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Biting Angle

アニメ・マンガ・ホビーのゆるい話題と、SFとか美術のすこしマジメな感想など。

マリーようやく登場、そしてセルゲイは退場

2009年02月02日 | アニメ
ガンダム00 2nd 第17話「散りゆく光の中で」。

年始から倒すか倒さないかで引っぱったアフリカタワーですが、結局倒壊しました。
裏の裏はおもて、とはよく言ったものです。
情報操作がうまかったのはアロウズよりも水島監督、というオチでいいのかな?

個人的には、軌道エレベーターの倒壊シミュレーションを見られたのが収穫です。
高さと自転運動の影響であれだけ落下範囲が大きくなるとは読めませんでした。
外装をパージしてタワー全体の質量を減らすフェイルセーフシステムにも納得です。
とはいえ、やっぱり相応の大災害になっちゃうのは大問題ですけどねー。
万一、人工衛星などのデブリなんかが突っ込んできたらどうするつもりなんだろ。
まあ本来はそういうのを撃ち落すのが、メメントモリの仕事なんでしょうけどね。

困ったときはやっぱり発動、ダブルオーライザー仕様のイデオンソード。
しかしメメントモリを完全にぶった斬るまでにはいかず、最後に発射されたビームが
タワーに命中、自動で緊急パージされた外装が次々と都市部へ落下していきます。
この大量の破片をガンダムだけでは抑えきれない・・・とくれば、後は予想のとおり
逆シャアのクライマックスの再現となりました。
敵も味方も一致団結して防衛行動、破片は地上に落とさせん!てなもんです。

結局、人類って共通の敵か大災害に対してしか団結できないってことですね。
でも前者は『トップをねらえ!』、後者は『宇宙のステルヴィア』という名作が
全力で描ききっちゃってるしなぁ。
両方大好きな私としては、いまさら同じような話をイマイチな完成度で出されても
あんまり気分が乗らないなぁ、というのが本音です。

まあなんだかんだ言って、今週は2ndシーズンでは一番盛り上がったような気が。
でも前期でも一番盛り上がった話って、やっぱり人命救助の回なんだよなぁ・・・。
いっそ最初からガンダムで国際救助隊をやってたほうが、素直に楽しめるアニメには
なったかもしれません。

しかしですよ、せっかく盛り上がってるのに、なんで最後で水を指すのかなー。
人類一致団結してめでたしめでたし、では終わらせないのもひとつの見せ方だけど
よりによって私怨と勘違いと親子喧嘩で締めるってのはあんまりですよ。
人間なんてそんなに簡単にわかりあえないんだ、とクギを指したのかもしれないけど
あの終わり方では悲しさよりも流れのつまらなさのほうが印象に強くて、私としては
中途半端な脱力感しか残りませんでした。まったく拍子抜けですよ。

セルゲイさんもどうせならマリーを巡ってハレルヤに殺されるか、メメントモリ発射の
巻き添えを食ったときに消えてたほうが、こっちもよっぽど泣けたと思います。
マリーもせっかくGNアーチャーで出てきたというのに、それがセルゲイ死亡フラグを
発動させることになるとは・・・。

本来なら視聴者がグッとくるべき場面でも、構成のゆるさや話にヘンなひねりが入って
素直に感情移入できないというのが、この作品のネックだと思います。
スタッフが天邪鬼なのか、見てるこっちが製作意図を読めてないのかはわかりませんが
視聴者の盛り上げ方がどこかおかしいと思うんですけどね。
作品的にはアレだと言われても、とにかく話題性があればいいってことなんでしょうか?
まあそのおかげで、うちもブログのネタとして使えてるんですが。

できればこっちだって誉めてあげたいんですけど、誉めるところが・・・ゲフンゲフン。
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新浜銘菓、タチコマ焼き?

2009年02月01日 | アニメ
ホビーショップの通販新作情報をチェックしていたら、こんなのを発見。
これの場合、キャッチコピーは“新浜に銘菓あり”になるのでしょうか(^^;。



形としてはプルバックのプチタチコマで、サイズはトレーディングフィギュアと
ほぼ同じくらいでしょうか。

販売元はアクションフィギュアなどで知られるオーガニックらしいけど、
会社のサイトではいまのところアナウンスはありませんでした。
他に情報もないので、以下は商品紹介からの転載とそれについての感想。

“フィギュアで培った造型ノウハウをお菓子に転用することで完成した、
 キャラクター人形焼きです(中にはアンコが入っています)。”

フィギュアで培った造型ノウハウを転用・・・これぞまさしく「人形焼」ですか(^^;。
そのうち美少女フィギュア風のお菓子とか出てきたら、いろんな意味で怖いなぁ。

“裏側まで造形された完成度とデフォルメスタイルの可愛さがウリです。”

それって、むしろ食べちゃうのにためらいが生じそうな不安もアリ。
BGMにドナドナを流せば、食する時の後ろめたさがさらにアップしそうです。

“専門メーカーによって製造されているので味の方も折り紙つきです。”

専門メーカーって、まさかその上に「模型の」ってつかないですよね(笑)。
まあおいしくて品質管理が万全なら、何も問題はありませんけど。

さて、この手の商品の先駆けといえば、なんといっても「ぷよまん」でしょうね。
むかしゲームショウで買ってきたことがありますが、あれはうまかった。
空き箱としおりは今もまだどっかにあるはずだけど、もう捨てちゃったかな。
「ぷよまん」は製造中止後に焼き型が見つかって復活するという話もあったけど、
権利問題のためか、残念ながらそれも立ち消えになったようです。

このタチコマ焼き、もし発売されれば、新浜市ならぬアキバやイベント会場での
名物みやげに加わりそう。
お値段が1,500円強とやや高いのが引っかかりますが、味で「ぷよまん」をしのぐ
本物の銘菓になるよう、完成品に期待しています。
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ヨーコはともかく、ブータに投資するべきか・・・

2009年01月31日 | アニメ
姫鷲さんのブログ記事で、『フロイラインリボルテック』の劇場版ヨーコ発売を知りました。

フロリボのTV版ヨーコはこちらでも取り上げましたが、デキが「びみょ~」だったので、
今度の劇場版ver.にどこまで期待していいかが考えどころ。
前売り告知ページに出てる写真を見るかぎりでは、表情にかなりの改善が見られるとは
思うのですが・・・新生フロイラインのレベルアップが未知数なので、即断はできません。

