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Biting Angle

アニメ・マンガ・ホビーのゆるい話題と、SFとか美術のすこしマジメな感想など。

皇帝のルルーシュは、何かを起こそうとしている・・・

2008年09月07日 | アニメ
このまま、見届けますか?
>いいえ

いきなり『ペルソナ4』のネタではじめてますが、書いてる中身のほうは
毎度のとおり「コードギアスR2」。
まあどっちもユング心理学が設定のベースだし、ペルソナに肯定的なので
似たようなものだと言えなくもないですが。

実は『ペルソナ4』最近はじめたらハマっちゃって。これ面白いわ~。
キャラもストーリーもグラフィックも好きだし、システムも良くできてます。
音楽については、なんとサントラまで買っちゃいました。
このゲームについては、プレイが一段落したらきちんと書く予定です。

さてコードギアスに戻って、今回の「皇帝ルルーシュ」では新皇帝が大暴れ。
貴族制を廃止して反抗勢力を次々と殲滅し、姉連中はメイド姿で下働きへ。
さらにはギアスを施した親衛隊の結成と、表でも裏でもやりたい放題です。
それらの総仕上げが、超合衆国への加盟申し出と評議会場の占拠という
世界からの信頼を裏切る暴挙でした。

といっても実のところ、これらの行動はシュナイゼルの進める極秘計画を
未然に防ぐための強硬策であり、ユフィの汚名を自らの暴政に近い所業で
覆い隠そうとする意図によるもの。
時間のない中で一気に世界をまとめようとするが故の動きだったわけですが、
シュナイゼルは一足先に切り札である「天空要塞ダモクレス」を稼動させ、
ブリタニア首都ペンドラゴンをフレイア弾頭で消しさります。
そしてシュナイゼルの横には、死んだはずのナナリーの姿が!

シュナイゼルの狙いは「無差別破壊兵器の保有者による世界管理」という形の
平和実現でしょう。実在する某大国のやり方に似ています。
ナナリーが本気でそれに同意したのかは謎ですが。
それにしてもメイド忍術恐るべし。咲世子さんフレイアからどう逃げたのやら?

今回はカレンとルルーシュの関係に一応のけじめがつく一方、リヴァルのほうは
世間から身を隠したニーナといつの間にかいいムードに。
ハズレ者同士というこの組み合わせは、意外とうまくいきそうです。
ただしラストまでに死ななければ、という条件つきですが。
それにしても唐突なリヴァルの絡み方、これってラストへの伏線では・・・?

そういえば先々週あたりからヤバそうだと書いていたナイトオブフォーですが
案の定、出てきたとたんに瞬殺でした。後から出てきたモニカも同様。
二人とも専用機の姿すら出てこなかったのは、なんとも憐れすぎます。
やはりギアスを持っていたビスマルクの能力「未来予測」はマリアンヌすら
退けた力のようですが、「生きろ」というギアスのかかったスザクの戦闘力と
ランスロット・アルビオンの圧倒的な性能には、さすがに勝てませんでした。
この反則機体に対抗できるのは、やはり反則メカの紅蓮聖天八極式だけみたい。

その紅蓮聖天は議場を占拠したアルビオンに対抗しようと姿を見せますが、
出撃前にダモクレスが現われ、なんだかうやむやのまま終わっちゃいました。
この2機が対決するのか共闘するのかというのが、最後のヤマ場ですかね。
個人的にはシュナイゼルと同行するコーネリアのそばに姿が見えなかった
ノネット姐さんが気がかりで・・・(こればっか)。

そして今週のMVPは、玉城に対し「アナタって本当におバカさんだったのねぇ」と
ハッキリ言い切ったラクシャータに差し上げたい。
こちらも常々言ってやりたいと思ってたので、つい拍手しちゃいました(笑)。
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圏外の女

2008年09月03日 | アニメ
『ケータイ捜査官7』第19・20話「圏外の女」(前・後編)をまとめて視聴。
この番組を見るのは初めてですが、たまたま点けたら押井監督の回だったので
途中から録画しておき、後編放送後に2本続けて見ました。

内容?
やっぱり押井さんはどこでも押井さんでした~。
これを見るのはある種の約束組手みたいなもので、押井さんの「型」に
ある程度なじみがない視聴者は、ついていくのも無理っぽいです。
おおまかにまとめてみると、こんな感じかな?
----------------------------------------------------------------
ケータイ捜査官を自宅に置いてバイクで旅に出た主人公、旅先の熱海で
バイクが故障したところに、しゃべる犬の写真パネルを抱いた謎の女と
出会います。
女は大人の色香と作り話で主人公を翻弄しつつ、蕎麦屋ではせいろを、
旅館では船盛りを積み重ねる食べっぷり。(もちろん勘定は主人公持ち)
女との一夜にあらぬ期待を抱く主人公に対し、突然現れて男の心構えを語る
任侠風の男も登場して、物語は不条理青春喜劇の様相へ…。
-------------------------------------------------------------------

とまあ、押井さんの趣味丸出しな1時間。
ケータイは出ないけどイヌは出るし、犯罪といえば無銭飲食。
オチらしいオチもつかないし、舞台は監督の地元だしと、なんだか
自主制作映画みたいでした。

謎の女を演じるのは、最近押井さんがご執心らしい安藤麻吹さん。
蕎麦屋では「お七」と名乗って八百屋お七のひとり芝居を熱演しますが
あれは間違いなく「ゴト」ですよね。
『真・女立喰師列伝』はまだ見てませんが、たぶん彼女の本名は「お銀」で、
同名キャラのこの時代・この空間における分身みたいなものだろうというのが
私なりの勝手な解釈です。いわば立喰いのメーテル、そして青春の幻影。
というか押井さん、とにかく理由つけて安藤さんを撮りたかったんだろうな。

このところ「ぼくは今、若い人たちに伝えたいことがある」と言っていた
押井監督ですが、今回主人公に伝えたかったことはなんでしょう?

