日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

先週に続き、古賀志山で新コースめぐり

2012-11-27 01:58:07 | 山行

入山日 2012年11月24日 (曇/ のち晴れ) 単独  (見出し写真; 東稜の展望岩からみた古賀志山)

コース: 森林公園駐車場前 7:48 中尾根取りつき 8:08 559m峰 9:45-10:07 古賀志山山頂 10:35-10:49  (古賀志山展望台経由、 御岳山経由、 モアイ岩?経由 古賀志、御岳山間の稜線へ復帰、 階段のコース経由、 途中、中仙道コースを経由し、東稜の尾根を下る) スタート地点  13:15

(中尾根取りつき後10分ほどで、岩の稜線が始まる。その岩尾根の左を巻くようにして登っていく。)

先週、鞍掛から古賀志の稜線が想定外に良かったのと、いくつもの自分にとって未知ルートのある古賀志山の良さを再発見した為、今回も古賀志山を初トライ尾根で登ってみることにした。今回登りに使用するルートは、先週559m峰にいた時常連のおじさん二人が登ってきたという中尾根というルートでつめることにする。中尾根とは559m峰の東に延びる尾根である。
森林公園駐車場から鞍掛山に向かう林道方面に20分ほど歩いた地点の、屋根つき休憩所のある地点から尾根取りつきの踏跡がありそれを利用する。
尾根取りつき20分ほどで左手の大岩の間に導くマーク、(写真下)。道なりに行くか左折するか迷うが印に従い左折し岩の間を登っていく。岩の間から這い上がった先は尾根の真上、気持ちの良い尾根道が登り下り両方向つながっている。踏跡は一般ルート級、ただしこの先も559m峰の先まで一切道標無しだ。


尾根に乗った地点で一息ついてコーヒー(ボトル)を飲んでいると、上から早くも下山者。50代?くらいの男性単独者、この山にしては重そうなザック、自分の来たルートとは違う尾根道を下るようだ。一声その先のルートを聞いてみる。丁寧に教えてくれる、むちゃくちゃ詳しい。この先20mくらいの鎖の下りがあって、その先何点か岩場の急降下、その先十字路があってそれぞれどこにつながっていて・・・真っすぐ行くと最終的に小さなダム脇の尾根取りつきに出てそこにロープ?の急降下がある。・・・(聞いて記憶した情報なので、詳細は多少の違いがあるかも知れません) まあ、一度や二度の来訪者でないことは確かだ。丁寧にお礼を言って別かれる。後に自分のあとから来たかたに聞いたが、このルートを教えてくれたこの単独者さん、このあとこの日もう一度この山に登られるそう、驚きである。
(中尾根の小道の紅葉)


(古賀志山方面)


(中尾根にあった大岩)


中尾根は気分の良くなる小道が続く。アップダウンはあるが、それぞれそんなに急ではない。紅葉は終わりに近いのだろうが、まだ充分きれいな状態だ。先週の鞍掛、古賀志の稜線に匹敵する気持ちよさだ。 (写真下)来た道を振り返ると・・・


(行く手にこんなものが何度も出てきて楽しませてくれる。)


尾根取りつき1時間くらいの地点、撮影などをしながら朝パンを食していると健脚そうなおじさん、単独者が登ってこられた。このルートのこの先のことなどを質問してみるとかなり詳しい。この先559m峰まで一緒にお話しながら歩く。今年7月から山を再開し、この山を中心に毎週のようにこられているらしい。鹿沼のかただそう。(で、以後このレポでは鹿沼さんと呼ばせていただきます。)
(中尾根の小道の紅葉 2)


この、鹿沼さんもこの山の魅力にはまってしまったひとりのようで、ご常連のかたとも知り合いになっていろいろな事を聞いたり、時に同行したりしてルートをいろいろ歩き回っているそうだ。来るたびに会う72歳のかたは古賀志に2000回登っているとか、この山へつめるルートは100はあるとか・・・先週に輪をかけた過激な内容を語られていた。
話しながら登ると、尾根をそのまま行くルートと、559mに直接いく巻き道に分かれる。今回は559m直接を選択、559mピーク直下は尾根型のない枯葉の溜まった急斜面、枝を掴みながら攀じ登って行く。この辺は道は結構不明瞭、しかし、それもたいした時間ではなく、道もなだらかになると見覚えのある丸太ベンチのある559mピークに到着した。ここでひとしきり眺望を楽しむ、雲が多めだが、まずまずの天気、20分ほど休んでいる間、自分達のきたルートで4名登って来た、やはり結構知られているルートなのだ。鹿沼さんは話のわかるかたのようなので、このブログをPR。見るのを楽しみにしていると言ってくれた。鹿沼さんは先に出発、お礼を言って別れる。少し遅れて自分も古賀志山頂へ向け出発・・・