明日発売のSPハルヒは、胴体部に軟質素材とリボジョイントを採用することによって
曲げやひねりを可能にしたそうで、ヨーコでもそれが採用されればポーズの自由度が
飛躍的にアップするという期待が持てますが・・・。

付属品はいつものライフルに加え、白兵戦で使ったサブマシンガンやアディーネ戦で
大活躍したかんざし、そして切り札の隠しハンドガンと、紅蓮篇ならではのアイテムが
いろいろ追加されるようです。
ブラの部分は切断後に結びなおした仕様で、面積のほうも相対的に減ってるみたい(笑)。

そしてこのヨーコ、通常版とは別に映画の前売券とセットになったアニメイトのみの
限定版を販売するようですが、違いはオプションでつくブータの有無だけらしい。
ブータ入手のために、既発売商品のバージョン違いでかつ割引なしのアイテムに
手を出すべきか、これもまた悩ましいところです。
限定版のほうが「紅蓮篇」のシーンを再現できるキャストオフ仕様なら、迷わずに
予約を入れるんですけどねぇ(おいおい)。

限定版は一般販売よりもかなり前に先行入手できるというメリットもありますが、
劇場限定の応援画集第二弾も気になるところ。
通常版を予約して待つべきか、2/6の限定チケット受付開始までに決めなくちゃ。

劇場版公式HPの告知文には、次のような文章もありました。

「リボルテックヤマグチ「天元突破グレンラガン」シリーズは、螺巌篇公開後にも
 新商品が続々ラインナップ!」

あんまり出されてもキリがないんですが、グラパールシリーズとグランゼボーマは
出して欲しいですねー。
限定でいいから、最終回にチラッと出た強攻型グラパールも欲しいなぁ。
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悲劇への序章・・・というより、むしろ前座コント?

2009年01月25日 | アニメ
ガンダム00 2nd 第16話「悲劇への序章」。
先週からの使いまわしでないプロローグは好印象ですが、やってる事のヘタさ加減には
思わず頭を抱えてしまいました。
いくら大義名分を唱えても、形式的であれ一般大衆を人質に取ってしまった時点で
世間を敵に回すのは避けられませんからね。
そうなれば庶民に銃を向ける暴走軍人として敵視されるだけで、世論の支持などは
どうしたって得られるはずもありません。
そこらへんが、政治家の会議を占拠して行ったZガンダムの「ダカール演説」と比べて
作戦としては明らかにダメなところです。

まあ今回の話はこの手の強硬手段を皮肉るためのものだと思いますが、話の進め方に
あまりにもヒネリがなさすぎて、見てる側としてはいまさらな気もするんですよね。
だってこの流れだと「クーデター側に罪を被せて人質ごと皆殺し」というパターンが
まるわかりじゃないですか。
アロウズって今までもさんざん同じことやってきたわけですから、クーデター側だって
そのくらいは予測できそうなもんだけどなぁ。
意外性が少ない分、見てる側としてはハーキュリーたちの間抜けさ加減が気になって
感情移入がしにくいです。

オートマトンのキルモード投入による人質虐殺も、それを引き起こす原因となったのは
クーデター側の作戦なわけですから、単純にアロウズの非道ばかりを責めるというのも
筋違いなわけで、そこのところもイマイチ気分が盛り上がってこない理由です。
映像加工による情報操作も以前からやってる話なので、別に目新しくないしねぇ。

ここまで見てきて思ったんだけど、この作品ってあえて製作側で正解を示そうとせずに
それぞれの理想や主義のぶつかりあいをナマのまま見せようとしているのかも。
話の流れとか整理できてないと感じる部分も、わざとそうしているのかもしれません。
でもそういうのって一種の問題提起にはなり得るけど、ひとつの物語として評価すると
歯切れの悪さばかりが印象に残りそうな気がしますけどね。

それにしても、中身はさておきせっかく冒頭からシリアスな政治談議を続けてきたのに
その話の腰を折るように挟まってきた前回の使いまわし戦闘にはガッカリです。
結局今週もやっちゃうのね、シーンのリサイクル。
さらに戦闘シーン自体も短いうえ、マスラオがトランザムでダブルオーを追い込んでも
定番の量子化ジャンプで回避とくれば、単に最近のつまらないMSバトルの焼き直し。
わざわざ話の流れを切ってまでこんな場面を入れた意図が、全然分かりませんでした。

ガンダム打倒を至上目的とするブシドーのセリフにかぶせる形で、戦闘の空しさを
刹那に語らせるという演出についても、なんだかあざとい気がしました。
このままだと、ブシドーもアリーとは別の意味で刹那の反面教師役になってしまいそう。
でもそういうのって、なんだかつまらないと思いますけどね。
そしてやっぱりトランザム中に血を吐くブシドー。少なくとも身体の頑丈さにおいては、
沙慈にすら劣ることが露見してしまいました。
あるいはビリーがへっぽこで、パイロットの耐G保護に欠陥のある機体しか作れないのか。
先に粒子量が切れて中途半端に退却、という見通しの甘さにも失望させられました。
一気に勝負をつけなきゃ、仕掛けた自分が先に息切れするのは当たり前だって。
後先考えないのが武士道ってわけじゃないんですよ、グラハムの旦那。

ラストで軌道エレベーター鎮圧に出てきたのは、一度ぶっ潰されたはずのメメントモリ。
え、アロウズさん今さらコレ使うんですか?どっかの再生怪人でもあるまいし。
実はもう一機あったのだよ・・・って、そんなこと今さら言われてもねぇ。
究極兵器っぽいモノは何個も出しちゃダメだと思いますけど、そういうユルさも含めて
00クオリティってことなんですかね~。

そして次回はドサクサにまぎれてマリー出陣、そしてアレルヤはまたもや見せ場なし?
いやぁ、コイツは来週も目が離せませんね~(^^;。
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ブシドーも地に堕ちたものです