「だいせんじがけだらなよさ」

ヒロインがかの名文句を逆に読んだのは、最後に詠う寺山修司の詩を
別の形で言い換えたということなのでしょうか?

「さよならだけがじんせいならば」

『スカイ・クロラ』とリンクするメッセージを匂わせつつ、最後はやっぱり
60年代の心象へと回帰してしまうのも、押井さんらしい気がします。
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OK!マリアンヌ

2008年09月01日 | アニメ
前回のコードギアスについて書いた後、突然このタイトルを思いつきました。
これってまさに、たったひとつのインスピレーション?
というわけで、第21話を見る前からタイトルだけは決めてました。
一応、ヴェネチア映画祭という時事ネタにも絡んでますし…(笑)。
といっても、はたしてこのネタがどれだけの人に伝わるものやら。

さて、コードギアスR2第21話「ラグナレクの接続」。
世界を盤上にした壮大な親子ゲンカは、「Cの世界」で結末を迎えました。
父母の行為を「結局は子供を捨てた、自分勝手な所業」と断じたルルーシュは
ついにスザクと同じ道を歩むことになります。
そして結局のところ、一番の魔女はマリアンヌ母さんなのでした。
…というか、一番空気読めなかったのはこのヒトかもしれません(^^;。

「Cの世界」とは、結局のところ集合的無意識のこと。
つまり「思惟」もしくは「恣意」の世界というわけですね。
マンダラも出てきたし、コードギアスの世界観はユング心理学をベースに
成立しているということなのでしょう。
これらを口頭説明で済ませたのはあまり芸がないですが、尺もない中で
抽象論をグダグダ引っ張られても困っちゃうので、まあよろしいかと。
木星はいわゆる「世界の眼」の象徴というところですか。

見た人のうちたぶん9割は同じ感想を持つと思いますが、今回はまるっきり
TV版EVAの終盤だなぁと感じました。
ただしルルーシュの選んだ決断は、それと対照的なものでしたが…。
演出もEVAを意識してのものだし、製作サイドもあえてEVAとの比較を
望んでるようにも見えましたね。
そこまで用意した上で、わざわざルルーシュにあの選択をさせたのでしょう。
「神殺し」が変じて「EVA殺し」とは、なかなかうまい洒落になってます。

さて、EVAとコードギアスの関係について、もう少し書いてみます。
宇野常寛氏がSFマガジンで連載していた『ゼロ年代の想像力』では
EVAに代表される「セカイ系」作品を90年代的想像力の産物とし、
2000年以後のいわゆる「ゼロ年代」の気分を代表する作品として
『DEATH NOTE』を取り上げ、この年代における「決断主義」の
広がりを指摘しています。

要は内側の「セカイ」へと「引きこもる」作品から、外側の「世界」を
「ぶっこわす」作品へと、読み手の嗜好がシフトしているというのが
大まかな流れなのですが、その中で『DEATH NOTE』と並んで
例に挙がっていたのが、この『コードギアス』なのです。
(まあコードギアス自体がデスノの影響を受けて生まれた作品なので、
この引用はいわずもがなの気もするのですが。)

面白いのは、上のように批評された『コードギアス』自体が、その批評を
なぞるかのように「EVA殺し」の回をやったことですね。
宇野氏の言説に対する回答として第21話を作ったとすれば、それはそれで
かなり挑戦的な試みではないかと思います。
『ゼロ年代の想像力』第1回がSFマガジンに載ったのは、2007年5月末。
この微妙な発表時期が、作品づくりに影響したのかが気になるところです。
いつか谷口監督か竹Pがそのあたりを語ってくれるのを、期待したいもの。
『ゼロ年代の想像力』も単行本化されて評判になってるようですし、どこかで
両者の接点が生まれることもありそうです。

さて、物語の舞台は現実世界に戻り、敵と味方は完全に逆転。
親子ゲンカは終わりましたが、兄弟ゲンカはまだ続きます。
天才同士の頭脳戦という図式も、やっぱり『DEATH NOTE』っぽい。
そしてとうとうワンカットだけ出てきた、ノネット姐さんの運命は如何に!
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皇帝よりも皇妃に問題アリ

2008年08月25日 | アニメ
姫鷲さん情報で発売を知った「IN ACTION!! OFFSHOOT」のグラスゴー
本日から魂ウェブで予約開始。
ある意味では第1期シリーズで一番活躍した機体なので、いくら限定品でも
これを買い逃す手はありません。
普通は1機でたくさんなのですが、スラッシュハーケンが流用できるので
予備としてもう1機買っちゃいました。
まんまとバンダイの商法に乗せられちゃったのはちとシャクですが。
ちなみに商品のベースは無頼からの流用だそうで、原作とは逆ですね。

さて、TVのほうは第20話まで進みました。
先週ヘンな高笑いを始めたスザクですが、何をやるかと思ったら
いまさら「ナイトオブワンを目指す」と言い出します。
これまでとちょっと違うのは「現皇帝」からではなく「次期皇帝」から
任命を受けようというもの。

