

高速道路を走行時、隣のレーンを走る
大型トレーラートラックがタイヤの一
部が浮かせて走行しているのをみるこ
とがあります。
一瞬、アレッ!とおもいます。
実はこれ、リフトアクスル(車軸自動
昇降装置)という優れた機能でエアサ
ストレーラーに装備され積載物が少な
いあるいは無い場合、軽くなった分エ
アーの力で不要な車軸を引き上げタイ
ヤを浮かせて走る仕組みです。
軸荷重が限度を超えて重くなると自動
的に車軸が降りて軸加重を分担します。
制御方式には機械式と電子式の二通
りがあります。
ではその目的は?・・・というと。
リフト・アクスルの利点
1:リフトすると、タイヤが接地しな
いので、リフト・アクスルしたタイ
ヤの磨耗とブレーキシュー(パッド)
の磨耗を低減 できます。
2:リフトすると、その分タイヤの摩
擦抵抗が減り燃費がアップし運転
操作性も向上します。
3:軸荷重を常時監視し適正な積載
量管理が出来ます。
4:大きな利点はリフト走行すると、
高速道路料金の区分が「特大車」か
ら「大型車」にランクダウンされ、
料金が 格段(約40%)に安くなりま
す。
参考:トレーラー部分は2軸車と3軸
車があります。
3軸車の場合は積載量により1
軸のみの昇降も選択可能です。
車軸数はETCでカウントします。
この様に規則で縛られる立場として
は経費節約のための知恵を発揮して
います。
ビールの酒税課税に対抗した発泡酒
の誕生みたいです。