛とした空気の中、先週とはまた違った歩きが楽しめました。(予告編より)
コース ふれあいの郷小来川P 7:33 (564P経由) 626.9P 8:54 675P 10:00 火戸尻山 11:08 -11:15 (南尾根経由で下山) 車道出会 12:30 スタート地へ 13:13
前週、念願だった火戸尻/鳴虫山間の尾根を辿ることができた。帰ってからネットを見ているうちに自分が歩き出した火戸尻山までの登りで歩いた南東尾根より、南東方向に水草沢、宮小来川方面に長く延びる尾根があることを知る。野球親爺さんの記事で知ったのだが、しぼれさんも歩かれているようで、途中626.9m三角点を経由するコースらしい。この日の山歩き制約条件にも合うようなので、軽く歩くつもりで出かけてみた。あの地味な火戸尻山に2週連続で登るのもななころびくらいのものだろう、やはり私は変わり者なのだろうか。しかし、大して楽しい歩きができるとも思えないこんな山域に向かうのも今は楽しくてたまらない状態。それと、小来川周辺の静かな山村風景が気に入ってしまったのも確か・・・。2/11のレポに追い越されてしまったので、簡潔にいこう。
歩きだし地点、ふれあいの郷小来川から見たこれから歩く尾根末端、7:30頃。
山への入口には、愛宕山神社へ?のような道標が立っていたと思う。神社に向かうような参堂状の道が整備されていて、それを利用して数分登っていく。(写真下) このあと自然の尾根状をしばらく緩やかに登ると神社のあるピークへ・・・
歩き出しから25分ほどで神社に到着、ここが愛宕山か。神社の前に並ぶ石像があった。
愛宕山神社からは尾根を北に進む。時に急登、時に平坦(写真下)にを繰り返し、地形図に現われない小ピークをいくつか超えていく。
(三角点までの尾根、急登地点。)
地形図では緩やかに登り続ける尾根であるが、実際に歩くとこんな小ピークをいくつか超えなければならない。(写真下)
3日ほど前の降雪により尾根上には薄っすら積雪、大部分は2,3cmの積雪で、吹き溜まり箇所のみくるぶしがもぐる程度。要するに積雪はたいしたことはない。急な登り降り地点だけ、ゆっくり歩く。この日はアイゼンの出番は無し。三角点626.9P直下はかなりの急登(写真下)
登り始めて1時間20分地点の平坦地/小ピーク,植林帯?の中の眺望も全くない冴えない場所。少し降りにかかって、ふと閃く。ここが626.9Pではないのだろうか。野球親爺さんの記事によるとRK氏の三角点を表示する板があったようだ。その山名板はどこにも無い、がしかし、三角点はすぐに見つけられた。やはりここが626.9Pであったのだ。(写真下)
三角点からは北に時に北西に尾根を進む。途中分岐尾根が有るも、地形図と磁石を見て解決できる程度が2度ほど。ヤブはない、足跡は人のものはないが、ほとんど、ノートラブルで歩け快適。(写真下)626.9Pからはしばらく尾根を下る。
三角点通過以後、641Pやいくつか現われる小ピークを超えて675Pらしきに着く。歩き始めから2時間半弱かかった。ここも長居は無用といった平坦地で、眺望は無い。(写真下)火戸尻山山頂自体もこんな感じなので、この山域、このあともずっとこんな感じなのだろう。不思議とこんな歩きでもつまらない感は全くない。むしろ面白いくらい、このピークの先はどうなっているのだろう? このブログのタイトルのような好奇心と、未知尾根を歩き通す達成感一発のみでも、今の自分には十分満足なのだろう。
675Pからは地形図によると西に一時大きく方向転換する。尾根がピークから二手に分かれるが、地形図に従って西への尾根に進むとこれがかなりの急降下。(写真下)は降りてきた斜面を振り返った図、ここの下りは急だった。途中一回、足を滑らせ尻からドスンと落ちる尻もちをつく。ドロップキックを空振りさせられた藤波辰巳のような落ち方で左しりからふとももをしこたま打つ、かなり痛かった。