2009年01月18日 | アニメ
ガンダム00 2nd 第15話「反抗の凱歌」。
「反攻」ではなく「反抗」なのが、このサブタイトルのポイントですね。
本格的な反転攻勢なら前者の字をあてるところなので、今回のクーデターが
無残な失敗に終わることは、しょっぱなから予告済みという感じ。
というか、CBをダシにして脇役が軌道エレベーター占拠というシナリオからして
もはや失敗ルート確定なわけですが。
わざわざ軌道エレベーターをブッ壊すために仕組んだ流れにしか見えませんから
気分的には全然盛り上がりません。特番でのリークはむしろ逆効果だったかも。

そもそも軌道エレベーターを占拠してどういうメリットがあるのか?というのも
ここで改めて説明しないと、視聴者にその意味がいまひとつ伝わらないのでは。
あれが太陽光エネルギーの供給ラインだとか、もう誰も気にしてないと思うぞ。
(少なくとも自分は倒壊ネタが出てくるまで、全然意識してませんでした。)

ちなみに軌道エレベーターは地上と宇宙の両方から張力がかかってるので、
途中で破壊されてもバッタリ倒れずに、糸が切れたように両端へと潰れそう。
それでも大事にはなるはずですが、直下の地上には都市とかなさそうなので
構造物が落下してきても支障はないんじゃないでしょうか。

さて、今週は戦闘ありクーデターありLOVEありと盛りだくさんの内容・・・のはずが、
見終えてみればどれも中途半端だった印象しか残りませんでした。
私の感性に問題があるんでなければ、やたら詰め込みすぎでバタバタしてるとしか
見えないんですけど、人によっては「見どころいっぱいで満足」となるんだろか?

今回一番足を引っ張ったのは、やはりクーデターがらみの部分でしょうね。
話をムリヤリにでもそこに持っていこうとして、主要キャラたちがご都合主義的に
あっちへフラフラこっちへひょろひょろと振り回されてる感じでした。
そもそも、協力も求めない他勢力にわざわざ挨拶まわりをするクーデター勢力って
全くリアリティがありませんしね。情報漏洩のリスク高すぎるって。

そのご都合主義の典型であるアロウズの総攻撃で、いきなり窮地に立つトレミー。
ダブルオーライザーはいないし、外装が壊れてて潜水艦モードはムリ!というのも
ご都合主義の極みです。インフレパワーアップのツケが、こんなところに。
力押しでエネルギー切れを誘う戦術は1stシーズンから全く変わっていませんが、
ガンダムチームが息切れしてしまうのも同パターンで、まさに五十歩百歩の戦い。
というか、このレベルの戦いに戦術予報士なんかいらんでしょ。

GNアーチャーは出撃を臭わせておきながら、結局は出し惜しみでした。
いらんひっぱりは下衆のやることですわよ!と王留美が言ったとか言わないとか。
一方、ついに出てきたマスラオはフラッグをカッコ悪くデコレートした感じで
個人的には「痛フラッグ」という愛称を進呈したいと思います。

そしてとうとう出てしまった、擬似太陽炉による擬似トランザム!
パワーインフレへの道が、またもや進んでしまいました。
別に強い新型機が出てくるのは悪いことじゃないけど、さして戦いもせずに
いきなりチート能力披露ってのは、メカ物として寒すぎます。
妙に自慢げなブシドーも、腕より先にメカの性能を誇るまでに堕落したようで
これまた寂しい気持ちにさせてくれました。
恥を知らない男とはわかってたけど、もはや戦士の矜持すら失ったのか・・・。
先に逝ったフラッグファイターたちが草葉の陰で泣いているぞ!
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BSアニメ夜話公録について

2009年01月17日 | アニメ
姫鷲さんからBSアニメ夜話の情報をもらったので公式サイトをチェックしたら、
こんな公開録画の告知が。もう募集は終わっちゃってますが・・・。

平成21年1月31日(土)
開場:午後2時15分 
開演:午後2時45分 
終演予定:午後5時30分
会場 札幌サンプラザホール(札幌市北区北24条西5丁目)
内容 <テーマ> 「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」
(2002~3年 監督:神山健治)
<ゲスト> 岡田斗司夫(作家)、宮台真司(社会学者)、松嶋初音(タレント)
      後藤隆幸(「攻殻機動隊 S.A.C.」の作画監督)、田中敦子(声優)
<司 会> 加藤夏希(女優)
        里 匠アナウンサー

都内でやってくれればなぁ・・・と思っちゃいますが、関東圏に住んでない方には
こういう機会って貴重ですからね。
北海道在住で当選告知の来たラッキーな方は、堪能してきてください。

そういえば、SAC関連で私が実際に見られたのは石川社長くらいなんだよなぁ。
ああ、敦子さんの生美声&生美貌を、直接体験してみたい・・・。

そして忘れちゃいけない里匠アナの名司会も、一度はナマで聞きたいものです。
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コードギアス COMPLETE BEST

2009年01月15日 | アニメ
コードギアスのCD-BOX「CODE GEASS COMPLETE BEST」が発売されました。



BOXの中身はCDとDVDが各1枚、ブックレットが3冊、ポストカードが8枚です。
肝心のディスクはOPアニメでおなじみのマグ・ショット(いわゆる逮捕写真)を
全面に使った紙ケース入り。
CDはアルビオン、DVDは聖天八極のピクチャーレーベル仕様でした。
(新作ではなく、R2のOPに出てきた顔半分がアップになってる絵の流用です。)

CDには歴代OPテーマとEDテーマのフルサイズ版が使われた順番に収録されて、
放送クールごとにC.C.のモノローグが間を繋ぐという形式になってます。
モノローグは各回30秒程度と短く、内容もアニメの冒頭でつぶやいていたような
漠然としたモノ。しかしこれが入ったおかげで、CD全体を通して聞いてみた時に
ちょっとしたコンセプトアルバムのようなまとまり感が出ています。
ただし挿入曲については一切収録ナシ。エウレカセブンのコンプリートベストでは
クライマックスで流れた「虹」なども入ってたんですけどね、これはちと残念。
コードギアスといえばFLOWとアリプロに尽きますが、CDできちんと聞いてみると
ジンの『解読不能』も悪くないですな。ちょっとベース音に比重置きすぎだけど。

