いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ぶどう畑のあの男 ~7

2012年10月11日 | ぶどう畑のあの男
テッキがね、ジヒョンになんか言うときに、
日本語でいうと「ああん?」みたいにいうでしょ。
「エイン?」とか「アイン?」とかにきこえるのですが、
あれがなんか好きなんです。

《あらすじ》

「いちゃついてないで、畑が欲しけりゃ仕事しろ!」
テッキとギョンミンは互いに反感を持ち、険悪なムード。

やっとのことで仕事を終えたジヒョンは、ギョンミンとデート中、
泊りがけの旅行に誘われる。
ふたりきりの旅行の提案に、ジヒョンは戸惑ってしまう。
それでもなんとか休みをもらおうとがんばってみるつもり。
親友ウニョンが畑仕事を手伝いに来てくれることになったし、
旅行の準備は着々と進む。

ところが畑で、季節外れのブドウスカシバ(蛾)が大発生。
有機栽培の畑では、科学農薬は使えない。
テッキは必死で人体に無害な自然の薬を散布していく。
誘蛾灯を設置し、小麦粉を練り、ぶどうの木を守るために
懸命に努力するテッキ。
虫を怖がりながらも、ジヒョンも一緒に作業する。

その最中にスジンから電話がかかってくるのだが、
やはりつれない返事しかしないテッキ。
悩める青年は、今夜も月にむかって吠えるのだった。

庭のシャワーが自分用だと知ったジヒョンは、
少しだけテッキに優しくなった。
今日はリゾートにぶどうの納品だ。
そこでジヒョンは、因縁の室長と再会。

テッキは、事情を察知して、ジヒョンに謝れと室長にせまるのだが、
お高くとまった室長がそんな要求を呑むはずもなく、
逆に田舎くさいジヒョンを小ばかにした態度をとる。
怒ったテッキは、彼女をプールに突き落してしまった。

ぶどうは台無し、警備員に追いかけられるが、
ささやかな復讐にすっきりした笑顔のジヒョン。
テッキは約束通り、室長を懲らしめてくれたのだ。

畑に尋ねてきたスジンに、テッキは「もうここへは来るな」と告げる。
研究所に帰らないのは、ここで農業をするのが好きだからで、
お前のせいじゃない。別れたことも、やっぱり自分が悪かったんだ。
気にするな。
それでもテッキに未練が残るスジン。

一方、スジンからテッキの身の上をきいたジヒョンは、
「どうしてここでぶどうを作っているの?理由は何なの?」と
問いかける。
自分が手をかけて作ったぶどうが、家庭の食卓に上り、
愛されておいしくなる、それが生きがいだというテッキ。
テッキの優しい表情になんとなくうなづくジヒョン。

さて旅行の前日、ソウルからウニョンがやってきた。
ようやくテッキに旅行の話をするジヒョン。
心配していたが、案外あっさり許可してくれたテッキに拍子抜けする。
蛾の駆除が進まない畑は心配だけれど、
テッキを気にいった様子のウニョンに畑をまかせて、
旅行にでかけることにしたジヒョン。

夜部屋にいないテッキを心配して見に行くと、
彼はひとり、ぶどうの木に巣食った幼虫を退治していた。
「虫さんごめんな、でもぶどうの木に住むことは許さない。ごめんな」
優しく話しかけながら作業を続けるテッキをみて、
大嫌いな虫をがんばって取ってやるジヒョン。
「ようやく農業をする人の心がわかってきたようだな」
テッキはとつとつと語る。
「農業を学ぶってことは、どうやって農薬や肥料を作るかってことじゃないんだ。
心から、農作物の心配をすることなんだ」

翌日、ジヒョンは旅行に出発。
車で迎えにきてくれたギョンミンオッパ。
ところがその様子を、テッキが偶然見てしまう。
「あの女め……」

(つづく)

うう~ん、もどかしい~。

ふたりの心はようやくすこしづつ近づいてきたのに、
ジヒョンはオッパと旅行に行っちゃうのね~。

昔、好きでアタックしていた先輩とはいえ、
ほんの数回デート?しただけでいきなり泊りがけの旅行とは、
ジヒョンも「早すぎないかな……」と不安な様子。
ええーい、やめとけやめとけ!

