いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

乱暴なロマンス 11

2013年06月03日 | 乱暴なロマンス
《あらすじ》

情緒不安定な状態に落ち込んでしまったジョンヒの警護を頼まれたウンジェ。
「お前しか信じられるやつはいないんだ」
そう言われても、ジョンヒの警護など気が進まなかったが、
ムヨルは倫理研修を受けに行かないと、困った立場に追いやられてしまうのだ。
彼のためなら仕方がない。

ジョンヒはすっかり殻に閉じこもってしまい、食事もとらないし、
一言も口をきかない。
ただ、口紅を使って壁に絵を描き始めていた。
「病院へは行かないんですか?」
「様子を見るわ。こうなるたびに、彼女は傑作をものにするの」

ムヨルは、ドンスに付き添われて研修先の寺に合宿中。
しつこくウンジェにメールをするので、ウンジェはイライラが最高潮。
とうとう切れて電話で怒鳴りつけてやった。
ドンスは、ムヨルの様子に肩すかしをくっている。
以前は、同じようにうつ状態のジョンヒを心配して、合宿所を抜け出して
大変なことになったムヨルだったのに。
「お前、よっぽどウンジェさんを信頼しているんだな」
「信じるしかないよ。あいつがなんとかしてくれるはずだ」
「つまらないな。お前が暴れた方が面白かったのに」

キム室長は、今回の容疑者は誰なのか、考えている。
猫の目はずたずたに切り裂かれていた。
犯人は、写真を送りつけている一連の容疑者と同一人物のはずだ。
そこへ現れたコ記者は、ジン・ドンスが第一容疑者だと言う。
嫉妬は犯行動機にふさわしい。
国民の英雄だったドンス、無名の新人だったムヨルの立場はいまや逆転している。
「なんてな、ははっあり得ないか」
「そうですね」
「だよな」

ウンジェは、物も言わず、食事もとらず、座ったままのジョンヒの前で、
これみよがしに出前のジャージャー麺をほおばる。
家政婦のおばさんが、ムヨルに頼まれて食事を届けてくれるが、
ジョンヒは食べようとしないし、返事もしない。
仕方なく帰って行くおばさんを見送って、ウンジェはムカムカしてきた。
「あんたムカつくわ。
今までこうしてちやほやされてきたわけ?
妹なら殴ってるわよ」
周りから注目されてちやほやされたいから、そんな風にしてるんでしょ。
ひとりだったらご飯も食べるしトイレだって行くでしょ。
猫が死んで悲しい?だったら一緒に死ねば!

あまりの言いぐさに、ジョンヒも怒ってウンジェにつかみかかる。
しかしかなうはずもなく、あっという間に取り押さえられてしまう。
「やっと野球に専念できると思ったのに、彼を振り回さないで。
周りに迷惑をかけずに、イギリスに帰ってよ」
「あなた何様?」
「…え、SPよ!」

はやく犯人を見つけなければ、ジョンヒの神経が持たない。
合宿から戻ったムヨルとドンス、キム室長は対策をたてる。
「ソ・ユニを監視しています。
彼は、ジョンヒを知っていた。誰かが彼に情報を与えたのです」
その情報提供者を調べるつもりだ。

ウンジェは、ジョンヒにおかゆを出してやる。
「どうぞお好きに。私の仕事はここまでよ」
ジョンヒは、ウンジェを睨みつけながら、おかゆをばくばくほおばる。
ムヨルが部屋に入ってきて、ジョンヒの姿を見て驚いた。
「ふふっ、やっぱりしつけは厳しくしないと」
ほくそ笑むウンジェに、ジョンヒはスプーンを投げつけて寝室に逃げてしまった。
それでも怒らないウンジェを手放しで褒めるムヨル。
「見直したよ。忍耐強いな」
「えへへ、正直私にも非があるし……」
「何だと?」
ムヨルの顔色が変わる。
「何をしたんだよ?」
「彼女に聞いて」
「彼女に何をした!」
ごまかしきれなくなったウンジェは、微妙に言葉を濁して言い訳するのだが……。
「責めてるの?」
「そんなわけないだろ、頼れるのはお前だけなんだからさ~」
ムヨルはハンバーガーとチキンでウンジェを懐柔。
ドンアがユニを監視している話を聞いて、心配そうだ。
「あいつは危険な男だ。ドンアさんも気をつけた方がいい」

