日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

ちょっとなめてた中倉山にも意外な反撃を食らう。 足尾/中倉山、沢入山、オロ山 Pt.1

2013-07-23 06:54:24 | 山行

入山日 2013年7月21日 (日) (曇)  (中倉山山頂手前から中倉山ピーク、左に沢入、皇海、オロ、右に見えるのは三俣山方面だろうか)
7/21は足尾の中倉山、沢入山をめざしました。中倉山より先はなな”は初歩き,期待するものがありました。当日朝、寝坊もあり時間制約もあり、どこまで行けるかわからずのスタートとなりました。中倉山登り、は例の一般ルート化しつつある南斜面をつめる予定。中倉、沢入山間の稜線歩きが、この日の大きな目的でした。一度下りで使ったことのあるその一般ルート化ルートですが、行きも帰りも途中ルートを外して未知尾根歩きを体感する彷徨歩き、久しぶりになな”的な歩きになってしまいました。

6:42 足尾銅親水公園pをスタートし、水道官の端をわたり林道へ。約11ヶ月ぶりのこの林道は印象よりかなり急な登り勾配もあり汗が噴出してくる。振り返ると、赤倉山だろうか、林道の木には薄い黄色の小さな花が咲いている。(P ↓)


TIME : 足尾銅親水公園P 6:42   上久保沢右岸尾根に入り込み 7:40  一般ルート化コースに合流 8:40  中倉山 9:11  沢入山 10:07  オロ山 11:08-11:17  沢入山 12:16  中倉山 13:02  林道に降りたつ 14:21  スタート地へ 15:08    

足尾銅親水公園pをスタートから約40分林道歩き、上久保沢の堰堤を越えてすぐの地点のテープの目印の所から尾根型のない斜面を登り始める。コースはやや不鮮明ながらも、はっきりした踏跡がついているので、それを追いかける。中倉山までは、できるだけ不要な労力無しで歩くのが当初の魂胆・・・
(斜面取り付くと明瞭な踏跡と目印を追う、普段の一人ヤブ尾根歩きではほとんどやらない、尾根型のない斜面取り付きだ。P ↓)


このルート、中倉山に登るのには一番手っ取り早いというか、一般ルート化しそうなルートだと昨年知った。昨年8月そんなことは全く知らず、いきなり井戸沢右岸尾根を歩きをした際、下りにピストンするつもりが、入り込んで知ったルートだった。(http://blog.goo.ne.jp/blgmnt49/e/51cdb296e3498c38eff955ec3fa3fd05
その時、下りで使ったこのルート、尾根はずれて斜面に降りる場所で右往左往したけれども、斜面にそれてからは、ジグザグにくだり1コーナーごとに目印があるような、簡単コースだったので、今日はそれを利用して、中倉山までは楽をしてしまおう。
と、思っていたのは林道から取り付いてからのわずか10分足らず。まず、その頃結構強めに雨の音、樹林帯の中なので、体には当たらない雨だが、気持ちが悪い。(3回連続雨歩きかよ、)すぐ近くで鹿が何度も警戒音のような鳴声をあげている。小用を足して、歩き出す頃ラッキーにも雨はやむ。その場所、テープが3重の木がありその先の進路がよくわからない。左上に行けるようでもあるし、右になだらかに登っていけるようにも思えた。
ここは右なだらかを選択、これが後で思い出せば、。(一般ルート化コースを辿ると言う意味では)間違い選択だった。すぐ進路はほとんど踏跡のない尾根状になる。一般ルート化は尾根ではありえないので、歩き出してすぐ間違いに気づく。しかし、今日は戻らない。(これが遠征先の山の一般コースを踏み外したなら、即座にモトイ、だっただろうけど。) ちゃんとした尾根型だったので、これって上久保沢右岸尾根? また新たな尾根歩きもいいと思い、そのまま進行。
(進んだのは尾根型あり、時おり獣道あり、結構急な登り、そんな尾根だった。)



上久保沢右岸尾根?に取り付いて15分も登ると上部に結構な岩の塊がある。(P ↓)やっべー、もしかして撤退か、後戻り? とか嫌な予感を持ちながら岩を巻いたり、岩をつかんだりしながらよじ登っていく。


岩ゴロゴロの地点も心配したほど長くはなく、なな”の実力でも難なく通過できる程度。いったん開けた場所に出て、この尾根の岩をそれでおしまい。後ろを振り返ると、仁田元川の向こう側の無名の山々が見えてきた。(P ↓)




