いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

フルハウス ※ 15

2015年05月30日 | フルハウス
〈あらすじ〉

花束を持ってジウンを訪ねてきたミニョクは、彼女を食事に誘う。
そしてとうとうプロポーズ。
毎日一緒にいたい。毎日あなたを見ていたい。
お金持ちでハンサムで優しくて、
最高の男性のはずなのに、ジウンはなぜか、うんと言えない。
ミニョクは優しく、待つと言ってくれた。

ヨンジェは寺にこもって暮らしていた。
なんとかして連れ出そうと、ドンウクはジウンが病気だと嘘をつく。
関係ないと怒ったヨンジェだが、彼女のことが心配で仕方がない。

一方ジウンは、ハルモニが倒れたときいてびっくり。
こっそり病院へ行き、祖母の手を握って泣き崩れた。
ハルモニは、その姿に気づいて家に戻り、ジウンを呼び出す。
泣いて謝るジウンをしかりつけながらも、
「ヨンジェが父親に謝るよう説得したら許してやる」と条件を出した。

はたしてジウンが家に帰ると、ヨンジェが玄関先に立っている。
複雑な気持ちで、ヨンジェを家にあげた。
ジウンが心配でやってきたはずなのに、ヨンジェはついつい意地悪を言ってしまう。
「お父さんに謝らなきゃ」と諭すジウンが、うるさくてかなわない。
「ここは俺んちなんだから、またここに住むからな!」
わけのわからない言いぐさに、ジウンもすっかりあきれてしまう。
いい加減にしてよ!と外へ追い出した。

ヨンジェは玄関先に座り込んでいたが、夜になってもジウンは家に入れてくれない。
さすがに遅い時間になって、ヨンジェのことが気になるジウンが外を見ると、
彼がいない?
「ちょっと~!どこにいったの~?」
こっそり隠れていたヨンジェは、必死に自分を捜しに走るジウンを見て、
なんともいえない気持ちになった。

ヨンジェを見つけられず、がっかりして家に戻ったジウンは、
ベッドで寝ている彼を見つけて仰天した。
「起きて起きて!なんでここにいるのよ~!」
「台所のドアが壊れてたんだよ……。
外は寒いし蚊に食われるし、いいだろ?
あー、俺の部屋、なんにも変わってないな~」
ジウンはのんきなヨンジェを前に、大声で泣き出した。
「お、おい、泣くなよ……」
うろたえるヨンジェ。

「なんだよ、勝手に部屋で寝たのがそんなに腹が立つのかよ」
「違うわよ、わたしは、ヨンジェさんが何も言わずに行っちゃったのかと思って……」
「え?なんだって?」
「もういいわよ!」
「いきなり怒鳴るなよ!部屋がみつかるまで、ここにおいてくれよ」
「ダメよ!」
ジウンは、どうしても父親に謝りにいくよう、ヨンジェにいう。
だって不公平じゃないか。
わたしは会いたくても会えないのに、ヨンジェさんはいつだって会えるんだし、
会って謝れば、ちゃんと許してもらえるじゃないか。
ジウンの言葉は、ヨンジェの胸に染みた。

翌日、ヨンジェは父親をたずね、謝った。
ジウンに言われてきたんだと素直に認める。
契約結婚は自分が言い出したことなんだし、彼女は本当にいい子だし、
ジウンのことは許してやって欲しい。
「じゃあなぜちゃんと結婚しなかったんだ」
「あの時は、好きになると思っていなかったんだ」
でも、今は違う。ヨンジェの心は決まっている。
彼女と結婚する。もう二度と、手放したくないから。

ヨンジェは指輪を用意した。
ジウンにきちんとプロポーズするつもりだ。
ところが、そこへミニョクが訪ねてきた。
ジウンにパスタを作ってくれるのだという。
ミニョクとジウンが会っていることを知って、複雑なヨンジェ。
そしてはっきりと、
「俺の彼女につきまとわないでくれ」と釘をさされてしまう。
しかも、プロポーズをしたことまで打ち明けられて、落ち込むしかない。
「いいかげん、彼女を手放してやれ。そうすれば彼女は俺のところへ来られるんだ」

夜中、ひとりでビールを飲んでいるヨンジェが気になるジウン。
「明日はおばあさんのところに行きましょ?
クマ三匹を歌ってあげてご飯を一緒に食べましょうよ」
「なんでお前がおれんちに行って飯を食うんだよ」
「だって家族でしょ」
「家族じゃないだろ……。俺たち離婚したんだぞ」
ヨンジェは明日、家を出るという。
「お前、ミニョク兄貴と結婚するんだろ」
「え……?それは、あの……」
ジウンは困ってしまった。
「兄貴とつきあうってお前が言ったとき、すごく傷ついたんだ。
でも、お前には兄貴がいいよ。なんで兄貴はお前みたいな女に惚れたんだかな。
兄貴の両親はお前にはキツいかもしれないけど、ばあちゃんみたいに暇じゃないから
いじめられたりしないよ。お前人なつっこいし、うまくいくさ、ファイティン!」