DVDのほうはTV放送で使われたOP&EDの映像をノンテロップで集めたものです。
中でも私が一番好きなのは「COLORS」のtype2。メカもキャラも主要なメンツが
一通り出揃ってるし、何より炎をバックに立つ悪鬼のようなランスロットが最高!
実質的な主役メカをここまで悪そうに描写したアニメって、あまりないですよね。
今思うと、このころのコードギアスが作品的にも一番ノってたような気がします。

CDケースサイズのポストカードには、今までのシングルに初回特典でついてきた
ステッカーの使用絵柄に加えて、今回のBOXアートが使われているみたい。
少なくともポストカード用の描きおろしは無さそうで、これも残念なところです。

ブックレット3種のうち1冊は歌詞紹介とアーティストの解説で、谷口監督から
各クールごとに起用した楽曲について、1ページ程度のコメントがついています。
2冊目はストーリーの要約ですが、アニメ全話を見ている人にとっては不要かも。
むしろエウレカのときのような用語集とか、ミニイラスト集なんかが欲しかった。

そして最後の1冊は、曲名にあわせてキャラクターのモノローグを書き下ろした
「regret messages」で、これは短編集というよりはむしろ詩集に近い感じです。
その内訳を見ると、「COLORS」がロロ、「勇侠青春謳」がカレン、「解読不能」が
V.V.&シャルル、「モザイクカケラ」がナナリーで、「瞳の翼」が神楽耶。
そして「O2~オー・ツー~」がシャーリー、「シアワセネイロ」がミレイ&リヴァル、
「WORLD END」がスザクで、トリの「わがたし悪の華」がC.C.となってます。
特によかったのはやはりスザクとC.C.のモノローグですが、意外なところでは
「V.V.の眼をそらすために、ルルーシュとナナリーを自分から遠ざけた」と語る
シャルル皇帝の本音が面白かったですね。
キャラごとの分量は約2ページ。TEXT執筆はSound Episodeでも脚本を書いてきた
加納新太が担当しており、アニメの後日談として、あるいは本編で語られなかった
各キャラの心情吐露として、短いながらよく書けていると思います。

それぞれのキャラが今は亡きルルーシュについて語っているという内容のため、
ルル本人のモノローグはありませんが、このブックレットの表紙はルルーシュの
ラフイラストで、しかも何かの書き物を手にしています。
もしかして、ルルーシュもこのモノローグを「Cの世界」で読んでいるのかな。

「コンプリートベスト」と呼ぶには曲数が少なめだし、もうちょっと豪華な付録も
欲しかったところですが、コードギアスの世界を補完するためのアイテムとして
一応は押さえておくべきアイテムかも。
ただし、商品としてはあくまで「シングル全曲+オマケつき」と割り切るべきで
あまりオマケの部分に期待を持ちすぎないほうがいいかもしれません。
ついててちょっと得したな~という程度が、正しいオマケの姿なわけですし。
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フラッグよりもスモーが似合いそう

2009年01月11日 | アニメ
大相撲の初場所が始まったと思ったら、ガンダム00にも阿武松親方が登場です。
待望の(?)ミスター・ブシドーの新型機の名前は「益荒雄」というそうな。
まあ本当は「マスラオ」って書くんだろうけど、この名前ならフラッグの面影より
むしろモビルスモーの面影が似合うんじゃないかと思います(^^;。
ちなみに益荒男って「武士」も含めて複数の意味があるけど、何しろパイロットが
変態仮面なもんで、ついつい下品な方向へ連想が・・・ってのは私だけですか?

そして今週から歌も映像も一新されたOPですが、なんと再び裸祭りでした。
釣られてツッこむのもバカバカしいけど、初回なので一応は文句つけとこうかと。
あ、ミスター・ブシドーのマスラオもちょろっとだけ出てましたね。
(もちろんシモじゃなくてMSのほうですよ、念のため)
歌は可もなく不可もなくですが、残念ながらUVERよりも落ちるのは確かです。

さて、こないだ宇宙に上がったと思ったら今週は地上に落ちていたトレミーⅡ。
オトリ役の刹那が合流しようとした先で代わりに待っていたのはネーナでしたが、
彼女の役回りはトレミー墜落を伝えるだけで、その先へのつなぎは何もナシ。
わざわざ会わせといてこの展開はいただけネーナ(^^;って感じです。
落下のいきさつをトレミー側メンバーの会話で説明する、という演出もイマイチ。
話を変にはしょると、ただでさえ薄くなってる緊迫感がなおさら減っちゃいます。
尺がないなら他に削るべきムダシーンはなんぼでもあったと思うんですけどねぇ。

先週出てきた戦友からセルゲイに持ちかけられた反アロウズ構想は、明らかに
Zガンダムにおけるエゥーゴの結成を踏まえたもの。
でもそんなのはどうでもいいから、早いとこおっさん二人によるベテランっぽい
戦闘シーンを見せて欲しいものです。
といっても、荒熊さんが実際にMSに乗るのかどうかはわかりませんが。
いまさら専用機が出てくるとも思えないし、やっぱり司令官として関わるのかな?

今週のハイライトは刹那とリボンズの対面。かつてOガンダムのパイロットとして
刹那を救ったと明かすリボンズですが、これには別に驚きも何もありません。
だって声がね~、どう考えてもこの人しかいないジャン、って人選ですから。
グランドガンダムばりのつかみ戦闘に加えて、まさかの二体分離攻撃を見せた
セラヴィーガンダムにはちょっと驚かされましたけど。
あの変形を玩具で再現した場合、価格は単純に2倍になるんでしょうか?

ダブルオーライザーの量子化能力は相変わらずの卑怯っぷりで、そのすごさは
このアニメにおける卑怯王であるアリーの「モノ質」戦法を一蹴するほどです。
(というか人が乗ってるんだから普通に「人質」でいいんだよ、アリー君。)
いよいよあと一突きでアリーを倒せる、というところまで追い込んだ刹那ですが、
ここで突然、マリナと子どもたちが歌う謎の電波ソングが・・・!

