いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

フルハウス ※ 10

2014年03月04日 | フルハウス
〈あらすじ〉

「俺はお前からジウンさんを奪う」

そう言われて、黙って家で待っていられるヨンジェではない。
急いでミニョクの家に行き、ジウンを引っ張って帰ろうとする。
乱暴につかまれた腕を振り払うジウン。
その態度にヨンジェもハッとするが、ジウンはミニョクにお礼を言って、
ヨンジェとフルハウスに帰った。

彼を無視して寝室に引っ込むジウンに腹を立てたヨンジェは、
我慢できずにジウンの部屋へ怒鳴り込むが、彼女は高熱を出していた。
眠り続ける彼女の額に冷たいタオルをあててやり、つぶやくヨンジェ。
「ごめんな。俺が悪かった。元気になれよ」
寝ている彼女には、こんなに素直になれるのに……。

朝になり、目覚めたジウンは、傍らで眠っているヨンジェに気付く。
とっさに寝たふりをして見なかったことにしたが、
ヨンジェの看病は、心にしみた。
階下におりるとおかゆが作っておいてあった。
と、そこへヨンジェの実家から電話が。
呼び出されたジウンはご飯をごちそうになる。
ハルモニは、ジウンが元気がないので心配して病院へ連れて行く。
なんともないと言われて一安心だが、実は妊娠でないかと
密かに期待していたハルモニは、ちょっとがっかり。
滋養強壮、精力増進の漢方をどっさり持たされて帰宅したジウンだった。

へウォンにコンサートに誘われたけれど、珍しく断ったヨンジェ。
病気で寝ていたジウンのことが気になる様子だ。
帰宅して、おかゆに手がつけられていないので余計に心配。
「食わないと薬が飲めないぞ。温めるから食うか?」
「食べない」
「なんで?」
「私の勝手でしょ」
心配してやったのに、冷たい態度のジウンに腹を立てたヨンジェ。
またもや機関銃のように悪口を言ってしまって、後の祭り。
ジウンの機嫌を直すために、「三匹のクマ」を歌って踊るはめに。
楽しく笑ったジウンは機嫌も直って、久々に楽しいふたり。

ヨンジェは、ジウンにきちんとあやまった。
これからは電話もするし、遅くなる理由もちゃんと言う。
今までは待たれることになれていなかったから……。
「お前は俺にとって、なんでもないやつじゃない。絶対に」
ジウンは、出かけていくヨンジェの車を見送って、
「いってらっしゃい」とつぶやいた。
ヨンジェの本心は、相変わらずよくわからないけれど。

ヒジンが家を訪ねてきて、契約結婚がミニョクにバレたと知ったジウン。
慌ててミニョクを誘って、約束だったスパゲッティ屋に連れて行く。
遠回しに、探りをいれるのだが、ミニョクは何も知らない様子。
「最近のデートってどんなことをするのかな?」
ふたりは街を歩いて露天をひやかしたり、食べ歩きをしたり、楽しく過ごす。
ミニョクが大きなバラの花束を買ってくれて、ジウンはにっこり。
「つまらないでしょ?」
「いや、僕は楽しいよ。ジウンさんは?」
「私は食べ歩きも街を歩くのも大好き。
でもヨンジェは無理だわ。家と仕事場の往復でかわいそう。
映画を見るときも大変なの」
ふたりでいても、ジウンが気にするのはヨンジェのこと?
「男の人から花を贈られたのって初めてかも」
「ヨンジェは買ってくれないの?」
「まさか、花どころかいじめられてばっかり!」
思わず言ってしまうが、ミニョクの手前、くわしく内情を話すわけにもいかず、
慌ててごまかすジウン。
「とにかく買ってもらってうれしかったわ」
「喜んでくれてよかった」
ミニョクは、思わぬ告白を始める。
「実は知ってた。ヨンジェがあなたを好きじゃないって。
見る度に胸が痛んだよ」
もしも、という言葉は好きではないけど、ジウンと出会って、考えた。
もしも、自分が先に出会っていたら、
もしも、ジウンさんとヨンジェが結婚しなかったら……。
もしチャンスがあるなら、二度と逃したくないと思った。
本当に契約結婚なら、僕にもチャンスをください。
返事は今でなくてもいいから。
ジウンはただ、驚き、戸惑うばかり。