ということでシュナイゼル殿下を抱き込んでの皇帝暗殺を企てますが、
乗り込んだ神根島では現ナイトオブワンのビスマルクに一蹴された挙句
「オマエのような裏切り続きの男、ハナから信用していなかった」と、
まさに犬っころ扱いです。
こんな調子でアルビオンに乗っても、いまいちしまらないですねぇ。

そのランスロット・アルビオンですが、前回ダルマにされた機体でなく
完全新造でロールアウトしてくるようです。
よくよく考えて見れば、いくら高性能とはいえ試験用の機体を1年以上も
使ってきたわけで、長持ち度では初代ガンダム以上と言えるでしょう。
でも見た目については、旧ランスのほうがカッコいいですけど。
アルビオンは変に細いボディラインにやたら張り出した肩が気味悪くて、
なんだか「白い死神」という感じです。

アーニャの正体・・・というか中の人は、やはりルルの身内でした。
一番読みにくい所を持ってくるのは「DEATH NOTE」と同じパターンですが
今回はかなり反則っぽい。まあ今ならなんでもありですか。
C.C.の記憶が戻ったのは、能力者と付与者の相互干渉のせいかと思ったら
特にそういうことでもないようです。

追い込まれるスザクと、そこに割って入る形で神根島に現れたルルーシュ。
後からC.C.とアーニャも駆けつけ、主要人物が一点に集結しました。
ビスマルクもギアスを持ってるっぽいし、いよいよ最後のカードである
「アーカーシャの剣」も発動と、物語はいよいよ佳境を迎えます。

TV放送を受けて、公式ページの情報も大幅更新されました。
ついでに「グランストンナイツ」の誤記もなおしとけよ、と(^^;。
ナイトオブトゥエルヴの名前はモニカ・クルシェフスキーだそうで、
どこかの大統領と不適切な関係だった人に似ています。
座乗艦に乗っていたということは、この人も皇帝と不適切な関係に
あったのでしょうか・・・やるなファーザー。

新登場のナイトオブフォー、ドロテア・エルンストは結構好みですが
パイロットスーツの絵しかないのが怪しいですね。
KMFに乗って出てきた途端、アルビオンに一瞬で墜とされそうな予感。
パーソナルカラーが青みたいなので、個人的には応援したいのですが・・・。
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裏切り者の名を受けて

2008年08月17日 | アニメ
フレイア1発、死者1,000万超。
スザクの命の代償として、あるいは新型兵器のお披露目としては
けっこう高くついたものです。
自分の作った物の威力を目の当たりにして半狂乱のニーナですが、
いまごろビビっても後のまつり。
そんな彼女に「科学を捨てて心を守るか、心を壊して科学に殉じるか」と
選択を迫るプリン伯爵の姿が、今回だけは妙に凛々しく見えたものです。

そんな感じで始まった今週のコードギアスR2、サブタイトルは「裏切り」。
第二次東京決戦は結局のところ、両者痛み分けに落ち着いたようですね。

ナナリーを喪ったショックで取り乱すルルーシュ、戦局を無視して
妹の捜索を命じますが、もちろん藤堂たちは取り合いません。
キレたルルーシュは自分を気遣うロロに対し、ついに本音をぶちまけます。
「俺はお前が大嫌いだ、何度も殺そうとして殺しそこねたんだ」と。

副指令の扇はヴィレッタを気遣って持ち場放棄だし、もうメチャクチャ。
これじゃシュナイゼルにいいように丸めこまれるのはあたりまえです。
藤堂さんも戦術眼はあっても指導者タイプじゃないんだよなぁ。
指揮官の意向にいいように左右されて、自分の判断は後手後手だし。
ディートハルトはおろか玉城よりも弁が立たないのは、もはや罪でしょう。

もはやブチキレ気味の扇は、ゼロと引き換えに日本を返せと提案。
おいおい、ここまで持ち上げた超合衆国構想はどうするつもりなの?
ここで黒の騎士団が潰れたら世界全土がブリタニアの手に落ちるのに・・・。
この時点でゼロも扇たちも、自分本位な点では五十歩百歩じゃないかと。

さっきまで仲間だった黒の騎士団から銃を向けられ、庇おうとするカレンも
突き放すような言葉で遠ざけるルルーシュ。
そんな状況に割って入ったのは、彼が見捨てたはずのあの人物・・・。

誰か個人が裏切るのかと思ったら、全員がいっぺんに寝返るとは。
なんか某有名ミステリー小説のトリックみたいな感じですね。
相手から見ればルルの方が「裏切り者」ということになるんでしょうけど。
展開としてはかなり崩壊が進んでますが、いよいよ孤立無援となったルルには
むしろ期待を持ってしまいます。

全てを失い、これまでのツケを全部背負い込んでギリギリ追い込まれた後に
果たしてルルーシュは何を成そうとするのか。
もうハッピーエンドなんて期待してないので、スタッフにはやりたいことを
全力でやりきってもらいたいと思います。
悲劇で終わるなら、いっそ大いなる悲劇を目指して欲しいものです。

それにしても、会長とリヴァルは両方生き残ってましたね。
今回の再会を機に、二人は急接近するのでしょうか?
だとしたら、フレイアの件で一番得するのはリヴァルだよなぁと思ったり。
・・・と書いてみたら、翌週にはいきなり死んじゃうような気もしますけど(^^;。
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宮崎パパの原点回帰-『崖の上のポニョ』