(先週歩いた稜線上のピーク?だと思う、中尾根から進行方向右手。)


(559m峰から見た古賀志山、これは先週も見た景色)


(富士見峠に向かう途中の尾根道から振り返って見る中尾根ピーク方向)


559m峰から古賀志山頂まではあっさり歩ける、疲労感もなし、歩けるのが楽しい状態。先週よりは賑わいの少ない山頂、それでも三々五々人が上ってくる、人気の山だ。ちょっとしたエネルギー補給後、展望台に向かう、さて今日は午後、家の買い物もあるし、そろそろ仕上げるか。展望台から東に下りる鎖場を経由して尾根伝いに降りよう。そんなことを考えながら、展望台にあと2,30歩のところ、前から鹿沼さんがいらした。何やら私に見せたい名所があるらしい、ご一緒にどうですか?と聞かれる。去年までの私なら少し迷い丁重に遠慮したかもしれない、今は何なのだろう、そういったものが有ると言われると見たくてたまらない。まだ脚のほうも全然問題無しなので、案内をお願いした。まずは、御岳山までの稜線歩きは、岩場の尾根を辿る。そこでも眺望はいい、今市方面の北尾根と呼ばれる山塊を見る、あそこからもここまで辿れるの?馬蹄形なんていってる、70才くらいのおばちゃん二人と、鹿沼さんと自分でお話していて、このおばちゃん達も北尾根なんかから古賀志へ登っているようだ。北尾根って岩崎観音山?、や444mピークの山塊から古賀志山への連なりのようなのだが、ちょっと不明・・・。それにしてもマニアックな人が多いところだ。


話題のポイントは御岳山から古賀志山へ稜線を少し戻って進行方向右へ下っていくルート。踏跡ははっきり、結構急に下る、(写真下 途中に石祠)


(写真下) 石祠のポイントから北方向に獅子落としという尾根が向かいに見えた、岩場の突端にクライマー2人が見えた。
写真では判りづらい。


(尾根形のない斜面をぐんぐん下る)



こんなに下るのと思うほど下る。また主稜線に出ると言われていたので、かなり降りているなあ、というのが感想。それも急、クライマーが写っている岩場の脇に出た。(写真下)この辺からは、岩場の急降下なので、ロープ、鎖、を補助にしながら下っていく、途中岩が濡れていて、滑りしりもち、スライディングしてしまった。


ポイントが見えた。急峻な岩場に首の皮一枚つながっているかのようなモアイのような岩。映りが悪いが、クビの部分は線の裂け目が入っており、首下の岩とつながっていないように見えた。しかし、あの大震災でも動じなかったらしい。


(この大岩の絵の左から降りてきた)


モアイ岩を見てから少し岩場の脇を降下して、そのまま降りる道はスルー。いったん別ルートで古賀志、御岳山間の主稜線に復帰する。かなり下ったわけなので、登りもそれなりにボリュームあり。こつこつ登っていくと尾根型に復帰する頃はまた素晴らしい尾根道となる。岩場の尾根道の紅葉(写真下)


(神社跡辺りから赤川ダムへ降りる階段ルートをいったん下る)


主稜線に復帰しすぐ階段ルートを下るのだが、そのまま降りると階段→車道とつまらないルート。ここは自分も甥のA洋と一度歩いている。マニアックなのはここから、階段ルートを10分ほど?経由した地点で一度道をはずす、少し登り返して斜面をつめていく。なるほど踏跡は薄っすらある、しかし、前情報も無く、普通に歩いているだけでは絶対判らない分岐だと思った。ここからは山腹を南北にトラバースするような水平道、中仙道コースと呼ばれているらしい。まるで隠れ家のようなルートではないか、途中、山頂から直に降りる先週下った尾根道や、今日当初下ろうとしていた、展望台から東に下りる尾根などいくつかの道を横断する。こんな道知らなかった。そんなに長い時間歩くわけではないが、存在感のあるコースである。最後は東稜の尾根に合流しその尾根を下っていく。一番メジャーな富士見峠に出るコースのすぐ南の尾根だ。この辺り、次回行ってもうまく辿れるか不安である。
(東稜の尾根を行く鹿沼さん、今日の復路のコース、全て案内してくれた。すごい)