常識のある女友達なら、いいアドバイスをくれそうなものですが、
ウニョンはそうじゃないからね……。
勝負をかけなきゃ!キスくらいしなきゃ!と焚き付けます。
迷ってるならやめた方がいいよ、ジヒョナ~。
しかもテッキに嘘ついて。
テッキはジヒョンのためにおじさんに嘘までついてるんだよ。
有機栽培セミナーに行くんだからって。
優しいよね。
恩着せがましくしないところが、またかっこいいの。

だからこそ、ジヒョンはちょっと罪悪感。
おいおい、本当にいいのか?ジヒョン。

室長をプールに落としちゃったのはスカッとしたね。
テッキ、最初の頃はすぐに怒鳴ったりして短気だし、
なんか感情を爆発させちゃう堅物っぽかったけど、そうじゃないんだね。
ギョンミンオッパに対してもそうだし、
室長に対してもそうだし、
賢く感情を抑制しながらも、しっかり怒る。
わりとむちゃくちゃ言っちゃうのはジヒョンに対してだけか。
彼女に対してだけは、そうなっちゃう、というのは、
大事なポイントですね。

警備員に追いかけられて、ふたりで手に手をとって逃げるシーン、
ありがちかもしれないけれど、やっぱりいいですねー。
たぶん、あんな荷物の陰に隠れただけじゃ、
普通は逃げ切れないと思うけど……。

あの後ジヒョンの靴が脱げて、それをテッキがふざけて蹴ったりして、
っていうところがすごくかわいくて好きです。
「ラブラブじゃん」とか言われたら、
「ラブラブなんかじゃないっ!」ってふたりで声をそろえて
反論しちゃいそうな関係の時が一番楽しいのよね。

相手を好きなことに、自分でも気づいていない時ってのが
いいんですよ!(力説)
そんなふたりをニヤニヤ観ている私は変態か……。



元カノに対する気持ちも、歌って発散しつつ、
ジヒョンに癒されつつ、沈静化しつつある様子。
自分を手ひどく振った女にこれだけ優しい男なんて、そうそういませんよ。
プライドを捨ててもテッキとヨリを戻したいという
スジンの心情も納得です。

スジンの話になると、テッキがいつもと違うから、
ジヒョンはなぜだか心がもやもやするのねー。
悲しそうな顔したり、辛そうに歌ったり、
スジンと話すときはなんとなくかっこいい大人な感じのテッキを見て、
ジヒョンの心も揺れているような気がする。
わたしに対する態度と全然ちがうじゃん……みたいな。

プール事件で楽しかったから余計だよね。
彼女には話していた身の上だって、自分には教えてくれないし。
「彼女に優しくしてあげた?よかったでしょ?
なんでもわたしに相談してよね」
っていうジヒョンは、得意げなようで、ちょっとさびしそう。
もちろんテッキは女心に疎い男なので、そんな彼女の様子には
まったく気が付いていません。
きゃー、少女マンガみたい。
ワクワクするわー!

しかもテッキが言わないから、
テッキとスジンがうまくいってるもんだと誤解してるよね、ジヒョン。
うん、こういう勘違いもドラマ的にはまたいいんだな、これが。

夜にテッキの様子を見にいくジヒョンがかわいいのよね。
どうしてるのかな、どうしてるのかな、って感じで。
テッキの農業に対する情熱とか、こだわりとか、
ジヒョンはまだまだ理解できてないと思うけれど、
彼の言葉や態度から、少しづつ少しづつ、
彼女の心に染み入ってくるものがあると思うのね。



なんだかんだ言いながら一緒にごはん食べて、
毎日農作業がんばってて、何も感じないわけがない。
親友ウニョンの姿は、少し前の自分でしょ。
成長してるよ、ジヒョンもさ。

さて、季節ハズれのブドウスカシバ。

これって絶対誰かの陰謀でしょ!(怒)

考えてみりゃ、リゾート開発にぴったりの1万坪。
資産価値だって高騰してるんでしょ。
売ってくれ売ってくれと言われててもおかしくない。
おじさんが急に畑をジヒョンにやる、と言い出したのも、
老い先短い自分の後のぶどう畑を心配したからじゃないかしら。

春には死んでるはずの蛾が大量発生なんて、おかしい。
薬がきかないのも、おかしい。ラブモードとは別に、きな臭い
においが漂ってきましたよ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