2008年08月16日 | アニメ
『崖の上のポニョ』見に行ってきました。

いや~やられた、こっちの予想を裏切る快作でびっくりです!
宮崎駿、この歳にしてみごと原点回帰を果たしたという感じ。
公式サイトなどでは堅苦しい文章が載ってますが、そんなの気にせずに
肩の力を抜いて楽しんで見られる作品でした。

ストーリーのほうは、古典的なボーイ・ミーツ・ガールもの。
「魚の女の子」が「人間の男の子」を好きになってしまい、魔法の力で
会いに行ってしまうという、ホントにそれだけの話です。
でもそのシンプルさ、まっすぐさが実にいいんですよ。
余計な説教や講釈も、ためらいすらもない一直線のひたむきさ。
その気持ちをポニョの魔法がちょっとだけあと押しすることによって、
子どもには無理そうな冒険だってできちゃうのです。

最近の宮崎駿作品はテーマ性やメッセージというものにこだわるあまり、
作家も作品もがんじがらめになって身動きがとれない感じでした。
今回の「ポニョ」は、そういうメッセージ性も残しつつ、難しいところは
あえてやり過ごすことで、アニメ本来の「動きで見せる・楽しませる」
という点に立ち返ったように思います。
なにしろ今回は人も車も全力疾走!「カリ城」以来長らく封印していた
あの疾走感が帰ってきました。

技術的なすばらしさはいまさら言うまでもなし。素朴な線を高度な作画で
動かすことによって、絵が動くおもしろさを最大限に見せてくれます。
絵柄をシンプルにしたのもナイス判断。半魚人顔のポニョをリアルに描くと
見てるほうが怖くなっちゃいますからね。
(『河童のクゥと夏休み』も、あの絵柄に馴染めなくていまだに見てません。)

キャラについては、ヒロインのポニョの成長ぶりが物語の中心なのですが
イチオシはなんと言ってもリサママですね。
優しい母親、気丈な妻、働き者のヘルパーといった顔をいくつも見せながら
作品を引っぱっていく、「もう一人のヒロイン」と言ってもよいでしょう。
彼女の姿は世の若い母親に対する、宮崎監督からの応援なのかもしれません。
声優がどうのという声もありますが、そんなの関係ナシ!

ところで私が注目したのは、船長のダンナが仕事で帰って来れなかったときの
彼女のスネっぷり。むくれるわふて寝するわのツンデレぶりが最高なのですが
この反応、どこかの誰かをを思い出させるような・・・って、これってまるっきり
『未来少年コナン』のモンスリーじゃないですか!
これに気づいた時、『ポニョ』と『コナン』が一気にオーバーラップしちゃって
以後は客観的に見られなくなっちゃいました。
そっか、これはダイスとモンスリーの息子の話なんだ。で、その息子が野生児の
ポニョと出あって、恋がめばえる・・・って、これやっぱり『逆コナン』でないの?

と思ってみると、社会諷刺や文明批判こそ控えめだけれど、この疾走感と力強さは
まさに低年齢版の『未来少年コナン』というべきもの。
地を走り、舟を走らせ、水に潜り、そしてキスをする。コナンとラナの軌跡を、
ポニョと宗介もしっかりとなぞっていきます。そしてそれを支えるリサママや
ポニョのお母さん、そして大らかな町の人たちの人間的な魅力。
余計な詮索は抜きにしてアニメのおもしろさとぬくもりのある世界観を堪能できる、
一級の娯楽映画だと思います。特にコナン好きは必見でしょう。
これ見て全然おもしろいと思えなかったら、もうアニメは見ずに実写だけ見るのを
おすすめします。(こりゃちょっと言いすぎか)

それにしても、こういうシンプルなおもしろさを持った作品をひとつ作り上げるのに
昔では考えられない程の予算と時間がかかってしまうというのは、アニメ界にとって
決して幸せなことではないんだろうなぁと思います。
この状況だと、限られたコネを持つ若手にしかチャンスがまわってこないですからね。
『ポニョ』を見終えた後、ちょっとだけ考え込んでしまいました。
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さようなら、ブリタニアの吸血鬼さん

2008年08月11日 | アニメ
『IN ACTION!! OFFSHOOT』の紅蓮弐式が届きました。
TVでは既に可翔式も引退し、聖天八極式が華々しい初陣を飾った今となっては
いまさら感も強いのですが、原点であるこの機体はやはりカッコいいです。
ただしこの商品、すでに姫鷲さんもレビューしているとおり、可動については
ランスロットなどの先行KMFに比べてかなり見劣りします。

腕部については伸展ギミックも含めてよくできてますが、ポーズの要となる
下半身の可動範囲が狭いのは大きなマイナス。
もともと足が短い機体なのに加え、腰まわりのベルトに伸縮性がないため、
これらが重なって下半身の動きが相当制限されています。
ヒザも二重関節を使っていないので、脚の曲げ伸ばしでポーズをつけることも
ままなりませんし。

コクピットハッチは開くのですが、中に人が入ってないとあまり面白みなし。
むしろ頭部の収納ギミックがオミットされてるほうが痛いです。
頭部の可動範囲が小さいのは以前からですが、頭にフードを被ってる紅蓮の場合
もう少し見上げる範囲を広げてくれないと、顔が全然見えません。

