『トップをねらえ2!』やっと完結しました。
ここまでずいぶんと長かったような、短かったような。
といっても別に感慨深いわけじゃなく、これで目の上のたんこぶというか
ノドの奥のトゲに悩むこともなくなったという安堵感ですね。
あのラストならば、もう続編は作られないでしょう。
私だけかもしれませんが、トップ2を見ていて体が「ピクッ」となるのは
初代トップを思い出させるシーンばかり。
ドゥーズミーユの正体も登場前からネタバレさせてるし、実質的には
BM3号よりもショボい兵器ですから、あんまりスゴイとは思えません。
イヤミと思われそうですが、オチも含めて全般的に予測の範囲内なので
「エーッ!!」という驚きはほとんど皆無でした。
意図的なものとはいえ、結局のところ1作目の語りなおしですからね。
トップ2を一言で要約するなら、「ノノとラルクの成長と救いの物語」
に尽きると思います。
選ばれない者の孤独と、選ばれし者の孤独。最終的にそれが「友情」
という絆によって癒されていくまでの過程が、トップ2の軌跡です。
二人に共感し、その姿に涙を覚える人には、トップ2は「忘れがたい」
作品になるでしょう。
ただし、この話を「トップ」として語る必要があったのかという疑問は
どうしてもぬぐうことができません。
初代トップと同じ状況について、別の立ち位置、別の視点から捉えた物語を
描いてみたいという意図は、わかる気がします。
でもそれは別に「トップ」と同じ世界で語られなくてもいいわけだし、
考えようによっては見る側に初代トップの読み直しを迫るような強引さにも
感じられるのです。
なぜトップ2で宇宙怪獣の成り立ちやノリコの心理を押し付けがましく
説明されなくてはいけないのでしょうか。
私にとっては余計なお世話でした。
そんなものは各自の解釈でいいと思いますし、違和感のある話を
堂々と持ち出されても、見ていて不快さばかりが募ります。
ノノはノノのままでいいわけで、ノリコについて語って欲しいなんて
これっぽっちも思いません。
彼女の思いと意志は、1作目のトップを見た人全てが知っています。
続編のキャラにそれを代弁してもらう必要なんかないんです。
ラストシーンを見た時、「トップ2の全てが、この場面に至るまでの
ツナギでしかない」ように思えて、なんだか悲しくなりました。
それはこの作品にとっても、すごく悲しいことではないでしょうか。
どうせ初代と違う物語ならば、トップ2ならではの新しいラスト、
ノノのために作られた本当のラストシーンが見たかった。
これでは『トップ2』じゃなく、まさしく『トップ1.5』でしかありません。
いろいろな気持ちが入り混じってうまくまとまりませんが、
私の中でトップ2は非常に残念な作品になってしまいました。
そもそも初代トップの続編という時点でハンデが大きすぎましたが、
脚本なりメディア選択なりプロモ方法なりが違っていたならば、
もっと別の感想が持てたかもしれません。
結果として初代を超えられず、初代と決別することもできずという
煮え切らない姿のまま終わってしまったのが、なんとも惜しいです。
最後に、サブタイトルについて。
ラストでノノがノリコの影から解き放たれるという点から考えれば
「あなたの人生の物語」でも悪くはないけど、今改めて付け直すなら
絶対に「シンギュラリティ・スカイ」にするべきですね。
最終話の内容にも合ってるし、チャンよりもストロスのほうが
「トップ2」にはお似合いの作家だと思いますから。
ここまでずいぶんと長かったような、短かったような。
といっても別に感慨深いわけじゃなく、これで目の上のたんこぶというか
ノドの奥のトゲに悩むこともなくなったという安堵感ですね。
あのラストならば、もう続編は作られないでしょう。
私だけかもしれませんが、トップ2を見ていて体が「ピクッ」となるのは
初代トップを思い出させるシーンばかり。
ドゥーズミーユの正体も登場前からネタバレさせてるし、実質的には
BM3号よりもショボい兵器ですから、あんまりスゴイとは思えません。
イヤミと思われそうですが、オチも含めて全般的に予測の範囲内なので
「エーッ!!」という驚きはほとんど皆無でした。
意図的なものとはいえ、結局のところ1作目の語りなおしですからね。
トップ2を一言で要約するなら、「ノノとラルクの成長と救いの物語」
に尽きると思います。
選ばれない者の孤独と、選ばれし者の孤独。最終的にそれが「友情」
という絆によって癒されていくまでの過程が、トップ2の軌跡です。
二人に共感し、その姿に涙を覚える人には、トップ2は「忘れがたい」
作品になるでしょう。
ただし、この話を「トップ」として語る必要があったのかという疑問は
どうしてもぬぐうことができません。
初代トップと同じ状況について、別の立ち位置、別の視点から捉えた物語を
描いてみたいという意図は、わかる気がします。
でもそれは別に「トップ」と同じ世界で語られなくてもいいわけだし、
考えようによっては見る側に初代トップの読み直しを迫るような強引さにも
感じられるのです。
なぜトップ2で宇宙怪獣の成り立ちやノリコの心理を押し付けがましく
説明されなくてはいけないのでしょうか。
私にとっては余計なお世話でした。
そんなものは各自の解釈でいいと思いますし、違和感のある話を
堂々と持ち出されても、見ていて不快さばかりが募ります。
ノノはノノのままでいいわけで、ノリコについて語って欲しいなんて
これっぽっちも思いません。
彼女の思いと意志は、1作目のトップを見た人全てが知っています。
続編のキャラにそれを代弁してもらう必要なんかないんです。
ラストシーンを見た時、「トップ2の全てが、この場面に至るまでの
ツナギでしかない」ように思えて、なんだか悲しくなりました。
それはこの作品にとっても、すごく悲しいことではないでしょうか。
どうせ初代と違う物語ならば、トップ2ならではの新しいラスト、
ノノのために作られた本当のラストシーンが見たかった。
これでは『トップ2』じゃなく、まさしく『トップ1.5』でしかありません。
いろいろな気持ちが入り混じってうまくまとまりませんが、
私の中でトップ2は非常に残念な作品になってしまいました。
そもそも初代トップの続編という時点でハンデが大きすぎましたが、
脚本なりメディア選択なりプロモ方法なりが違っていたならば、
もっと別の感想が持てたかもしれません。
結果として初代を超えられず、初代と決別することもできずという
煮え切らない姿のまま終わってしまったのが、なんとも惜しいです。
最後に、サブタイトルについて。
ラストでノノがノリコの影から解き放たれるという点から考えれば
「あなたの人生の物語」でも悪くはないけど、今改めて付け直すなら
絶対に「シンギュラリティ・スカイ」にするべきですね。
最終話の内容にも合ってるし、チャンよりもストロスのほうが
「トップ2」にはお似合いの作家だと思いますから。