う~ん、結局今週はこの歌に全部持ってかれちゃいましたね、いろんな意味で。
作ってる側の気持ちや考え方はわからなくもないんだけど、そこに至るまでの
脈絡というか、前フリが足りなすぎると思います。
歌の入る場面についても、あそこで使うのは本当にベストと言えるのか疑問です。
沙慈とルイスならともかく、戦ってるのがアリーと刹那ではちょっと場違いかと。

まあ誰がアリーにトドメを刺すかというのも話の引っぱりどころではありますが、
今週ぐらいの活躍しかできないなら、ここで削ってもよかったんじゃないのかな。
そろそろ人員整理の時期だし、現にイノベイターだって一人減りましたからね。

さて、ALIASさんのブログを読んで、うちのPCにもApricotを入れたのですが
この記事を書き終えた直後にデスクトップのフセンさんからこんなコメントが。



あまりにタイムリーすぎてちょっとビビリました(^^;。
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「宇宙」と書いて「ソラ」と読む

2009年01月07日 | アニメ
テレ東の深夜アニメ『宇宙(そら)をかける少女』が始まりました。
『時かけ』の大ヒットがまだ記憶に新しいのに、こんなタイトルをつけるのは
どうだろうとは思いますが、そこは天下のサンライズ。便乗商法と思われるのは
ハナから承知のうえでのネーミングなのでしょう。

まあそういう事情は抜きにしても、このタイトルあんまりセンスない気が・・・。
作中でもガンダムをはじめ、いろんな作品のパロディと思えるネタが多くて
ややオリジナリティに欠けるところもありました。
今後どれだけ独自性を打ち出せるかが作品の成否を決めると思いますが、
実はタイトルと同じように「他からのおいしいとこ取り」を狙ってる可能性も
ありますから、過剰な期待は禁物かもしれません。

1話の内容については、望まない縁談から逃げ出したおてんば少女と自我を持った
放浪コロニーのファーストコンタクトというものでした。
少女は名門の家柄、コロニーのほうはかつての宇宙大戦の遺物と思われますが
初回を見ただけではよくわからない所が多いです。
コロニーは居住機能のほかに自律航行やビーム砲、次元跳躍といった超装備を
多数持っているようで、実態はコロニーというより超大型宇宙船という感じ。
これだけの大仕掛けを投入して、まさかしょぼい話にはならないと思いますが
今回はギャグ要素が多すぎて、この先どんな話になるのかが見えませんでした。
まあ最近はリアルにもアニメにも暗くて病的なモノが増えてるので、いっそのこと
スパッと明るい作品を目指すのもいいんじゃないでしょうか。

ヒロイン役はよく知りませんが、コロニーのAI役を演じるのは福山潤。
まるで絶望先生のような性格とルルーシュっぽいしゃべりという組み合わせが
妙な具合にハマってます。
福山潤はナルちゃんなモノローグを演らせたら、いまや当代随一の声優かも。
あれを見たさにチャンネルをあわせる女性ファンがいても、不思議はないですね。

いかにも美少女アニメという絵柄は私の好みとちょっと違いますが、同じ理由から
見るのを避けていた『宇宙のステルヴィア』が、SFアニメとしては出色といえる
名作になったという前例もありますので、当分は様子を見たいと思います。
ステルヴィアのように、いい方へ予想を裏切る作品になればいいんだけど・・・。
それにしても「ガンダム00」では軌道エレベーター、今度の「そらかけ」では
円筒形飛翔体と、最近のサンライズはやたらクラークっぽいネタを使う気がします。

途中で流された、1/8初音ミクのフィギュアを使ったグッドスマイルカンパニーの
TVCMには、ちょっと驚きました。
公共放送でキャラクターフィギュアだけにスポットを当てたCMを流すのって、
これが始めてじゃないんだろうか。
眼をつぶったミクはCM用のスペシャル仕様だと思いますが、あれが発売されたら
欲しいという人は多そうですね。ああいう表情もミクらしいと思います。

グッスマといえば、ねんどろいどの新作「らき☆すたOVA ミックミクかがみ」の
予約も始まってます。
TVはともかくOVAのほうは全然見てませんが、このかがみは確かにカワイイ。
外見は初音ミクですが、表情やしぐさは徹底してかがみらしさにあふれてるのが
実にスバラシイところです。
密かに(?)かがみ好きな私、またも即予約してしまいました(^^;。
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アニメでもやっぱり痛い『WHITE ALBUM』

2009年01月05日 | アニメ
Leafのアダルトゲームを原作にしたアニメ『WHITE ALBUM』が始まりました。
かつて原作ゲームをやったときは、そのかったるくて鼻につく文章と主人公の
ヘナちょこっぷりに参った記憶がありますが、アニメ版の演出でそんな部分が
妙にうまく再現されてるのには、ヘンな意味で感心しちゃいました。

冒頭から現実と心象風景がごっちゃになったり、主人公が電話ボックスの向こうで
感情的な身振りをしているのに、声だけが聞こえないという過剰な演出っぷりが
ゲームをプレイしたときの「居心地の悪さ」を思い出させるんですよ。
こういう見せ方が好きな人って最近多そうだけど、あんまりやりすぎるのもどうかなぁ。
第1話の冒頭からなんか神経質な感じがして、見ててちっと怖かったです。
あとチェスタトンやブラウニングなどの文学ネタも1話で早々に出てきましたが
脈絡のない衒学趣味ってあまり好きじゃありません。(そんな部分も原作そっくり)

ちなみにこの作品の原作ゲームって、本格的なトレンディ恋愛ドラマをPCゲームで
プレイさせるという異色作品でして、恋愛関係の痛い側面をこれでもかとばかりに
追体験させてくれるんですよね。いわゆるドロドロとかギスギスとか。
その痛さをリアルと評価する層には大好評みたいなんだけど、わざわざ好き好んで
ゲームで痛い話をやりたいという感覚は、私にはどうもわかりませんでした。
リアルな話ならゲームなんざやらんでも、他の媒体がなんぼだってありますしね。
まあ買っちゃったもんだから、一通りはやりましたけど・・・。

じゃあなんでアニメ版第1話を見たのかといえば、単にサブヒロインの緒形理奈が
見たかったという、それだけの理由です。
負けず嫌いのサラブレッド系ヒロインって、昔からツボにくるんですよね~。
もともと『ガラスの仮面』の姫川亜弓とか大好きな人ですから。
他のヒロインのシナリオは全部忘れたけど、理奈のだけはうっすらと覚えてます。