造型や彩色は問題ないのですが、細かいところで「おっ」と思わせる物がなく
期待のわりに凡庸な感じがするのは残念です。
価格比で見ると、完成品としてはまだお得感がありますが、その感覚も徐々に
薄くなってきた感じ。
R2になってからデザイン的な魅力も落ちてきたし、今後は他の評価を見てから
買うかどうか決めようかとも思ってます。
あ、でもコンクエスターは予約してるんだった・・・どうしよう。

期待が大きかっただけ残念さが先に立ってしまった紅蓮ですが、付属の甲壱型腕は
なかなか楽しいものです。
左右対称のデザインなので、たとえばこんな使い方も。

左腕につけてダブル輻射波動を展開。ヘタすると蜃気楼より鉄壁だったりして。
ただしエナジーフィラーがあっという間に尽きそうですが。
なんとなくアルトロンガンダムみたい、という感想は禁句です(^^;。
そういえば今週のビックリドッキリメカ、サザーランド・ジークだって、どう見ても
アプサラスじゃないかと・・・ふんがっとっと。

さて18話「第二次東京決戦」では、虐殺皇女ならぬ虐殺ラウンズが誕生。
といってもブラッドリー卿ではありません。彼は予想通り、聖天八極式のお披露目で
自分が血祭りにあげられてしまいました。吸血鬼だから紅蓮には弱かったとか?
あのタイミングで出てきたら、話数から見てもこうなりそうだとは思ってましたが
この件でラウンズといえどもあっさり消えていく可能性が高まったのも事実。
これならノネットさん出てこないほうがいいかも知れない・・・いまから出てきても
1話限りで退場とか、本気でありそうですから。

ブラッドリー撃破の勢いで白兜までダルマにする紅蓮。死を覚悟したスザクの目に
ギアスの赤い輝きが・・・って、そこでもうフレイア撃っちゃうのか!
あっさりと消えていく政庁、次々に巻き込まれていく主要キャラ。
そして、そんな中でもしつこく生き残るのは玉城とロロのウザい二人。
せめてニーナだけでも消えれば、と思ったらコイツはアヴァロンに乗ってたので
無事でした。くそー、うっとうしい連中ばっかり残ったな~。

それにしても、フレイアってもっとスゴイ威力だと思ってました。
ニッポン丸ごと消すか!みたいなのを期待してたのですが、結局ガニメデに
載せてたヤツと同程度のレベルだったんですね。ちょっとガッカリ(おいおい)。
でもあのキ○ガ○娘のことだし、次こそ真に悪魔的な兵器を作ってくるのかも。

この一発でうやむやのうちに幕を閉じた第二次東京決戦ですが、総督も政庁も
消失してしまったということで、結果的には超合衆国の勝利となるのでしょうか?
う~ん、いまいちすっきりしないけど。
そして光に包まれて消失したナナリーは本当に死んだのでしょうか?
ひょっとして咲世子のメイド忍術で救出とか、アッチの世界に飛ばされたとか。

アーニャの記憶操作についても、しつこく触れているだけに気になります。
実はこっちが本当の妹で、ルルもとっくの昔から記憶操作を受けてたりとか。
まあ皇帝のギアスが判明して以降、もうなんでもアリの状況なんですけどね。
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土下座王子ルルーシュ

2008年08月03日 | アニメ
「コードギアスR2」、今週のタイトルは「土の味」。
ルルーシュの土下座までは予想できましたが、先週サンドバッグだったスザクが
今週はルルーシュのアタマを靴でぐりぐり。
このアニメ、R2からはサド風味がやたら強まってるような気がしますね。
しかしあれだと土というよりは「玉砂利の味」というところですか。

でも今週のルルはよく頑張ったほうだと思いました。
スザクに対し言い訳もせず、全部の罪を自分のせいだと言い切って土下座する姿は
逆に本物のヒーローとしての資質を感じさせましたし。
それだけに、スザクとの和解が成立しなかったのは残念でした(ロイド風に)。

ところで、姫鷲卿から今日のワンフェスに行くとの連絡をもらってたのですが、
会場で販売されるFigmaのスザクは頼んでませんでした。まさかこんなに旬な
タイアップ商品だったとは・・・。
なにしろプライベートなのに、二人ともわざわざ制服で会いに来てるし(^^;。
これはもう、「2体組ませて再現しろ」というギアスに近いのではないでしょうか。
販促番組としては最高の効果をあげたといってよいでしょう。
かくいう私も、これからグッスマの通販にチャレンジしてみます。

さて本編では「黒の騎士団」が日本へ大攻勢を開始。これに対し、ラウンズを投入し
戦線の切り崩しを図るブリタニア軍。
メガネ卿ギルフォードはギアスのおかげでルルーシュをコーネリアと思い込まされ
シュナイゼルの手に落ちたルルを救出してしまいます。
でも姫様が蜃気楼に乗ってる時点で、ヘンだと思わないのだろうか?
まあそれを言ったらキリがないんですが・・・。

トウキョウに侵入したロロとメイド忍者の任務は、ナナリー救出でした。
でも一番頼んじゃいけない奴にナナリーを任せるとは、ルルも焼きが回ったとしか
思えません。ここは咲世子の抑止力に期待するしかないか?
一方、ディートハルトはヴィレッタの身柄を押さえ、扇に対して牽制をかけます。
でもむしろ扇より不安なのは四聖剣の生き残り、特に朝比奈じゃないのかなぁ。
彼と千葉は土壇場で裏切っても不思議じゃないムードです。
でも「独立した後はどうなるのか」と危惧する二人の言い分もわかりますけどね。
ルルーシュ自身は日本奪還後のプランなんか考えてなさそうだし。
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変人とヘタレとマニアばかりの国