その頃ドンアは、ユニを図書館まで尾行し、監視していた。
しかし、逆にユニから声をかけられてしまう。
ごまかしているうちに、成り行きで星の見える高台に誘い込まれてしまうドンア。
「僕につきまとってるけど、君の正体って何?」
「テレビで見て一目惚れしたの、ごめんね、こんなことして」
帰ろうとしたドンアを、ユニが引き留める。
迫られ、キスされそうになったドンアは、思わず悲鳴を上げてしまった。
「キム室長とはどんな関係?」
ドンアはみぞおちに拳を突き入れられ、崩れ落ちてしまった。
痛みをこらえ、仕方なく写真のこと、差出人を捜していることをしゃべってしまう。
「僕とムヨルの間の誰かが犯人だと思っているんだね……」
隙をついて叫びながら逃げ出すドンア。
階段で転んでしまい、またユニに捕まってしまうが、
ちょうどそこへムヨルの家政婦ヤン・ソニが通りかかり、隠れてブザーを鳴らした。
ユニは逃げ出し、ドンアは助けられ、事なきを得た。
しかしヤン・ソニは、ユニのおばあさんと面識がある様子。
彼女が通りがかったのは偶然なのか?

ドンアはキム室長に電話をかけ、迎えにきてもらった。
ことの顛末を興奮してしゃべりまくるドンアに、キム室長は冷たく言う。
「今の状況、そんなに楽しいですか?
僕はものすごく腹が立ってるのに、面白いですか?
あなたには緊迫感がまるでない!」
「怒ってます?」
「ええ、怒ってます。それもあなたには面白いですか?」
ドンアを車から降ろすと、室長は怒ったまま、帰ってしまった。

ジョンヒの家で一晩彼女についているというムヨル。
ウンジェは寂しく家に帰ってきていた。
ドンアは彼女のベッドにもぐりこむ。
「ウンジェ……私すごいこと発見したよ。ロボットも、怒る」
「新年そうそう願いがかなってよかったじゃん。
キム室長が怒るとこ見たがってたでしょ?」
「うん……。ねぇ、わたしって変かな?」
「あんたキム室長となんかあったの?」
それぞれが傷ついている、親友ふたり。

朝になり、またウンジェとジョンヒの我慢比べの一日が始まる。
ジョンヒのわがままに振り回されながらも、
ウンジェは彼女の側をけして離れない。
夜になり、ようやく家に向かって歩いていると、
ジョンヒが不良学生たちにぶつかり、因縁をつけられてしまった。
一言も口をきかないジョンヒの態度に腹を立てた彼らは、
謝れだの、治療費を出せだの、難癖をつけてきた。
とうとう殴りかかってきた少年少女たちに反撃し、
ジョンヒと手をつないで必死に逃げ出すウンジェ。

しかし、ジョンヒが転び、追いつかれてしまう。
「私が何とかするから、逃げて!」
「ユ・ウンジェ、ひとりでどうするの」
「いいからはやく行きなさい!行って!」
ジョンヒは必死で走った。
ウンジェはひとりで5人もの若者を相手に闘うが、
転がされ、袋だたきにあってしまう。
痛めつけられているところへ、ジョンヒが警察を連れて戻ってきてくれた。

ムヨルもジョンヒに電話をもらい、ふたりを迎えに駆けつけた。
そこで顔に怪我をしたジョンヒを見たムヨルは逆上し、
ウンジェを責め続ける。
「あれだけ頼んだのにこのざまかよ?
彼女が怪我してるのに、お前は見てただけか?」
「やめてよ、ウンジェは悪くない。彼女も怪我してるのよ」
「どこにだよ?」
思わず席を立ち、店を出て行くウンジェ。