675Pから西に直線距離にして300Mほど進むと前週に山家から登った枝尾根と合流したようだ。いつのまにかどこか見覚えのある尾根を歩いている。先週ほとんどなかったこの地点の積雪が今回はあるのが印象をかなり違うものにしていたが・・・ここら辺まで歩き始めからかなり長かったという印象。まあ、ここまでのコースが今回の主な目的なので仕方がないが。
(前方に先週辿った鳴虫山への尾根が見えた。)
(先週も歩いた部分の尾根、火戸尻山頂上までもう少しの地点)
山頂直下はかなりの急登、雪が全面付いていて慎重に登っていく。雪に埋もれ地におかれていた緑の山名板を載せて、山名板を撮影。山名板でにぎやかな山頂・・・ 歩き始めから3時間30分かかった、かなりのボリューム感、もっとショートで辿れる尾根だと思っていた。
山頂付近で先週よく見ておくのを忘れた六郎地山の姿を捉えたくて、先週進んだ北方面に行ってみる。3,4分ほど進んでみたものの、なかなか視界が樹林で邪魔され開けないので諦めて戻る。下りは登りで来た尾根を数分だけ戻り、途中南に行く尾根に分け入り、火戸尻山南尾根を下る。この尾根を踏むのも初めて、ハイトスさんが登りに使用されたのもこのコースだろう。ネットで見る限り一般的には火戸尻に登るのは、皆さんここから登られているようで、さすがに道はしっかりしている印象を受けた。ヤブの無い尾根型のある所を下っていく。(写真下)
途中、視界が開けて、進行左方面に鶏鳴山の尾根が見えた。結構ダイナミック、この山はでかい。
さらに進むと、山神の石碑とその先には石祠・・・
進路右、西方面に六郎地山だろうか、そっち方面の山が見えた。
山頂から下り始めて40分ちょっと、尾根が広まる場所に出た。途中ちょっとした尾根分岐で2回ほど進路選択に悩むが磁石を見て判断。ここは樹林間の猛烈な下りでハイトスさん秘伝の樹林抱きつきのワザを使い降下してゆく。(時に枝が腐っていて体重をかけた瞬間折れることがあるので注意、この山ではないが・・・)
谷を隔て、たぶんさっきまで歩いていた山や遠くに歩き始めた方面の山が見えている。この茶色は花粉がそのうち飛ぶヤツでしょうか。・・・)悩(
鹿よけフェンスは人間の手で開けられるようになっていてそこをくぐる。Yさんに聞いていなかったら悩んだだろう。(写真下)はフェンスを超えたあたりの里に近い山道。鹿の足跡はフェンスの外にも内にもあり、効果はあるの?って感じ。
林道に降り立つとすぐこんな有様、ここは案外簡単に通過できた。
鹿フェンスを複数回通り抜け車道に降り立ったのがこのポイント。そばの休憩どころ山家のすぐ脇だった。小来川中の例の看板もある。(写真下) ここからは歩いて小来川中近くの駐車地まで帰らなければならない。50分くらいかかるかな、前週の2時間車道歩きに比べたら何てことはない。先週滝ケ原峠より日光側徒歩20分から山家まで歩いた、今日は山家からふれあいの郷小来川まで歩いて、ここも山中と同じで歩きが2週分がつながる。山中も水草沢辺りの南東尾根末端から火戸尻を経由し鳴虫山/滝ケ原峠まで2週でつながった。今日は山中無名三角点も踏めたし、山中ルーファンも多少は楽しめ、かなり地味な山域ではあるが自分なりの満足感はある。それにしても翌日、相棒Yさんや初めてお会いするかたと雪歩きの為に、今日はショート歩きのつもりが6時間近く歩いてしまった。まあ、仕方ないか・・・ ■■
(車道脇の石像、先週同様静かな山里が続く)
(小来川中近くの石碑、後方に笹目倉山、きれいな山容。この左右の尾根をいつか歩いてみたい。)
(中学校の後方に見える山、六郎地か?)
