同じ思い

あまり話をしたことがなかった異国の友達と、同じ思いを持っていることがわかって、心から嬉しかった。
誰かと同じ思いを共感して語りあえることが、こんなにも人を元気にさせるなんて。
国なんて、関係ないんだ。
今まで頭でわかっていたつもりだったが、今日心からそう思えた。
私は今、中国にいる。
ここに私がいるからこそ、こんなふうに感じれる。
そう思った一日だった。

小さな後悔

小さな後悔。
できごとの入り口は小さくて気づかないのだけど、その先の展開に気づいたら冷や汗が止まらない。
これからは、気をつけよう。
私も他の人も、気持ちよく毎日を過ごせたら最高だ。

すいか半分

最近暑い。
暑いときといえば、やっぱすいかよねぇ。
直径25cmくらいのすいかを半分に割ったものを買ってきた。
バスケットボールより、ちょっと大きいくらいかな？
日本円にして、だいたい100円足らず。
安い！
嬉しくなった私は、小さいころからの夢を実現してみることにした。
普通すいかは切るでしょ？
でも、切らない。
右手にスプーンで、でっかいすいか半分をそのままくり抜きながら食べる。
うおー、これ一回やってみたかったんだぁ！
このすいかは、ぜぇんぶ私のものよぉ～～～！
ああ、何とも贅沢感だわ。
そして、やっぱり一気に全部食べきれるわけもなく、でも一休みしてからちゃんと食べきった。
やっぱ、完食はすいかへの礼儀よね。

欲張りな私

最近、自分がすごく欲張りに思えてしかたがない。
以前は、それでもいいかなーと思っていた。
だって、欲張っていろいろやってみて、もしどれも順調に進んだらそれは嬉しいことでしょ？
でも、欲張りすぎはよくないよね。
きっとよくない。
今日、またひとつやりたいことが増えちゃった。
でも、やっぱり今はやらずに、またの機会にとっておこうっと。
やりたいことをやらないでとっておくのも、ひとつの楽しみだ。

水墨画家

骨董品街を歩いていると、水墨画がたくさんかかっている場所で、何人かの水墨画家が実際に絵を描いていた。
中国の水墨画は大半がカラーであることを最近知った私、早速興味津々で中に入っていった。
近づいてみると、テーブルの上に画集が置いてある。
シリーズもので画家をとりあげている出版社による、ちゃんとした画集だ。
そして、ページをめくると目の前にいる画家の写真が！
ということは、この人は有名人？
これはすごいところに偶然来てしまったのかも・・？
周りには、たくさんの水墨画。
なるほど、これは作品を売るためのデモらしい。
さすが、絵は線が生き生きとしていて素晴らしいなぁと思って見ていると、画家は水墨画にゆうゆうと色をつけ始めた。
美しいふじ色に筆を浸してパアッと放った瞬間、混ざりきっていなかった青の絵の具が紙面に尾を引いた。
「・・・」
顔をしかめた画家は、筆をふじ色の皿に戻し、ゆうゆうと溶き直してから再びパアッと絵の上に放った。
が、やはり真っ青な線がふじ色の中に尾を引いた。
「・・・・・・」
青は、ふじ色の皿ではなく、筆の奥深くにいたらしい。
どんなプロでも、やっぱりにんげん。
そう思った瞬間だった。