2008年07月30日 | アニメ
伏線の張りすぎで身動きが取れなくなってきた感じもする「コードギアスR2」。
細かいネタや小さなサプライズで見せ場は作ってくれますが、開始当初の頃の
爆発的な盛り上がりからは遠くなってきています。
逆に女性キャラの拘束や変人キャラの追加など、マニアック要素が増えているのは
いいんだか悪いんだか。
そろそろまとめ方向に入ってきたので、ここから最終決戦に向けての盛り上げを
強く期待したいものです。

さて、超合衆国の結成によって世界の二極化が完成し、いよいよ正面きっての
武力衝突は避けられないものとなりました。
これまではレジスタンスという名目で通ってきた黒の騎士団の戦いも、ここからは
「戦争」と呼ばざるを得ないでしょう。
時を同じくしてニーナはついに核爆弾を完成させ、ランスロットにこれを搭載して
スザクに託そうとします。
この第二次世界大戦を思わせる流れの結果は、やはり日本への核投下になるのか。
混迷する物語の中、ラストに向けての軸だけは見えてきた気がします。

それにしても、超合衆国もブリタニアもマトモな人はどんどん減ってますね。
どっちが覇権を握っても、あんまり住んでみたいとは思わないなぁ。
というか、いずれはまた分裂するんじゃないのかと思ったりして。

先週は苦無を受けて死んだかと思われた扇さんですが、超合衆国の記念式典には
きちんと間に合ってました。でもなんだか本人ではないような感じ。
咲世子は日本で内部工作に従事しているようなので、中の人はヴィレッタかな?
朝比奈は作戦への不信からロロとの対立に発展しそうですが、変に探りを入れて
殺人マシーンに消されないことを願います。
ブリタニア側の殺人マシーンでは“ナイトオブテン”ことブラッドリー卿が登場。
でもこのご時勢にスローイングダガーを持ち歩いているあたり、危ないというより
空気読めないキャラにしか見えません。
ラウンズの人選が人間性と無関係なことだけはよーくわかりましたけど。

先週のヘタレに続き、今週はカレンのサンドバッグ状態なスザク。
カレンも今週になって「殺しなさいよ」とかいうなら、先週の時点で無駄な抵抗より
自害を選ぶべきだったのでは・・・なんか今週は普通のスケバンみたいに見えました。
そして今週は一番いいところをファーザーに持っていかれたオンナスキー、もとい
われらがルルーシュ。
パパのどアップに思わず後ずさりで、こちらも相当なヘタレぶりです。
ヘタレついでに、土下座チックな発言で「妹を守って」とスザクにおねだりする始末。
そして来週のタイトルは「土の味」。ルルーシュ、ついにリアル土下座か!?
C.C.よりもオマエ自身が奴隷っぽいぞ、と心の中で突っ込んでました。
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Cの世界

2008年07月20日 | アニメ
コードギアス第15話「Cの世界」。
カレンのクスリ責めはとりあえず回避されたようで、ホッとする半面で
やはりスザクはヘタレだなぁと思ったり。
機情が調略されているのには気づいたものの、ナナリーの身を案じると
うかつに皇帝に報告もできず、またもどっちつかずの宙ぶらりん状態に。
この男は終盤までこの調子で行くのでしょうか、ホントうざいなぁ。

逆に若本皇帝陛下は無敵モードに突入。さらにはルルーシュからC.C.までを
奪いにかかるという、特定の人の創作意欲を激しくそそる展開になりました。
夏は皇帝×C.C.のコピー本が飛び交いそうな気もします(^^;。

ルルとの契約内容やC.C.の過去などはある程度予想通りでしたが、
「ギアス」と「コード」の関係などはさすがに読めませんでした。
もっと読めなかったのは救出後のC.C.のリアクションでしたけど・・・。
額の「コード」も消えていたようだし、この後どうなるのやら。
それにしても「Cの世界」って、ホント文字通りの意味でしたね。

愛した女に殺されそうな扇は「でも好きになってしまったんだ!」と
言い放ったあげく、ヴィレッタの代わりに咲世子の手裏剣を食らって
ガケから落下。それを庇って自分もガケ下へと落ちていくヴィレッタ。
これで今度は扇が記憶喪失に・・・という展開は、さすがにやだなぁ。

ダラス基地ではキチ○○のニーナがついに核爆弾を完成。
そして、これを何らかの計画に用いようとするシュナイゼル。
いよいよもう一人の危険人物がその本性を見せそうです。
しかし、まわりを固めるのがホ○にレ○にプリン伯爵という陣容は
いくらなんでも自由人を集めすぎではないかと思ったりして。

次週予告では、コーネリア殿下の拘束姿が。でも最近の流れから見ると
この後あっさり解放されて共同戦線を張る可能性も。
そしてカレンに迫るオレンジのマントは、性格悪そうなナイトオブテン・・・?
これは次こそ本気で「カレン危うし」な感じです。
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ギアス狩る者、狩られる者