開けた場所はほんの一点のみで、進行方向その先、結構密林ぽく見えてまた嫌な予感。入ってみると何とかいけるが結構登りは急・・・



時に結構、枝が密なヤブになってくるが歩行に全く障害はないヤブ。(ヤブの程度は個人により、感じ方に違いが有る場合もあるので、ご了承を・・・)



8:31 この尾根に入り込んで約50分経過。障害ヤブも少なくなり、ごく普通の尾根になる。踏跡は多少あってもやはり獣のもののレベル、目印の類は全く?無い。(P ↓)



やがて、足尾の尾根っぽい笹下地の尾根になり・・・


8:40 一般ルート化コースに東方向から合流した。(P ↓)は振り返って合流点を見たところ。踏跡が一般ルート化コース。写真左から合流した。 上部からは普通入り込めない尾根だったな。ひとつ新尾根歩き完了,予想外にここまででもう結構楽しめた。帰りもこの一般ルート化コースでひとトラブルあるが、それはまた後で・・・


井戸沢右岸尾根との合流点付近、視界が開ける。東方面、さっき駐車した公園が見える。2時間ちょっとでこんなに歩いてきた。


1499.5Pの三角点の前で小休止、吹き出た汗をぬぐい、水分補給とおにぎり少々。三角点を探したが、見つけられず、残念。先を急ぎ、中倉山ピークに到着 9:11。(中倉山ピークから少し西からの風景。あまり好天ではないが、それでも爽快な稜線が望める。 左から庚申、オロ、皇海、沢入前衛峰、三俣?。 オロ山は、今日は微妙、かなり遠いなー。)



今日の朝は寝坊。3:55にアラームをセットしがんばって早朝歩きをするつもりが、目覚めたのが5:20.一度はあきらめかけたが、今日歩かないと、夏場の山行に続いていかない。今日は母親に午後2時くらいまでには帰宅して買い物等、連れていくように言われていた。昨日はオロ山までと思って寝たが、沢入山までかな? 
(男体山に手前、社山、左に半月、赤倉への稜線と続く。 ↓)





中倉山から沢入山へは気持ちのよいアルペン的な稜線歩き。中倉山から少し下りあとは基本登りか水平歩き。時に草原、時に岩稜帯となる。
(沢入の前衛峰がぐんぐん近づいてくる。いくつかのこぶを超えて進んでいくルート。これは来るべきアルプス歩きの仮想練習にもなる。)




進路、左(南方面)には左から塔ノ峰、庚申山、オロ山の並びが見える。それぞれの山の間はかなりの距離があるのだが、こうやって見ると、それぞれの山の間隔はすぐ行けそうな近さに感じられる。(P ↓)



9:49 沢入の前衛峰を越えると、目の前に沢入山の本当のピークが目の前に出てくる。ここもすごい景色だなあ。庚申山から4つの山が横一列・・・



進路右手、北方面には黒檜、シゲト、三俣山の稜線が横一列に見えている。あそこもそのうち歩かなければ。その稜線の向こうにひときわ高く白根山、左に錫ケ岳の姿も見え出してきた。(P ↓)




10:07 沢入山山頂到着。歩き出しから3時間半かからず。6日前女峰山でロングをやっているので、今日はすこぶる調子は好い。オロ山まで、快調に進めそう、行けるかな。それともこのまま帰るか。午後2時帰宅の母親の言いつけなどが頭をよぎるが、少し遅れてもいいだろう? なな”にしては珍しく困難なほうの選択をした。  
この後の行程  その2に続けさせていただきます。   ===== >


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2 コメント

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中倉山 (たそがれオヤジ)
2013-07-23 08:42:49
おはようございます。
一般ルートに東から合流ですか?
あの辺、ずいぶんと迷い歩きやら、意図的にケモノコースを歩いたことはあるのですが。
南から合流ではないですよね。尾根歩きですよね。だとすれば、やはり、上久保沢の右岸側の尾根でしょうかね。
錆びたフェンスとかありませんでした?
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たそがれオヤジさん (ななころび)
2013-07-23 21:10:49
こんばんは。
一般ルートには間違いなく東から合流で、その後、すぐ井戸沢右岸尾根合流でした。南からの合流尾根は下りに迷い込みました。確証は持てませんが、登りで歩いたのは上久保沢右岸側の尾根だと思います。
さびたフェンスはありませんでした。
あの準一般ルート、下りで使うと、尾根からはずれる地点がわかりずらいですね。昨年は右往左往してやっと目印を見つけられ、今回はそのまま尾根を南に行き過ぎて、目印たくさんを途中追えませんでした。
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