その頃、ドンウクもとうとう秘密を守れず、
ミニョクに契約結婚がバレたことを、ヨンジェも知ってしまっていた。
互いにぼんやりしながらの夕食。
「なぁ、あの花誰にもらったんだ?」
「え?あ、あぁ、ある人にもらったのよ」
ヨンジェはここでピンと来てしまう。
「誰からもらったんだよ!ミニョク兄貴か?」
「え?ううん、あれは……」
「会ったのか?」
「う、うん、お昼に少しね」
「何しに会ったんだ!」
「ちょっと聞きたいことがあって会っただけよ」
「兄貴に聞きたいことって何だよ」
「それは……」
「ハン・ジウン、お前とんでもないやつだな!浮気だろ!」
「はぁ?」
さすがのジウンも、この言いがかりにはうんざり。
しかも、花をもらって告白されたか?!とヨンジェに図星を指され、動揺。
どうせ数ヶ月後には離婚するのだから、感傷はよしましょう、ときっぱり言う。
「思う存分へウォンさんと会えばいいわ!わたしも勝手にするから」
ミニョクの告白を思い出し、ベッドで考え込むジウン。
ジウンの態度に急に不安になってしまうヨンジェ。

翌日、ヨンジェは必死になって結婚契約書を探す。
一体どこに隠したのか?
ジウンの部屋を探している最中に、彼女が戻ってきてしまった!
慌てて洋服ダンスに隠れたヨンジェは見つかってしまい、
あらぬ誤解を受けることに……。
「わかってる、わかってるわ。あなたは何にも悪くない。
この漢方薬のせいでおかしくなっちゃったのね」
「そんなんじゃねーよ……。
なあ、ジウン、結婚契約書を書き直さないか?」
ヨンジェの提案に、きょとんとするジウン。
どこまでをプライバシーの干渉とするかが曖昧でケンカの種だったし、
第三者に漏らしたら契約無効って決めたけど、勝手に知られることもあるし……。
ミニョクに契約が知られたことで、契約が無効になっては、
家を取り戻せなくなる。
ジウンもそこは変更しておいたほうが得策なわけで、
いぶかりながらも契約書の書き直しに同意した。

ジウンの契約書は、何枚にもなった。
はっきりさせておきたい条項が山ほどある。
例えば、ジウンが忙しいときはヨンジェが家事をするとか……。
ハン・ジウンを鳥類、炊飯器、鶏と呼ばない、とか……。
あまりの項目の多さに音をあげたヨンジェは、全部呑む!と断言。
「ただし俺の条件はこれだ。契約期間は3年」
「そんな!あんまりだわ!長すぎるわよ!花の期間が終わっちゃう!」
悩むジウンを説得しようとするヨンジェは、家族のことを持ち出した。
父さんや母さん、ばあちゃんがどんなにがっかりするか……。

夜までたっぷり悩んだあげく、ジウンはとうとう同意した。
ヨンジェのお父さんやお母さん、おばあちゃんがすごく好き。
3年たって別れるときは今よりもっとつらいだろうな……。
ジウンは自分の家族の写真を見て、しんみり。
ヨンジェは新しい契約書を手に入れて、ニッコニコ!

のはずが……。
契約書をよく読んでいなかったから、朝食は週3日はトーストだし、
トーストの日はヨンジェが後片付けの当番だし。
だ、だまされた……。
それでも仲良くけんかしながら、家の掃除をするふたり。

ヨンジェは記者会見の前に、へウォンに衣装を見立ててもらいに行った。
そこでドンウクはヒジンとの電話を聞かれ、
契約結婚のことがへウォンにもバレてしまう。
へウォンはすぐさまジウンに会いに行った。

「ヨンジェに聞く前にあなたに聞きたくて」
「何を?」
「ふたりの契約結婚について」
その頃ヨンジェは、映画についてのインタビューを受けていた。
新婚生活について聞かれて、夫婦円満を強調するヨンジェ。
「なぜ彼は急にあなたと契約結婚をしたの?」
「私にはわかりません。彼にきいてください」
答えようのない質問に困ってしまうジウン。
しかし、今までの自分を後悔し、今の気持ちを正直に話すへウォンを見て、
つい答えてしまう。
「ヨンジェは、本当はあなたが好きだから、私と結婚したの」
なぜあんなことを言ってしまったのか、後悔しても後の祭り。