2008年07月13日 | アニメ
コードギアスR2 第14話「ギアス狩り」。
シャーリーを殺害したのは、やはりロロであった。
彼女を翻弄し死へと至らしめたはギアスの力だと断じたルルーシュは、その怒りを
ギアス嚮団へと向ける。
黒の騎士団によって一気に進められる嚮団壊滅作戦の中、老若男女の別なく
虐殺されていく嚮団メンバー。
かつての嚮主であったC.C.も、苦悩しながらも「ルルーシュの共犯者」として
嚮団壊滅に助力する。
追いつめられた現嚮主V.V.はジェレミアと共に回収していたジークフリートで
自ら出撃し、圧倒的な性能で反撃。これに対し、ルルーシュはロロの突撃による
自爆作戦を試みる・・・。

前話から一気に陰惨さが増した感じのR2ですが、この展開はSEEDや00などの
21世紀ガンダムにも見られた傾向なので、結局話の収拾がつかなくなるという
最悪のパターンだけは踏襲して欲しくないものです。

一方でマリアンヌ絡みのエピソードやついに自ら動いた皇帝シャルルなど、
ブリタニア王家を巡る謎にも光が当たりそう。
さらに、シャーリーの死をルルーシュの仕業と断言するスザクはカレンに対し
禁断の麻薬「リフレイン」を・・・と、なんとも目まぐるしい状況です。
そして来週のタイトルは「Cの世界」。
ギアスと神殺しの秘密、そしてC.C.の謎がいよいよ明かされるのか?!

ルルーシュはギアスに全ての罪があるような口ぶりですが、抵抗運動を始めたのも
ロロを引き込んだのも、そもそもギアスを受け入れて契約を結んだのも自分の判断。
結局は自分がそれらの罪を引き受けねばならないと気づかなければ、真の英雄には
届かないように思います。
一方、いかなる窮地でも自己を見失わないのが、我等のコーネリア殿下。
意志の固さはさすがにユフィの姉というところでしょうか。
あの現地改修仕様の暁、ぜひとも完成品で出して欲しいです。

まさかあのまま黒の騎士団に合流ということにはならないでしょうけど・・・まさかね?
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せめて悲しみとともに

2008年07月06日 | アニメ
コードギアス第13話『過去からの刺客』。
後半部へ向けて一気に緊張感の高まる、重要な回となりました。

時間は巻き戻され、因果は再び巡る。世界は覆され、悲劇は繰り返される。
そして過去からの刺客とは、果たして何者なのか。

ギアスを解かれてしまったシャーリーの苦悩、復活したジェレミアの真意、さらには
ヴィレッタの意外な行動と、ロロの複雑な想い。
アクションシーンも適度に盛り込みつつ、これまでに築かれたキャラクター同士の
人間関係を一挙に浮かび上がらせる筋書きが、実に巧みだったと思います。
しかし最後にあんな結末が待っているとは・・・今までの流れを断ち切るかのような
非情な展開には、見ていて愕然としてしまいました。
昨日の敵は今日の友、今日の兄弟は明日の敵ということでしょうか。
でも真相についてはまだはっきりしないところもありますけど。

オープニングもエンディングも変わって後半へスタートを切るという回で、
いきなりこういう重い話を持ってくるとは、すごいというか厳しいというか。
こういう厳しさをあえて選ぶあたりが「コードギアス」シリーズの魅力であり
見ていて辛くなるところでもあります。

う~ん、今回もファンが賛否両論で大荒れするんだろうな。
ドラマ作りとしては正解だけど、思い入れの深い人ほど納得できないかも。
私個人としては、辛いけれど納得はしています。
この作品が英雄物語であるなら、その物語に悲劇が伴うのは必然だと思うので。

第1シーズンの第23話「せめて哀しみとともに」は、ルルーシュとスザクの対立を
決定的にした回でした。
今回の第13話は、これと対になるはずの物語だと思います。
シャーリーの伝えた言葉と心は、ルルーシュとスザクにどのような影響を与え
世界をどのように変えてゆくのか。
そしてV.V.と対面したコーネリアは、どのような道を選ぶのか。
今は悲劇を乗り越えた人々の未来に希望があることを願うのみです。
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『秘密』第1クール終了

2008年07月04日 | アニメ
アニメ版『秘密』も13話、いよいよ折り返し点に到達です。
節目となる話は予想通り、「2001」で描かれた未成年連続自殺事件でした。

アニメ版のタイトルは「来訪者」ですが、いまひとつしっくりきませんね。
バオーじゃないので武装現象は起こしませんが、体内から刃物は出してたなぁ。
あ、そういえば少年院では「香り」とかも使ってたか。
「こいつらの「におい」を止めてやるッ!」・・・そして28人殺しへ。(ちがいます)

内容ですが、ほぼ原作どおりの展開でした。それ以外の感想はあまりなし。
アニメ版をあまり良いと思えない私にとっては、さして見所のない回でした。
腐女子成分皆無ですから、苦悩する薪をアニメで見て悶絶とかしませんし。
原作を全く読んでなければ、話の重さに引っ張られたかもしれませんが・・・。

13話まで見てきて改めて思うのは、この作品の「アイデア」は映像化に最適だけど
肝心な中身の部分を映像化するのは極めて難しいということ。
マンガならではの1枚絵の重み、そこから来る余韻というものが原作の持つ大きな
武器であり、アニメ版にはそれが感じられないのが痛いです。
文字で示される部分も、会話で語られると陳腐化してしまうところがあるし。
貝沼事件をどのように映像化するかが作品の判断基準だと思ってましたが、
この程度なら残す必要もありません。
これまで録画した分も、安心してレコーダーから削除できます。