(東稜コースの下り途中に最後のビッグプレゼント、岩に登ると今日歩いた稜線が全部見える)


(同じ場所から、今日歩いた中尾根も見える)


(降り立ったのはいつも歩き始めるあの分岐だった、釣堀のすぐ脇)


天気予報の情報通り、天気が午後から良くなってきており、車道に出る頃は木々の紅葉がより映えてきている。鹿沼さんとは最後まで、山の話をしながら楽しい時間を過ごせた。またこの山で会えるような気がする、少し手前に車を駐車していた鹿沼さんと別れ、駐車場までダム湖畔の紅葉をゆっくり観ながら帰った、紅葉も今週で終わりかな。今日も鹿沼さんのおかげで思ってもみないようないろいろなルートを初歩きできた。また先週とは別のこの山の常連さんの驚くような話も聞けた。確かに歩いていくといくらでも楽しめる山なのかも知れない。今日は、古賀志で質量共ボリューム十分の歩きができたような気がする。 鹿沼さん、貴重なコースガイドありがとうございました。 ■■

(湖畔の紅葉)


(湖畔の紅葉 2)


(赤川ダムからの古賀志山)


(湖畔の紅葉 3)


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6 コメント

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古賀志山のコース (たそがれオヤジ)
2012-11-27 08:41:12
正直のところ、どこをどう歩かれたのかさっぱり分かりません。後で、地図を広げて追ってみることにします。
ただ、古賀志山を歩いて、ここを歩いたんだよと、GPS軌跡を出していたら、地元の通の方にとっては、何だ、そんなところ歩いたのかと、お笑い種になるだけのようですね。
ハイカーの混み具合は、この紅葉の時期だからなのでしょうか。年間通じてのことなら、歩くのも気後れしてしまいそうですね。
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たそがれオヤジさん (ななころび)
2012-11-27 20:05:16
こんばんは。実は私も御岳山以降歩いた軌跡を、一人で再び問題無く辿る自身が無いのです。コースが入り組んでおり、分岐もわかりづらく実にマニアックです。近いうちの再訪は必須と思われます。古賀志山のマニアックさんたちの仲間入りしてしまいそうです。
混み具合に関しててですが、普通私が行くヤブ山と比べると大賑わいですが、上ついたようなハイカーは少なく、ある程度年齢のいった山好きや常連のような人の比率が多いようで、自分としては許せる範囲です。
私は皆さんのようなGPSを地図に載せるスキルがまだないので今度勉強しなければと思っています。これだけルートが入り組んでいると・・・GPS軌跡を載せてみたくなります。
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古賀志の鹿沼さん (みー猫)
2012-11-27 23:58:56
こんばんわ。
おそらく好みの似たような方が集まっていらっしゃると思いますので居心地は良いのではと思います・・・・コースはほぼ確立されてるものと思いますが、面白さにはまって出られなくなりそうですね。それにしてもこの時期はたーくさんの鹿沼さん(笑)がいらっしゃるようです。普段は静かだと思うのですが。後追いできるように、是非アップいただくようお願いしますヨ。
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Unknown (ななころびさん(古賀志の鹿沼))
2012-11-28 17:34:44
こんばんは。先日はご一緒いただきありがとうございました。
健康のためはじめたことで、都合のよい日の6時半位に登り始めその日に気分でコースを変えて楽しんでいます。早朝のため込んでいません。最近特に多いようですが9時過ぎに登りだすあたりから多いのではないでしょうか。常連さんには健康上歩かれている方が多いように思われます。
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みー猫さん (ななころび)
2012-11-28 21:01:26
こんばんわ。この山の登山者の多さは通常のそれの場合とは異なり、良いほうに私には作用するようです。先週も今回も良き常連さんに出会えました。様々なコースを知ることによりこの山の魅力にはまりそうです。
冬場に向けてのトレーニングにも最適そう。いろいろ歩いてお勧めコースをみー猫さんにお教えできるといいな、と思っております。そうは言っても先週と今回のコースは早くもお勧めなのですが・・・
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古賀志の鹿沼さん (ななころび)
2012-11-28 21:31:22
こんばんは、先日はお世話になりました。これからもこの山には結構行くような気がしておりますので、これからも宜しくお願いします。
今回教えていただいたコース、モアイ岩を観てからの下ると見せかけての稜線までの登りかえし、それと神社下の階段コースからの中仙道コースへ以外な乗り換えとその後の東稜コース、そして最後の展望岩、特にすごかったです。非常に印象に残りました。おかげで良き秋の1日になりました、ありがとうございます。今度もまたいろいろ教えてください。
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