いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

フルハウス ※ 9

2014年02月28日 | フルハウス
〈あらすじ〉

突然のミニョクの告白?の後、車中でジウンは面白い話をして彼を笑わせる。
例によって、うさぎとカメの話だけれど、ミニョクは喜んでくれた。
あはは、と笑った後、ジウンは切り出した。
「あなたのこと好きになります。
面白い話もしてあげるし、一緒に食事もしてあげる。
友達なんだからいつでもつきあってあげます」

家まで送ってもらって、にこやかに別れたふたり。
ヨンジェは寝たふりをして、ジウンを出迎えたが、
ふたりが何をしていたのか気になって仕方が無い。
「他には?何をした?」
「僕を好きになって欲しいと言われたわ」
盛大に飲んでいた水を吐き出してしまうヨンジェ。
「そ、それでなんて答えた?」
「わかりました、好きになりますって答えたわ」
「なんだって?!」
「私といると楽しいんだって。
だからこれからも楽しませてあげるの」
ジウンは友達として仲良くするつもりなのだが、
ヨンジェはムシャクシャして仕方がない。

翌日、ヨンジェの撮影現場にミニョクがやってきた。
休憩時間にふたりは話をするが、ヨンジェはイライラをひきずったまま。
「ジウンと会うなら俺に言っておいてほしかったな。
でないと、誤解するだろ」
ジウンをもてあそぶな、と牽制するヨンジェだが、
ミニョクは思いの外、本気のようだった。
「言っておくが、遊びのつもりはない。卑怯なことはしていない。
忠告しておくぞ。地に足をつけろ。
それと、俺に隙を見せるな」

なんだか不安なヨンジェは、ミニョク兄貴に気をつけろとジウンにうるさく言う。
「兄貴は昔から遊び人なんだぞ。女は誰でもイチコロだ。気をつけろよ」
「私たちの友情を疑うなんてひどいわ。不純な想像しないでよ!
私が結婚してるのなんて韓国中の人が知ってるのよ。
誰が私を好きになるって言うのよ!」
「だから……そうなるかもってことだろ……。
お前は人を楽しくさせるのがうまいしさ……」
「え?」
「とにかく、俺は炊飯器を贈った覚えはないんだよ!気をつけろよ!」

ヨンジェの不安をまったく理解していないジウンは、ミニョクを家に招待しようと提案。
即座に却下したヨンジェだが、いいことを思いついた。
そうだ!兄貴を招待して、夫婦仲の良さを見せつけてやればいいじゃん!

急にミニョクを招待することになって、ジウンは大慌て。
急いでヨンジェの実家にチャプチェの作り方を習いに行くが、お母さんはあいにく留守。
ハルモニは自分だって作れないのに、隠れてメモを見ながら必死にジウンに指示。
もちろん上手に作れるはずもなく……。
「作れないなら作れないって言ってくださいよ。しったかぶりして」
メモをみつけてしまったジウンはそう言うのだが、
ハルモニは逆に怒り出してしまった。
「私は金持ちのお嬢様で料理なんてしたことないのに~。
チャプチェが作れないくらいでバカにされるなんて……ひどいよ!」
謝り倒すジウンに、調子にのって歌を歌うよう要求したハルモニ。
泣きながらジウンは一生懸命歌います。
「私はお父さんもお母さんもハルモニも大好きなのに、
なんで私をそんなにいじめるの~、うわーん!」
子どものように泣き出したジウンにハルモニも大慌て。
逆に自分が「クマ三匹」を歌って、ジウンをなだめることに。
まったく手のかかるおばあちゃんです。

「今日ごはん、一緒に行ける?」
へウォンに聞かれたヨンジェは、ミニョクを家に招待したんだと伝える。
彼への誕生日プレゼントを渡して欲しいと頼まれて、寂しそうな顔。
「自分で渡した方がいい」
「そうだね……」

ミニョクは、ヨンジェの家に行く途中、ジウンの友人ヒジンを拾う。
そしてジウンの昔話を聞くうち、ヒジンは契約結婚について口を滑らせてしまうのだ。

ヨンジェの家に昼食を食べに来たミニョクは、終始にこやか。
問題のヨンジェは、ジウンの肩を抱いて「ハニー」を連発。
わざとらしいべたべたな態度に、苦笑いのジウン。
「ちょっと!気落ち悪いのよ!」
最後は妊娠までにおわせて、ミニョクを牽制するヨンジェだが、
ミニョクはなにか思うところがあるようで……。