翌朝ジウンが階下に降りてゆくと、冷蔵庫にはメモがあり、
ヨンジェの部屋はまた空っぽになっていた。

ジウンはミニョクを呼び出して、
ヨンジェがまた出て行ったことを伝えた。
「わたし、いつも彼を待っていたんです。
帰ってこないとわかっていても、待たずにはいられなかった。
ニワトリとかいわれて、本当にバカになっちゃったのかな。
意地悪ばっかり言われて楽しくなんかなかったけど、あの人がそばにいないとヘンなんです。
待ってはダメと自分に言い聞かせても、どうしても彼を待ってしまう。
でも、誰かを待つのは本当につらいんです。
だから……もう私のこと、待たないでください」

もっとはやく言うべきだった、と謝るジウンをさえぎって、ミニョクは言った。
「あなたは悪くないです」
今までたくさんの女性を待たせてしまった罰があたったのかも。
あきらめられるかわからないけれど……それでも友達でいてほしい。

ジウンが家に戻ると、ベランダでヨンジェが待っていた。
言い残したこともあるし、渡したいものもあると言う。
「約束したのに、いつも肝心なところでお前を手放してしまう。
自分が悔しいよ。
俺はお前の言うとおり、愛し方も愛情表現の仕方も知らない。
だから、これからはお前の言うとおりにする。
待てと言われれば待つし、歌えと言われれば歌う。
何でもお前の言うとおりにするから……
ハン・ジウン、俺たち、結婚しよう」

指輪を渡されたジウンは、口もきけなかった。

(つづく)

話が……進みました!!

うわ~ん、よかった、だってあと1話を残すのみだよ~。
進展してくれなかったらどうしよう……とめちゃくちゃ不安だったよ!

冷蔵庫のメモと、ヨンジェの部屋をのぞいてがっかりするジウンの姿に
デジャヴか!と突っ込んだのは私だけではないはず。
このまま次回へ続くのかと思いきや、
一応、ジウンがミニョクをふり、ヨンジェがジウンにプロポーズ。

ここで「うん」と言えば、もういいんだよ。
これまでのモヤモヤが一気に吹き飛ぶんだよ。
よろしくね、ジウン。
……なんかきつねにつままれたような顔しているのが若干気になるが。
頼むよ、ほんと。

前回ラスト、ヨンジェが車で出ていったのは、お寺にこもるためでした。
そしてジウンはミニョクに会い続け、
どうやら本当に脚本家としてデビューしてしまったらしい。
これが一番の驚きかな。
ジウンの脚本は、ミニョクが彼女に会う口実だとばかり思っていたから。

でもしっかり映画化が決まり、キャスティングの段階みたいです。
主役はヨンジェにやらせてくれ、とジウンは言っているのですが、
本人はやだよって言う。
鳥類作家なんて言ってバカにしていたので、
素直にやるっていえないんです。

このエピソード、どうなるのかな?
たぶん、この脚本はジウンとヨンジェの実話に基づいたお話なんでしょ?
で、それを読んだヨンジェが、ジウンの気持ちに気づいて……って展開なんじゃないかな。
って、次回最終回だし、そんな時間ないか。
すでにプロポーズしちゃってるし。


とにかくミニョクオッパがジェントルすぎてお気の毒です。
厳しい現実を見て見ぬふりしてきた結果だから仕方ないけど。
ジウンが自分に乗り換える可能性なんか無い、とはやくからわかってたじゃないですか。
いつもご飯だけおごらせて、送っていってもお茶のひとつも出しちゃくれないんですよ?
ミニョクオッパも忙しいせいなのか、
ジウンに高級料理をおごることぐらいしかしてあげてない。
女の口説き方が単調なんすよ。
たぶん今まで、女性にふられたこと無かったんじゃないかなぁ。
プレイボーイの面目をかけて、ヨンジェの気力を萎えさせる作戦に出てましたね。
こうやって男の方を牽制するってことは、
内心、女性の心が自分にないことをわかっているからなのでしょう。

かわいそうだけど、確かにミニョクさんとこの両親は手強そうですから、
一緒にならないほうが幸せでしょうね。

家族の話が出てきまして、またもや泣かされました。
ジウンは両親を亡くし、天涯孤独。
ヨンジェは妹を亡くし、寂しい人だけど、お父さんにお母さん、おばあちゃんもいる。
「結婚って、相手の家族もまるごと引き受けることなんだよ~」と
暗に言われているようでちょっとつらいですが、
家族が一気に増えて楽しいよ!と言われれば、まぁ仕方がないかな。

ジウンもね、ヨンジェ自身ももちろんですが、
家族もひっくるめて手放せなかったのでは?
身寄りのないジウンに、やっとできた家族だもん。
一見意地悪なハルモニも、本当は優しい。
お義父さんもお義母さんも、本当は早くジウンを許したがってるんだもん。
さっさとプロポーズを受けて、クマ三匹を歌いにいってあげてほしいです。

ヨンジェがいなくなったと思ってジウンが必死で探してた時、
さすがのヨンジェもふざけたり、笑ったりできませんでしたね。
すごくつらそうな表情で、ジウンの背中をみつめていました。
あのとき、ジウンを手放したくないと、はっきり悟ったんだと思う。
そして彼女も自分を好きだとわかったんだと思う。
(のわりには、ミニョクオッパにいろいろ言われて動揺しちゃったけど……)

最終回は、仲の良いふたりをみることができますように。



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