(左、鶏鳴山あたりから笹目倉あたりへの稜線)
(ふれあいの郷小来川にあった説明板)
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火戸尻山の山名板も私が撮った写真に比べ山名板の間隔があいているようです。山家近くの林道の荒れ具合も変わっていないようです。こんな尾根を歩く人は物好き以外の何物でもないのですが。ななころびさんは何人目なんでしょうね?しかしタフですね。次の日は社山に雪の中歩かれてんだから。
私はタフなんかではないですが、ゆっくり歩くタイプなのであまり疲労感がでないのかもしれません。あと歩く場所までの移動時間がショートだと気分的にも楽なので。
この小来川周辺最近えらく気に入ってしまったので次週たった1日の休みは高平山かなと思っていますが、どうなりますか。
今日は自宅から日光連山もくっきり穏やかに見えました。今日は昨日の疲労もあり山を休みましたが、ちょっと後悔したりもしています。早く温かい春が来るといいですね。
同じ山といっても異なるルートで行くと違う山を歩いているように感じますよね。
それにしてもこのルートはノラさんもおっしゃる通り、物好きルートですね。
RK山名板は取れそうな感じはなかったように思いますが、どなたかがはずしてしまったのでしょうか。
今回歩き出しから火戸尻山頂まで3時間30分かかっているので、菅沼から白根山以上ですね、どうりで充実感はあったはずです。
RK山名板、見れなくて残念でしたが、野球親爺さんの記事の写真を見て我慢します。
今回のルート、自分もすごく好みです。
以前に地形図を眺めていて626.9m三角点を通る今回のルートが歩けないものかと考えて、確か「火戸尻山、626.9」などでググッたら野球親爺さんの記事とノラさんの記事がヒットしました。
実行に移す前に六郎地も行かなくっちゃなぁなどいっている間にななさんに先を越されましたよ。(笑)
ななさんも自分と同様に野球親爺さんの記事を読まれて触発されましたようですね。
話は変わりますが、六郎地を南下したときの896からのバリーエーションのも色々考えられますよね。
以前たそがれさんに話したらつきあってくれそうでしたが。
872経由で落合に降るも良し、928三角点経由でも色々組みあわせが有りそうですよ。
終始、林に覆われての歩き、長い杉のトンネルをくぐって行く先は・・・展望地だったらと期待もしそうですが、下山後が好展望?だったみたいですね。六朗地も評判が微妙なところが行って見てみたいような気がします(笑)ので、お声掛けていただければ・・・それにしても氷上で背中から落ちたような転び方をしたことはありますがドロップキック空振りは生身かなり痛そうですね。
この地味なルートをお好みのハイトスさんも”物好き”の仲間入りですね。ルーファン歩きもできる、ほどほどに長い尾根道です。野球親爺さんのブログは、栃木の山を歩く上で影響受けまくりです。
六郎地山をお狙いのようで・・・私もここのところ毎週、六郎地の南北の尾根などを見て歩いているので、登りたい気持ちが高まってきています。この山も歩きようによってはいくらでもルート取りできるというか、どうやって歩いていいか考えがまとまりません。↓でノラさんも結構凄いルートを推薦されてますし。
ピストン部分が多いとつまらないし、車道歩きが長すぎも考えもの。一番いいのは、自転車作戦か、車デポでしょうか。いづれにしても面白い歩きができそうです。この山域、おK3をお連れするのはちょっと微妙ですね。
私の今回のような低山歩きの場合、山中/展望無し、下山後車道で/周囲の山々の眺望が良し、自宅に帰ると/目の前にこの日一番の日光連山の大展望。大抵このパターンになります。山に何しに行ってんだか・・・。
六朗地は、たそがれさんの記事タイトルは”ちょっとがっかり六朗~”ですよ。こうなると、行ってみなければいけませんね。(笑) この山域はハンターさんも入っていると思われるので、行くとしたら思いっきりドハデな服を着ていきます。
これ以上、尻を地面に打ち付けたくないので、アイゼンは早め早めの対応に切り替えます。
両の手山から六郎地山へ行って八岡へ下るのはかなりロングですね、歩きがいがありそうです。ご提案の両の手、八岡は西側からですが、今まで自分は東側から目線(二又、中小来川など)を考えていました。東西に尾根が幾重にも張り出していて、歩こうと思えば組み合わせ縦横無尽ですね。
今回も、情報をありがとうございました。