早々に辞去したミニョクを見送って、ジウンは怒り心頭。
「なぜ妊娠なんて嘘をつくのよ!すぐにばれるわよ!
私を取られたくないのね!」
「はぁ?なんでお前なんかを?さっさと片付けろよ!」
気持ちを見透かされて、逆ギレのヨンジェ。
家に帰ったミニョクは、じっと考えていたかと思うと、秘書に調査を依頼した。

翌朝気分すっきり爽快なヨンジェ。
「今日の予定は?」
「ミニョクさんの会社に行く」
そう聞いて、またまたちょっとあせるヨンジェ。
「いつ終わるんだよ」
「わかんない」
「俺はサイン会だけだから、今日は一緒に飯を食おう」
「へぇ、珍しいじゃない」
「当然だろ?妊婦には食わせないと。赤ん坊もいることだしさ」
「ちょっと!」
「後でな、ハニー」
ニコニコ出て行くヨンジェを見て、何よ、と思いつつも
ちょっとにやけてしまうジウンだった。

ミニョクに会いに行ったジウンは、冷たい態度をとられてしまう。
「ジウンさん、君がわからない。どうしようか考えているところだ。また会おう」
急に変わってしまったミニョクの態度。ジウンには理由がわからない。

へウォンは、ミニョクに電話をして誕生日プレゼントを渡しに行った。
そして彼をあきらめると、きっぱり言う。
本当に好きだったけど、無理なのはわかってた。もう終わりにしようと思う……。
素直にミニョクに感謝して、お礼を言うへウォン。寂しいけれど。

サイン会を終えたヨンジェは、へウォンに呼び出されていた。
バーで、彼女の失恋話を聞いてやるヨンジェ。
ひとしきり愚痴を聞いてやり、彼女を励ますが、へウォンは落ち込んでいる。
一方ジウンは、また高級レストランで待ちぼうけ。
待っても待っても、ヨンジェは来ない。
しかもへウォンと会っていることをドンウクに聞かされて、唇を噛みしめるジウン。
レストランが閉店し、追い出され、家に帰っても、ヨンジェは帰らない。
彼はへウォンを送ってやって、彼女が眠るまで側についていてやったのだから。

朝になり、やっとヨンジェは帰ってきた。
「早起きだな」
ジウンは静かに、ソファに腰掛けている。
「昨日、待ってたのか?」
「いつもそうね」
「なにが?」
「馬鹿にしてるわ。やりたい放題ね。
なぜ私を待たせるの?」
いつになく真剣なジウンの態度に、気まずいヨンジェ。
「いつまでも待たずに帰れよ。バカだな」
「何ですって?バカなのはあなたでしょ。へウォンさんに告白すらできないじゃない。
全部わかってるわ。へウォンさんが好きなんでしょ」
「何だと?」
「なのに言い出せない。ほんとにバカよ」
へウォンのことを言われて、ヨンジェもかちんときてしまう。
「何も知らないくせに口出すな!
お前みたいな奴に言われたくない」
「お前みたいな奴?」
「そうさ、お前は本当の妻じゃないだろ。口出しできる立場かよ。
勘違いするなよ。お前とはなんの関係も無い」
「ええ、私とあなたはなんの関係も無いわ。
でも、なぜ苦しめるの?」
「誰が苦しめたって?誰が?俺が?俺がいつ苦しめたって言うんだ」
「だっていつも待たせるから!これで何度目?」

昨日も待った。レストランで閉店まで。家に帰ってからも待っていた。
ヨンジェはいつ帰ってくるかな、いつかなと思いながら寝ないで待っていたのに……。
「待てなんて、言ってない!」
「ええ、だから二度と待たないわ。絶対に」
「ああ、待つなよ。勘違いもやめろ!
お前は俺にとってなんでもないやつなんだ!わかったか!」
「ええ、わかってる。
あなたにとって私はなんでもない人間だって。
私にとってもあなたは、何でもない人よ」
ジウンの瞳から、涙がこぼれ落ちる。

ヨンジェは、自分の態度を後悔して彼女の姿を探すが、
ジウンは家から出て、所在なく街中のベンチに座っていた。
出会いから、これまで、ヨンジェとのいろいろな出来事を思い出しながら。

すると突然雨が降ってきて、傘もないジウンは困り果てる。
ヨンジェも心配して、家の前でウロウロ。
とうとう彼女の名前を呼びながら、近所を探し回る。
ジウンは電話ボックスに雨宿り。
そして、ある人に電話をかけた。