「まてよ、怪我してるなら言えよ。家まで送るよ」
ムヨルの手を振り払い、ずんずん歩いて行くウンジェ。
泣くまいと思っても、自然に涙がこぼれてくる。
涙でぐしゃぐしゃのウンジェを、ムヨルが無理矢理抱きかかえて車に乗せた。
「もう!やめてよ~」

実はムヨルがジョンヒの電話を受けたのは、家政婦ヤン・ソニの家だった。
熱いスープを足にこぼしてしまった彼女を心配し、
ムヨルが家まで送っていったところだったのだ。
お茶をごちそうになりに、彼女の部屋へ上がっていたムヨルは、
ジョンヒの電話で慌てて部屋を飛び出していったのだった。
そんなムヨルの後ろ姿を見つめていたヤン・ソニは、
隠されていた奥の間へと足を運ぶ。
その部屋には、壁一面にムヨルの写真が。
「……カン・ジョンヒ」
憎しみを込めてつぶやくソニ。
彼女こそが、一連の脅迫事件の真犯人だった。

(つづく)

とうとう犯人が明らかに!

家政婦さんでした!

いやー、うすうす感じてたから、そんなに驚きでもないけどな。
でもあと5話も残してするっと全部明らかになったことに驚いたよ。
日本の服毒自殺した詩人をモチーフにした脅迫だと言うことだったけど、
おばさん、詩人になりたかったんだね~。
若い頃は美人だったんだね。今も十分きれいだけどさ。

彼女、別にユニのお母さんでもなんでもなくて、
ただムヨルが好きなだけなんだ……。
すごくびっくり。
女性として、ムヨルが好きで、彼が他の女性を見つめることが許せないんだね……。
ワイングラスの口紅の痕に、じとっとしてみたり、
ジョンヒの指輪をじとっと眺めてみたり、
これみよがしにムヨルからのクリスマスプレゼント着けてみたり、
変だな~とは思っていたけどさ。
正直ちょっと引いちゃうよね。
だってムヨルのお母さんでもおかしくない年じゃん?
そんなに若い男に入れあげてどうするんですか!
あ、そこまで年増設定じゃないか。
15か20か年上って感じか。

そりゃ私だって、若い俳優さんに萌えだのなんだの言って
バカみたいなおばさんですけども、

実生活では堅実な社会人です!

犯罪ダメ、絶対!

年甲斐もない、って言葉は好きじゃないですけど、
若い頃すごい美人だった、というのが逆によくないんですかね~。
好きな男が自分になびかない現実を受け入れたくなくて、
でも頭のどこかでは、自分が年老いたことも理解していて、
そういうジレンマみたいなものが、ストーカー行為に発展するんでしょうか……。
おばさん、いつからムヨルの家政婦さんやってたのかしら?
ムヨルがお母さんにほっとかれてて、乳母兼家政婦さんとかだったら、
彼に執着する気持ちもわからないではないけどな。

ジョンヒに対する攻撃は、嫉妬以外の何物でもないですね。
でも、あの美人局とかはどうなんでしょうか?
女性に誘惑させるというのは嫌じゃないのかな?
ユニの事件では、あやうく野球をやめなきゃいけない羽目に陥りそうだったし。
やっぱりただの横恋慕じゃないのかな?

犯人がはっきりして、事件はどう集約されていくのでしょうか?
まだユニが、表舞台からは消えていませんしね。
彼にもう一働きしてもらう脚本家の思惑があるにちがいありませんね。

ラブロマンスの方は、ウンジェが耐えに耐えている展開です。
でもこのままムヨルがジョンヒとくっついてしまっては、ドラマにならない。
こないだムヨルが感じた小さな違和感が育っていくのを待ちましょう。
ウンジェにいっぱい食べさせてご機嫌とってるシーンとか、
最後!軽々とお姫様だっこしたシーンは、よかったなぁ~。