第1話を見た感じだと、アニメ版でもゲームの痛さがそのまま再現されそうですね。
ゲームが原作の痛アニメといえば、最近では『君が望む永遠』が思い出されますが
あれにどこまで肉薄できるかが注目されるところです。
といっても、2話以降をみる気があるかといえば「う~ん」という感じですが。
なまじ絵がキレイで、おまけにアニメーションデザインがVPの吉成鋼氏ですから
つい見続けちゃって後から重い気分になりそうなのが心配です・・・。
(グレンラガンは弟さんの吉成曜さんの仕事でした。いろいろ勘違いで失礼!)
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「たまたま見忘れた人」にも捧げられない

2009年01月04日 | アニメ
2009年最初の日曜日、ガンダム00の本編は正月休みです。
スタッフもこの時期は休みたいですよね。それはわかりますよ。
ただし、代わりに流されたのが毎回微妙なデキで視聴者を悩ませる芸能人の
ガンダムバラエティっていうのが、困りモノです。
各出演者がガンダム00の魅力を語る場面と、これまでのストーリーダイジェストが
交互に入って、毎度のことですがまとまりがないったらありゃしない。
ナビ番組も総集編をやるのか作品トークをやるのか、どっちかに決めなさいって。

どうしてガンダムに興味なさそうな層にムリヤリなアピールを試みようとするのか
見ていてそこが一番わかんないんですよね。
番組タイトルで「たまたま見忘れた人に捧ぐ」とか言ってるけど、この番組を
たまたま見ちゃった人が、その後もガンダム見る気になると思ってるんだろうか。
どうせならスタッフトークとか録って流した方が、後でDVD特典とかにも使えて
都合がいいんじゃないかと思うんですけど。

ラインナップに土田とか半田健人を入れておきながら、話が同人誌的な路線へと
とりとめなく流れていくのも、見ててキツいものがあります。
喜屋武と能登が入ってるのは、女性タレントのガンダムフリークぶりを見せて
それに共感を覚える女性層を釣ろうとしてるのか?
でもその層にとって、この手の人たちは身内よりも仮想敵に入るんじゃないかと
逆に心配になってしまいます。

まあこの番組に関して言えば、男性メンバーもほとんど仕事できてませんけど。
千原兄の存在感のなさにはビックリしましたよ、顔はあんなに濃いクセに。

同じようにアニメを語らせる番組を作っても、BSアニメ夜話とこれだけ作りに
差が出てくるのが怖いですねぇ。
まあ尺が違うといえばそのとおりだけど、このスカスカで愛がない内容には
自前の番組とは思えない冷たさまで感じます。
きっとアニメとは関係のない製作スタッフが、思い入れもなくつくってるんでしょう。

あと、ニールを紹介するとき「一代目ロックオン」って言うなよと。
そこはせめて「初代」っていうべきじゃないの?

水島監督の重大発表として「軌道エレベーター倒壊?」という情報がありましたが
そのネタを期待してる視聴者って、はたしてどのくらいいるのやら。
そもそもGNドライヴが「夢の動力源」だという基本設定すら忘れられかけてる
今の展開で、急に話を引き戻すのも苦しいよなぁ。
まあそうでもしないと、CBは単に世間を騒がす武装組織どまりになっちゃって
世界を救う立場にはなり得ないんですけどね。
コメント (2)
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プトレマイオスⅡ、吶喊します!

2008年12月30日 | アニメ
ガンダム00 2nd 第13話「メメントモリ攻略戦」。
軌道リングにくっついた大型ビーム兵器というアイデアは結構好きなのですが、
作中でそれがあまり生かされてなかったのは残念でした。
前シリーズでは軌道エレベーターや太陽炉といった新たなテクノロジーの導入と、
それが生み出す社会や経済の変動をそれなりに描いてましたが、2ndシーズンでは
増えすぎたキャラを追っかけるのに手一杯らしく、せっかくの設定が死んでます。

メメントモリと守備のMS隊を前に大打撃を受けたカタロン宇宙軍を支援するため
単機で飛来したダブルオーライザー。
これは大暴れするかな?と思わせて、実は陽動が目的だったのは肩透かしでした。
視聴者の予想を裏切るのはいいけど、期待まで裏切っちゃマズイのでは?
ソーマにも意味ありげな話を振りながら、結局GNアーチャーには乗せずじまい。
ここまできたら出し惜しみは必要ないと思うけどなぁ。そろそろ玩具も出ることだし。

ガデッサで守備に当たるヒリング・ケアは、ダブルオーの出現に大喜び。
持ち場を放棄してダブルオーを迎え撃ちますが、これこそCBの思う壺です。
おまけにトランザムを使わないダブルオーライザーにいいようにあしらわれ、
さらにメメントモリまで守れなかったときては、普通なら厳罰モノでしょう。
でもこのアニメって組織体系メチャクチャですから、きちんとした処分はナシで
負けたキャラが勝手に恨みを引きずって話が進むんでしょうね。
ブシドーやヒリングらの「免許持ち」はみんな自由人で楽しそうなのですが、
戦略的には使えない駒だということが改めて立証されてしまいました。

戦術予報士って事前の情報をもとにあらかじめ作戦を組み立てておくのが仕事だと
思ってましたが、今回はダブルオーを先行させてから攻略プランを決めてました。
こんな使えないジョブ設定、もういらないんじゃないの?
しかも実行された作戦は、万能戦艦トレミーⅡの超性能に全面依存したもの。
何でもはね返すGNフィールドと高速艇並みの速力、さらにトランザムを利用した
超回避まで出されては、敵陣突撃時の緊迫感なんざありゃしません。
ケルディムの攻防一体ビットがピンポイントバリアに見えたのも含め、トレミーが
なんだかマクロスみたいに見えてくるのでした。
製作もMBSだし、最後の隠し球はやはりトランスフォーメーションなんだろうか?