傘をさして迎えにきてくれたのは、ミニョク。
ジウンはミニョクに電話をかけたのだ。
彼の家にあげてもらったジウン。
「他に電話する人がいなくて。
この間の冷たい態度も気になったし……」
ジウンはミニョクを笑わせてあげて、ちょっと休むつもりが
ソファでうたた寝してしまった。
いとおしそうにジウンを見つめるミニョク。
眠ったままのジウンの目から、涙がこぼれている。
ミニョクはそっと、涙をぬぐってやった。
「本当に悩むよ。君をどうすればいい?」

ミニョクは、ヨンジェに電話をかけた。
ヨンジェも心配して、ジウンからの電話をずっと待っていたのだ。
「ハン・ジウン?」
「俺だよ」
ミニョクは、ジウンが家にいることを告げ、ヨンジェに宣戦布告。
「俺はお前から彼女を奪うよ」

(つづく)

今回も、73分の長丁場です。
長いよ~。
そしてさすがの私も叫んだね。

また待ちぼうけか!

あのな~(怒)と感じていたのはジウンも同じだったようで、
その後の彼女の静かな怒りに、私も涙してしまいました。

うんうん、そりゃそーだ。
さすがにしっかり怒っていい場面だぞ!
惚れてる方が分が悪いとはいえ、電話もしないヨンジェが悪い。

まぁ……あの状況で電話もしにくいけどね……。
よれよれのへウォンにつけこまないところが、紳士のヨンジェ。
つか、なめられてる!なめられてるよ、完全に!
へウォンには女友達いないのかっ。
あー、いないかもね。
てか、いてもこの場合はヨンジェを呼び出しちゃう女だね。
ヨンジェが自分のこと好きなのわかっていて、
ミニョクへのプレゼントをわたしてくれっていったり、
自分ばっか傷ついて、他人の痛みには鈍感なやつ。
ダメです!こんなの!

ヨンジェが結婚してるってのが一種の保険みたいに感じているのかも
しれませんけどね。
基本、ダメです。
恋に破れたら一人で泣け!
ヨンジェもバカなので、彼女をほっておけません。
変な薬とか飲んじゃったら困るしねぇ。

でもさ、前半あれだけジウンは俺の妻だからってアピールしといて、
これはないよね。
そりゃジウンだって怒るよ。
電話ボックスから、ヨンジェに電話するのかな……と思っていたら、
ミニョクさんにでした。

ここがすごいな、と思うとこなんだよなー。
けっこう冷たい態度取られてて、会いにくいじゃん、普通は。
でも迎えに来て欲しいって頼んで、そのうえ
「冷たかったのが気になって……。変でしたよ」って直球。
彼のことを恋の相手として認識していないからかもしれないけど、
それ以前に人間関係の距離感がよくわからん。
私なら、あの冷たい態度が気になって電話はできないかも。
嫌われるようなことしたかな?と思って。
本当はジウンみたいに、どうしてですか?って聞きたいけどね。
彼女は素直でいい人だなって、思う。

ミニョクは、ジウンを奪うって言いましたが、これは一大決心ですよ。
だって恋人がつきあったり別れたりとはわけがちがうもん。
人妻を相手に恋をして、離婚してもらって、自分と恋仲になるって、
フツーの恋愛よりもすっごい労力がいりますよ。
遊びでちょっかいかけるほうがどんなに楽か。
ミニョクさん、遊び人かと思いきや、マジでパワフルです。
契約結婚だってわかったからね。それならって思ったんだね。
最初は、契約結婚だなんて、理解できなくて、ジウンの人間性を疑ったことでしょう。
それで冷たかったんじゃない?
でも、彼女が不幸なんだったら……って思ったのね、きっと。

ガキのヨンジェがこれからどうするのかな。
この人、本当にハルモニに性格がそっくり。
ふたりともなんか憎めないんだけどさ。
ジウンがハルモニに意地悪言われて泣いてた時、なんか私も泣いちゃった。
あそこは子どもみたいなジウンを見て笑うとこだったのかな?
視聴者的には?
今泣いたカラスがもう笑った、みたいになってたので安心したけど。
こういうところが、亡くなった孫を思い出させるのかもね。

もう登場人物みなさんの気持ちは、手に取るようにわかるというか、
大変わかりやすく表現されていますので、
特にじっくりかんがえちゃうとか、悩んじゃうとかなく、
素直に彼らのドキドキや切なさを感じて楽しめばいいドラマなんだな、と思いました。

ただ、あと7話もあるわけなので、
ちょっとドラマチックな展開も期待したいところです。
事件、欲しいよね。


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