日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

今年の山開き参戦は、只見の山からスタート。   只見町/ 要害山 

2017-05-25 00:13:47 | 山行

2017年5月14日(日) 晴(暑かった) with: 猛烈女子さん 
この日、只見に来たのは、只見が大好きなのと、栃木、福島の各地の天気を見ると、一番晴確率が高かったからです。1山めに、鷲ケ倉山に登って、ちょっとしたついでのピークハントのつもりの山でしたが、案外展望も花も稜線歩きも面白かったので、気分をよくして只見駅前に戻って、要害山の山開きに参加です。今年最初の山開き参加になります。この山では、わけあって猛烈女子さんが合流です。鷲ケ倉山とはまたひと味ちがうのんびり春山歩きができました。とは言っても、急登局面などでは登ってきた太陽に照らされてかなり暑い山歩きでしたが・・・。
山開き集合場所の只見駅前に遅刻ギリギリの9:15に到着。少しバックして駅から遠いパーキングに車を停めると隣に手をふっている猛烈女子さんがいて、合流です。ちゃんと式典に出て、ゆっくりスタートしました。今日も福島各地でこういったイベントはあるようです。猛烈さん以外に知った顔をひとりくらいでした。
(駅前。春にここで、六角精二さんがライブしたところです。正面遠くに蒲生岳がみえているので、このポイントは好きなのです。)


コース;只見駅前 ---(南東尾根経由)-- 要害山山頂 --(南西尾根)-- 三石神社 --- スタート地へ
要害山は昨年に続き2度目です。この時期、年によっては雪上歩きになるそうですが、今年もコース上ほとんど雪は無し。最初から一直線の急登。コース上は蟻の行列になりますが、急ぐような山ではないので、ゆっくり花の写真取りながら登ります。花とは最初はイワカガミ、次にタムシバ、ムラサキヤシオ、ユキツバキ、そんなところです。
(最初の急登地点。陽射しで暑い。一機に里が下になります。)


途中のポイントでは、いい感じの鋭角度合いに蒲生岳が見えます。先ほどありいた鷲ケ倉はその左方面ですが、手前の柴倉山とかに隠れています。


一旦展望のある気持ち良い痩せ尾根を歩く区間がありますが、その後またブナの森の中を登って、最後はまた急登をして、高い山ではないのでそんなに長い時間はかからないで山頂に到着。水久保城跡と表記のある要害山山頂に到着です。
山頂からの会津朝日岳の山塊(右)と遠くは左のほうに見える山は窓開とかの稜線になるんでしょうか。 )


山頂から寄り道して北方面に少し歩いてみました。北側、谷をはさんで向かいの芋巻岳方面の山塊が木立越しに見えていました。足元、残雪が少し残って日蔭の斜面にイワウチワの花が密生して咲いていまして、寄り道しなかった人は見られない収穫です。


山頂付近からは浅草岳が至近の距離で見えます。まだかなり白いです。今年は行けるでしょうか。手前の白いのはたぶんですがタムシバの花。


山頂からは、主催者側の推奨ルート、南西尾根のコースを下ります。これはムラサキヤシオでしょうか。ところどころ、綺麗に咲いていました。


(ところどころ、ユキツバキの花。)


この復路に歩く南西尾根ですが、会津朝日岳の連峯とか、横山ってとっても行きづらそうな、それらの残雪の山山を正面に見ながら下っていけるので、とてもいいロケーションです。
(手前の無名法の向こうに会津朝日岳の山塊が見えます。


朝日岳の右にはもっと近くにあるので、より鮮明にみえる横山って山が田子倉ダムの上に見えています。


南西尾根を下っていくと隣に、要害山から西に峰続きのスキー場の山がよーく見えてきます。800m足らずの低山なんですが、今自分が居る尾根から見ると、急峻なスラブの崖の上の山って感じです。


時に痩せ尾根がありますが、危険度は小です。スキー場に向けて、グングン下ります。


田口沢って呼ぶようなのですが、スラブ地形の下を流れ落ちています。この沢は雪解け時期が過ぎると、水流がなくなるような気がするのですが、どうでしょうか。


往路のコースにもあった、イワカガミも中腹に咲いていました。


寄り道して、花や遠景の写真を撮ったりしても3時間足らずの歩きですが、最後に三石神社を見学できて、歩き終わりの後味はいいです。三石神社は大きな3つのご利益のある3つの石が祀られていて、只見の観光スポットでもあるようです。


ところで、要害山というのはその名が示すとおり、元山城だったようで、山頂付近にはいかにもといった地形も見られました。ガイドのおじさんによると、戦闘で使う丸石が置いてある場所があるということでしたが、寄り道した山頂部のもっと先だったようで、次回また来たら見てみようと思います。上杉謙信500騎に攻め込まれ、この山城にこもって防戦したのが山ノ内氏。優勢の上杉もこの山城は落とせなかったと、ガイドさんは言っていました。上杉の軍勢もさすがに、この急峻な地形の山を、下から攻略するこてはできなかったってことで、スラブ恐るべしです。
歩き終わって、只見山開き名物の冷えたあま酒を頂いて、猛烈さんがケバブってのを食べるっていうので、なな”は食べたことないのですが、店内で食べますと、私はハンバーグとカレーが付くセットを食べたのですが、味付けと味の濃さが絶妙で、ちょっとクセになるかなと思いました。 ■■


(只見駅の裏の神社。彫刻が秀逸です。)





(ケバブの店は、イベント会場にも自動車屋台としても、顔出しているようで、以前にも見たような記憶がうっすらある。この車のデザインはちょっと秀逸。実際のお店は知っている人に教えてもらえないと、たぶんわからない。)


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