最近ちょっとビビった話がありまして。
今私が住んでいる家って、ブルックリンのパークスロープっていうエリアにあるんですけど、実はうちの数軒隣がフォクシー・ブラウンの実家
なんですよ。ひと頃はニュージャージーの豪邸に住んでたっていう噂の
フォクシーですが、破産したとかその家を売っただかでここ数年は実家に戻って来てまして。家の前の階段とかで頭爆発したまんま、スリッパ履きで電話してたりすることもあったりして。で、うちの旦那はここのブロックで生まれ育ったってことで、フォクシー(地元の人は彼女の本名=インガって呼んでますが)とは幼馴染みなんですわ。なので4才になるうちのコドモもインガさんには頭撫でられたりして可愛がってもらってるんですけど。私もこんな職業なので、以前たまたま取材した時にも「あらーアンタこんな仕事してたのね」とか言われ。以来行き着けのネールサロンで会ったり、道で会った時とかも適当に挨拶とかしてたワケですな。ご近所さんとして。すっぴんでも滅茶滅茶キレイだし、お母さんもそれはそれはナイスな人だし、今まではぜーんぜん問題なく近所付き合いしてきたワケなんですが。しかーし!最近デフジャムを離れ
ワーナーに移ったリオ・コーエンの下でジェイーZが新たにショーン・カーターっていうレーベルを設立し、フォクシー・ブラウンが契約を結んだ、っていう噂を聞きつけたのを良いことに、「これは!」と思って俄然アプローチしちゃったんですよ、インガさんに。「日本の雑誌で取材したいからマネージャーの連絡先おせーて!」って。彼女が所有する白のレンジ・ローバーの座席で快くドン・プー氏(メアリーJのマネジメントもしてたハズ)の携帯#をメモしてくれたインガさん、その時は「オーケー!」ってぜーんぜんご機嫌だったのに。。。
ああそれなのに。それから数回彼女を見かけた時は、カノジョやカノジョと同じ家に住む兄弟の取り巻き連中らに囲まれ、歩道がごった返す程の混み様だったので道路の反対側を歩かざるを得ない状況が何度かあったりして、ついつい挨拶をしそびれてたワケですよ。こっちも子連れだし、コドモがあっちこっち走り回ってるのを追っかけ回したりしてて手を振る余裕が無かったのかもしれないんだけど。で数日前、誰か他の取り巻きのクルマに乗っていたフォクシーさんにまたまたうっかり気付かず通り過ぎようとしていた矢先、にゃんと彼女、クルマから降りて来て「ちょっとアンタ!」って凄い剣幕。ビビった私が振り向くか振り向かないか、っていう物凄い短い間に、「アンタねぇ、アタシにお願いごとがある時だけ挨拶してくんのってどういうことよ?」だって…。ひぇ~。あんたはスケバンか?こっちはもう唖然としちゃって、「えっ?」て感じで。だって知らないヒトの、スモークばりばりきかせたクルマから突然出て来られたってわっかんないっすよ、それはさすがに。で誤解を解こうにもそのまま「プイっ」と踵を返して家の中に入っていってしまったインガさんの後ろ姿を見つつ、こっちもさすがにムカついてそのまま立ち去ってしまったんですが。旦那や彼女を昔からよく知っている家族には「インガは気分屋だからしょーがないよ」とは言われたものの、エクスクルーシヴ・インタヴューが取れるか取れないか、って瀬戸際だけに痛恨の一撃!ってカンジですわ。その後何度か見
かけた時もまたホームボーイズ15人くらいに囲まれてて声かけるチャンスも無かったし。辛いなぁ。どうしよう。でもめげないっすよ。何としても取材してやるぜ!その前に和解しなきゃだけど。つーかどう考えても私、一方的にインネンつけられたっぽいんだけど。ってカンジで最近は家の外に出る度にフォクシーの姿を探しつつちょっとビビってる私でした。和解した時はまたお知らせします。乞うご期待~。