ヨンジェは契約事項105条にのっとってバラを買って帰ろうとしていたが、
へウォンから呼び出されてバーに行ってしまう。
約束したから、ジウンに電話をして
「遅くなるから先に寝てろよ」と報告をするヨンジェ。
切れてしまった電話に向かってジウンはつぶやく。
「へウォンさんと会わないで。今すぐ、帰ってきて」

へウォンは、ヨンジェと上機嫌で昔話をしている。
「私を守ってくれたのは、ミニョクさんだと思ってた。
でも違った。あなただったのね。私のとなりには、いつもあなたがいた。
ヨンジェ、私、あなたの元へ行きたい。ダメかな?」

ジウンは寝ている気にもなれず、結局玄関前でヨンジェの帰りを待っていた。
ヨンジェは帰ってきてくれた。
「寝てろっていったのに。部屋がいやなのか?」
ヨンジェはジウンにバラの花束を差し出した。
「105番」
彼は約束を忘れずに、ちゃんと守ってくれた。嬉しそうな、ジウン。

ふたりはポーチでビールを飲みながら、話をしている。
ジウンは、バラの花束をもらって帰った日、
ミニョクに言われた一部始終をすべてヨンジェに告白した。
彼は、契約結婚のことを知っている。
僕にもチャンスを与えて欲しいと言われた。
「なんて答えたんだ?」
「考えてから答えて欲しいと言われたの。
私、どう答える?
OKと?どれともダメだって言う?
契約書のことがあるから聞いてるの」
静かなジウンの問いに、ヨンジェは答えられない。
「私、あの人のこと、好きになってもいい?」

(つづく)

3年に延長ってあんた……。
もうこの一件で、ヨンジェはジウンを手放したくないんだ、ということが
バレバレなんですけれど、ジウンはわかっていません。
「ばあちゃんたちががっかりするぞ」と言われて、ジウンもほだされちゃうんだよね。
ヨンジェのこと、好きだと思ってるんだけど、
だからといって3年間を無駄にはできないと思っているジウン。
彼と結ばれることはあり得ない、という意識はあるわけね。

情がわいて、ヨンジェをかわいく思う女心と、
へウォンを好きなヨンジェを見ているつらさ。
自分の恋心が、本気なのか、まだ引き返せるのか、微妙なラインなのね~。

恋はともかく、はやくに両親を亡くしたジウンにとって、
家族はとても大切で、暖かで、手放したくない存在。
あの人たちを悲しませたくないんだよね。
ヨンジェは家族のおかげで契約更新してもらったようなものです。

ま、ただでは起きないのが、ジウンの生命力の強さですね~。
自分が楽できるように契約内容を吟味した模様。
これぐらい盛り込まないと3年は辛いわ。

ジウンは我慢しないと家を取り戻せないから仕方がないのだけれど、
ヨンジェが3年にする意味ってほんとに無いじゃん。
へウォンだって晴れてミニョクをあきらめたわけでしょ?
後はうまいこと離婚して(正式な届けは出てるのか?出てないんじゃ?)
彼女と一緒になれば?

なんかへウォンにはいい顔して、
ジウンは自分の側に置いて尽くさせて、っていうヨンジェがずるい!
あ~なんかだんだん腹がたってきたぞ!
ジウンの質問にも、どーせ「勝手にしろ」とか言うんでしょ?
ミニョクさんとジウンは別に不釣り合いじゃないし、
それはそれでマイフェアレディ的な展開もありそうで面白いんだけど、
そうなっちゃうとまた別のドラマだよね。

だいたいヨンジェはへウォンの問いかけにちゃんと返事したのかよぅ。

このジリジリと進まない関係を楽しむドラマなんだね。
見ている間はね、やきもきしたり、もーっと怒ったり、楽しんで観ています。
終わって感想書こうとすると、どうしようもないもどかしさが浮き彫りになるのよ。

ええい、もう次だ、次っ!


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