ウンジェとジョンヒ、出会いの時からそうでしたが、
彼女たちは意地っ張りなところがよく似ていますね。
ジョンヒもウンジェに負けたくなくて、意地悪なことを言われて発憤。
とにかくご飯は食べるようになります。
躁鬱病が、ただのわがままみたいにとらえられると困るのですが、
まぁジョンヒに対しては、ウンジェが一緒にいることが良い影響を与えた、ということで。

ジョンヒを助けて、最終的には呼び捨てにされてますしね~。
これまで敬語でよそよそしかったジョンヒが、ウンジェを好きになった瞬間か。
ウンジェ、わかってるかなー。
意外にいい友達になれそうな感じなんですけどね。
ウンジェがお姉さんっぽい立ち位置でね。

今回は、サブストーリーのはずのドンアとキム室長がたいへんなことに。
わりとシリアスなケンカをしてしまいましたね……。
ラブコメディの、コメディパート担当のサブカップルかと思いきや、
本流に負けない、ラブロマンスをみせてくれます。

ドンアがいきなりユニに腹を殴られた時はショックだったわ……。
ユニの非道さがよくわかった。
女をああして平気で殴る男なんだ……。
みんなが怖い男だ、危険なやつだって言ってた意味がようやくわかった気がする。
そんな怖い目にあったドンアに、キム室長は冷たい仕打ちを……。

あんな風に室長が怒るのって、ドンアをすごく好きだからだと思うの。
ドンアが協力的だからって、自由にさせてた室長の落ち度だよね。
ユニが危険な奴だってわかってたのに、
恋人をむざむざ危険にさらしてた自分のうかつさにも腹が立っているのでは?
表面上は、面白がってふざけてるみたいなドンアに怒っていたけど……。
普段怒らない人だから、自分の感情の本質がちゃんとわかってないんじゃないかしらねぇ。
「キスすべきかと迷って……」のあたりでぎゅっとハンドルを握った手がいいよね。
そこ迷うとこじゃねーだろ!という嫉妬も垣間見えて、キム室長がかわいい。


わかりにくいですが、多少鼻の穴が開き気味なのが怒っている証拠か。

しょんぼりとウンジェの布団に潜り込むドンアもかわいくて切なくて。
猫みたいに丸まってふたりで話す彼女たちを見て、
親友っていいなーとしみじみ思いました。
眠たくて、自分も落ち込んでいるウンジェだけど、
ドンアのいつもと違う様子に気がついて向き合ってあげる。
そんなウンジェの優しい一面が見られてうれしかった。

いろいろと緊迫していく次回ですね~。
おばさんの敵意は、本格的にジョンヒに向かって行くのか?


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (シユ)
2013-06-03 22:40:53
突然のコメント失礼いたします。わたしは少女時代がすきで、ジェシカ目的でこのドラマを観始めたのですが…。わたしも、キム室長とドンアカップルの2人のほうが気になっていつの間にやら目的がこちらに移っていました笑
ブログ主さまのあらすじはわかりやすく感想も面白いので、ブログの更新を勝手に毎回たのしみにしています。今回の、室長のハンドルの握り具合はわたしも観ていて「キタ!」と思いました。なんだかわけのわからないコメントになってしまってすみません。これからも更新がんばってください^^乱文、失礼いたしました。
返信する
はじめまして! (ビスコ)
2013-06-04 08:45:57
シユさんこんにちは!はじめまして。
コメントありがとうございます。
楽しみにしてくださってるとのことで、とても嬉しいです。

少女時代、私はソヒョンちゃんが、ヨンファと出演してた
「私たち結婚しました」を観て、好きになりました。
番組の中でジェシカさんも登場してたかな。
ドラマの中でも、自由な芸術家っぽい雰囲気が良く出ていて、魅力的ですよね。

キム室長とドンアは、すごくかわいくて、最後まで目が離せません。
「キタ!」ってわかります!わかりますよ!
ほんとにそんな気分になりましたよ。
なんてキュートなんだ、キム室長……。

感想は全部書いてしまったので、順番にアップしていきます。
よかったらまた読んでください。
返信する

コメントを投稿