セラヴィーの砲撃でむき出しになったメメントモリの中枢部を狙うケルディム。
トレミーのクルーが「ロックオン」と心で呼びかける中、ただ一人フェルトだけが
「ライル」と言っていた場面は、なかなかよかったです。
アニキと区別してるあたりは、逆にライル自身を意識してるともとれますしね。
今後の二人の関係を示唆するシーンとしても、見逃せないところです。

さて、今回は全編が戦闘シーンだったにもかかわらず、見終えた後はなんとなく
物足りなさを感じてしまいました。
たしかに「これで中東は守られた」んだけど、視聴者の胸に訴えかけてくるものは
あまりなかった気がします。
地球連邦と反連邦勢力、カタロンとアロウズ、イノベイターとCBといった諸勢力の
目的と関係性がきちんと見えないせいで、その戦闘が戦局にどんな影響を及ぼすのか
あまり実感できないという恨みはありますね。
放送回数を考えると、今まで隠してた設定をそろそろ開示してくると思いますので
だんだんと話の見通しがよくなってくるんじゃないかとは思いますが。
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ガデッサの屈辱

2008年12月22日 | アニメ
ガンダム00 2nd 第12話「空で待ってる」。
ルール無用のダブルオーライザー、超高機動と超高出力に加えてGN粒子による
量子ジャンプまで達成と、とうとう超科学兵器の領域へ突入してしまいました。
まあV2ガンダムもスペック的に相当なバケモノでしたけど、今回はさすがにやりすぎ。
小規模とはいえ、12話の時点でイデオンソードまで出すのもどうなのかと思うし・・・。
先週のラストで無限大のマークが出たのはダテじゃないぞ、とでも言いたいのだろうか。

他のガンダムもこのレベルで大きくパワーアップしちゃうと、ジャンル的にはもう
リアルロボットじゃないですよね。
まあGNドライヴが2個つきじゃなければ、ここまでにはならないんでしょうけど。
とりあえずはアリオスとGNアーチャーの合体がどうなるか、今から不安が高まります。
(って、本来そこは期待すべきじゃないのか?)

そんな超パワーの「2個つき」は、先週のうっぷんを晴らすかのようにガデッサと
ガラッゾを一蹴。
オーライザーは歴代ガンダムシリーズで最も地味なサポート兵器だと思うけど、
出力安定システム兼ブースターと考えれば、歴代最高の反則アイテムなのでした。

新型2機を墜とされて赤っ恥のリボンズは、ついにイノベイター総動員での
ダブルオー奪取を計画。無理に奪わなくても墜とせばいいじゃんとも思うけど、
これにあわせて新型MSも続々投入されるのでしょう。
ガンダムのバリエーションだから、機体名はみんな「ガ」で始まるんでしょうね。
例えばガズアルとかガズエルとかガリアンとかガラットとか(笑)。

ヒステリーのリボやんにビンタを喰らってひっくり返る王留美ですが、あの性格で
このまま済ますとは思えません。どんな陰険な仕返しをすることやら。

死んだと思ったイアンさんは、先週のセルゲイに続いて生存が確認されました。
やたらキャラを死なさないのはいいけど、2週続けて同じネタを、しかも同じ話運びで
繰り返しやっちゃうのは許せませんね。
この手の見せ方が続くと、キャラの生死に段々と重みがなくなるんだよなぁ。
そのうちどのキャラが斃れるのを見ても「いや~、あれはやっぱり生きてるんじゃね?」
みたいなことになりかねませんからね。

沙慈との再会後に過去を思い出して、以前から刹那と仲間だったことを疑うルイス。
「ずっと関係してたんだ・・・あの頃から。」そのセリフ、あまりに特定層を狙いすぎです。
一方、ルイスのアロウズ入隊はガンダムのせいだと刹那に詰め寄る沙慈ですが、
自分のせいで壊滅したカタロン基地を思い出して、CBからの脱走にも踏み切れず。

まあ戦争なんてモノは、合理的なシステムによって非合理な殺しをさせるという点で
論理的・倫理的な矛盾を抱えてますから、その渦中で何を言っても筋が通るわけが
ないんですよね。
そういう議論を蒸し返すだけでは何の答えにもならないし、かといって個人の動機に
すり替えるのも、やっぱり詭弁なワケで。
まあそもそもエンタメで戦争を取り上げること自体が間違ってると言われちゃったら、
そこで話が終わってしまうんですけどね。

最終的にこの矛盾を解消するには・・・やっぱりGN粒子フル開放で、因果地平へと
みんなで飛ぶしかないのかも?

いよいよ来週からはメメントモリ攻略が開始されます。
あんな調子の沙慈をオーライザーに乗せる必要もないとは思うんですが、戦力面よりも
ルイスの説得が目的で、やっぱり乗せちゃうんだろうなぁ。
前で必死に戦う刹那と、後ろで昔の彼女を必死に説得する沙慈・・・見苦しいですな。
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荒熊さんが生きてたのだけが救いです

2008年12月14日 | アニメ
ガンダム00 2nd 第11話「ダブルオーの声」。
今週は冒頭から出てきたマリナ姫、顔がややシャクレ気味に見えます。
いよいよオルガンまで弾きだしちゃって、すっかり保育担当に定着。

マリナ「ねえ、みんなのしたいこと、私に教えてくれる?」
王留美「世界の変革!」
ネーナ「戦争と大量虐殺!」
ああ、ヤンデレばっかりだよこのアニメ・・・。

さて、キャラが口々に予定外と騒ぐダブルオーライザーのパワーですが、
視聴者には予定内のことなので別にどうっちゅーこともなし。
それよりも対メメントモリのほうですが、上から撃てるなら当然下からも
狙い撃てるはず。
というわけで、今こそデュナ・・・もとい、ケルディムの高高度狙撃の出番だと
思うんだけど、既にトレミーは宇宙に上がっちゃった後なのでした。
う~ん、機体特性を生かした見せ場をなんで作れないんだろう?
というかケルディムに高高度狙撃ができるかは不明なんですが、さすがに
デュナメスの後継機なんだし、そのくらいは余裕でできるでしょう。

でも考えてみりゃ、ダブルオーの近接格闘以外とセラヴィーの火力以外は
イマイチ特徴を活かしきれてないのが事実です。
キュリオスなんか、カニバサミと串刺し突撃が決め技ですからね。
ある意味ではライディーンと同じくらいのスーパーロボットじゃないかと。