大したものではありませんが、以下に今回気になったことなど。

原作のTV中継が皇族の結婚パレードという「国民的行事」に絡めてあったのに対し
アニメ版では野球の優勝パレードというのは、政治的配慮とはいえ手ぬるいですな。
そういう部分に、原作者の辛口な目線が感じられると思うんだけど。

貝沼の顔は原作より怖くなってますが、むしろ原作ののぺっとした顔のほうが
悪意が見えない分だけ恐ろしいと思いました。
愛情と劣等感が憎悪へと変貌した事件なのに、あの表情は違うんじゃないの?とも
思いましたし。
ちなみに貝沼の温厚そうな容貌や少年院での服装などには、かつてのローマ法皇を
連想させられました。こういう皮肉な演出も、原作者の狙いだったのかな?

アニメでの鈴木の反応はちょっと女々しく見えてしまいました。
演出的にはもう少し苦悩感を前面に押し出したほうが、彼の下した決断の重さと
凛々しさを感じさせたのでは。
でも女性ファンにはああいうキャラづくりをしたほうが好かれるんだろうか。
まあ私にはわからないところです。

とりあえず貝沼の件が片付いたので、最終回はたぶん「2002」の話になるはず。
原作の悲劇性と神秘性を損なわずにアニメ化するのは・・・たぶん無理でしょう。
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ネリ殿下が帰ってきた

2008年06月30日 | アニメ
コードギアスR2、12話でついにコーネリア殿下が再登場しました。
予告編で別人かと思ったのは髪形が変わったせい。
編んだ髪を後頭部で結んでいるようですが、長さ自体も短くなったようです。
言いづらい事ですが、おかげで見た目が5歳ほど若返った感じ(^^;。
むしろようやく年相応(設定では28歳のはず)になったと言うべきでしょうか。

そのコーネリアですが、不在の間は独自にギアス関係を探っていた様子。
エリア11から出奔したのは、総督という立場で自由に動けない事を嫌ったのと
ギアスの秘密に王家(特に父王)が深く関わっていると察知したからでしょう。
ギルフォードを置いていったのも、彼の身を案じての配慮かもしれません。
真実を知った彼女がどのように行動するかも、今後の見どころになるでしょう。
もちろんノネット姐さんの登場にも大期待です。

そしてタイミングをはかったかのように、殿下専用グロースターも到着。
機体を覆うように翻るマントの裾に、王族専用機のオーラを感じます。

派手なツノは素材に弾力があり、折れる心配が少ないのもうれしい。
こういうところはリボにも見習って欲しい部分です。
(そのうちヘタってこないか、という心配もありますけど。)

物語ではついにルルーシュの恋愛問題に決着が・・・と思ったら、またもや
ラストでのどんでん返しで大ピンチ。
しかしいまさらギアス無効化能力を出すとは、ちょっとな~。
こんな便利な力があれば、ユフィだって救えたかも知れないのにと思うと
驚きよりも無念さのほうが強いです。
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図書館戦争、終了

2008年06月29日 | アニメ
「だが、戦いはつづく」・・・おっと、これはジャイアントロボのエンディングか。

アニメ『図書館戦争』全12回の放送が終了しました。
結局、アニメの中で図書隊と良化隊との抗争に決着はつきませんでしたが
笠原と堂上は結末で互いの気持ちを認め合い、晴れて恋人同士に。
物語としてはこれでハッピーエンド・・・なのか?

ノイタミナという枠の視聴者層を考えると、女性向けを強調したストーリーは
ある程度仕方がないとは思うけど、「本と図書館を守り、検閲と戦う」という
テーマから考えると、やはり全体的に軽かったなぁという気がします。
問題意識は感じられるんだけど、あえて正面から取り上げようという感じは
受けなかったというか。
やっぱりこのテーマに対して12話というのは、最初から尺が不足なのでは?

結果として「王子様に憧れて女性に厳しい職場に入ったヒロインの成長と恋」
というありがちな話が前面に出てしまったのは、個人的に残念でした。
別にラブコメ自体は嫌いじゃないんですけど、どうもバランスがね~。

やはり自分の中では『攻殻S.A.C.』に通じるシリアスさを期待していたところも
大きかったので、この世界の抱えるゆがみや問題点について、もっと積極的に
語って欲しかったです。
そもそも、まず実在する「図書館の自由に関する宣言」とのつながりをきちんと
描いてくれないと、我々の社会が将来はあんな風になってしまうかも、という
危機感を与えられないと思いますし。

さらに言うと、もともと書籍である『図書館戦争』を読む場合は、その行為自体が
読者による一種の批評になりますが、その前提を持っていないアニメ版の場合は
製作側が積極的に「本」「図書館」の意義と「検閲」の問題点を示していかないと、
視聴者側にその「重み」が伝わらないようにも感じました。

ちなみに最終回で「ガン・カタ」の話が出てましたが、元ネタの『リベリオン』と
『図書館戦争』の類似点に気づかないと、単なるギャグに見えるのが痛いです。

技術面では絵も動きも演出も高水準だし、キャラクターも魅力的ではありますが
自分の中では期待に届かなかったのが惜しまれる作品でした。
もし続編があるなら、今度はもう少しシビアな展開を望みたいものです。
(でも柴崎と手塚弟には少し進展して欲しいかも。どっちも好きなキャラなので。)
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