どうでもいい話ですが、同じ局の別枠でやってる『鉄のラインバレル』でも
ちょうど衛星兵器ネタが被ってました。
ラインバレルの方が無茶な話だけど、ノリと盛り上げ方はうまかったなぁ。
このエピソードには勝生真沙子さんも出ていて、私にはさらに好印象でした(笑)。

話を戻して、肝心のロックオンはアニューちゃんを狙い撃つのに必死みたい。
彼女のトレミー乗船で、いよいよイアンにも死亡フラグが立っちゃったかも?
・・・と思ったら、なんと今回いっぱい命が持たなくてビックリです。
イアンは沙慈のオーライザー搭乗への捨て石にされると前からわかってましたが、
こうも機械的に処理されると、やっぱり悲しいものがあります。

マネキンの戦略・・・といっても力押しとガンダムもどきのピンポイント投入という
ありがちの組み合わせですが、物量で劣るCBには効果的。
さらにロックオンがモタモタしてるうちに、ガデッサのGNメガランチャーで
トレミーのほうが狙い撃ちされる始末です。
ガデッサとガラッゾの組み合わせも、ガンダムWのメリクリウスとヴァイエイトを
意識してるんでしょうね。最強の矛と最強の盾ってやつですな。

ハンブラビの海ヘビもどきまで出てきて、ダブルオー大ピンチ!という状況で
沙慈のオーライザーが飛来、合体してダブルオーライザーになりました。
でもその圧倒的パワーのわりに、倒したのはジニン大尉のアヘッド一機だけ。
むしろその後のトランザムと裸祭りのほうがメインだったのには、思わず苦笑いです。
こんな形でパワーアップの回を終わらせちゃって、ホントにいいのだろうか?

さて、ダブルオーライザーのコクピットが刹那と沙慈で逆向きなのはなんでだろ?
と思ってましたが、今週の演出で理由がわかりました。
同じ方を向いて裸になったら、男同士で別の合体に見えちゃいますからね(^^;。
ついつい「バックオーライザー」という下品なネタまで思いついちゃいました。
・・・いかんいかん、こんなことばっかり書いてるとまるでケンコバみたいな人だと
誤解を受けちゃいます。私はいたって紳士的ですよ?

お約束のとおり、トランザムで増幅されたGN粒子により精神官能・・・もとい、
精神感応を起こした沙慈とルイス。なぜ裸体?というのはまあ置いときますが。
シート着座体制での精神感応もやっぱりZガンダム的なのでした。

個人的にはあそこでアンドレイに割り込んできて欲しいところでしたが、
これは来週のお楽しみだと思っておきます。(期待薄だけど)
その時ルイスを見て「ヤツとの戯言はやめろ!」というのか、それとも興奮して
鼻血でも出すのか。ネタ的にはむしろ後者のほうを期待してます(笑)。
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天の光は全て武器?

2008年12月08日 | アニメ
ガンダム00 2nd 第10話「天の光」。
タイトルどおりに天から光が降ってくる話でしたが、この種の兵器はあまりに多すぎて
もはや見飽きてますから、オドロキについては皆無です。

まあ当面はこれを黙らせるか奪取するかが、CBの次の目標になるのでしょうね。
またもZガンダムの亡霊めいた展開になってきましたが、本家のコロニーレーザーや
元祖のソーラ・レイが終盤の切り札扱いだったのに対し、今回登場のメメントモリは
早くも10話にして出てくるくらいですから、ランクとしては中ボス程度なのでしょう。

さて、このところスメラギの本名を九条、九条としつこく繰り返されていいかげんに
うっとうしくなってます。お前はネギか日本国憲法か。

今週はそのネギ予報士がまだ青かった頃の思い出から始まりますが、服装といい
ポニーの髪型といい、なにかすっごくイラつかせるものを感じます(^^;。
画面のレイアウト上、ビリーの目線が若きスメラギの胸に釘付けっぽく見えるのが
これまたイヤ~な感じですし。
そこにやってきた若き日のマネキンがキラキラの透過光をまとうのも、演出としては
ちょいとばかりクドいんじゃないのかなと思いました。
まあコーラサワー目線で見れば、今のマネキンもあんな感じに見えるんでしょうけど。

イアンの嫁のメガネ美女は確かに犯罪ですが、それ以上に問題なのは新メンバーとして
CBに加わった、アニュー・リターナーのほう。
名前といい見た目といい、まず間違いなくイノベイター。しかも送り込んできた張本人が
王留美ですから、謀略のニオイがぷんぷんします。
こいつがリボンズ側の人間か、それ以外の立場かで今後の展開が変わりそうですが、
ここまで露骨にネタを仕込んで、実はタダの人というオチだったら逆にビックリですね。

さて、中東を舞台に対決ムードが高まるカタロンと連邦の両陣営。
アロウズは軌道上からビーム兵器「メメントモリ」を発射、カタロンに協力していた国家を
一撃で壊滅させますが、これに巻き込まれたのが国境付近で監視の任務にあたっていた
セルゲイ大佐でした。
ダブルオーガンダムとオーライザーの合体テストによって増幅されたGN粒子の影響で、
その惨劇を感知するソーマ。
そして脈絡があるんだかないんだかわからない形で、ハレルヤも復活。

他にもイノベイターと刹那の初対決、王留美とリボンズの対面、ネーナとアリーの邂逅と
見せ場が多い回でしたが、実はどれも扱いが淡白でイマイチ盛り上がりに欠けてたのが
この作品のどうにもヘタなところです。全部が伏線を敷くための前フリどまり。
このヘタさ加減は演出が原因なのか、それともシリーズ構成が悪いのだろうか。
まあ荒熊さんが犠牲になったおかげで、今後はソーマも昔の仲間に気兼ねすることなく
GNアーチャーで本格参戦できるというわけですな。まったくやれやれだぜ。

しかし、ミレイナがこそっと「トロポジカルディフェクト」って言い間違えてる部分は
なんでスルーされたんだろう?
ある意味、ツインドライヴの不思議パワーよりもそっちのほうが謎。
用語がわかんなくてだれもチェック入れなかったのだろうか?
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