bisqの普通な毎日

日記です。ときどき更新します。

「非常」の極意

2006年05月18日 | ノンジャンル
とても楽しい、とてもきれい、とても暑いなどなど、それを強く思ったときは「とても」じゃなく「とっても」と言う。
まあ、私の場合だが。
この「とっても」を、中国語では「非常」という。
読みは、feichang(ふぇいちゃん)。
最初、この中国語を見たとき、全然なじめなかった。
だって、漢字は非常口の非常でしょ?
それが、日常的に「とっても」の意味で使われる。
不思議~な気分だった。
例えば、「とっても暑い」=「非常熱(ふぇいちゃん るぁー)」。
気持ちを込めて言うと、ふぇいーちゃん るぁー、となるわけだ。
日本では、漢字が多いほどお堅い文章になる。
やわらかい印象にしたいときは、わざわざ平仮名に落としたりする。
でも、中国ではやわらかい文章もお堅い文章も、全て漢字だ。
やっと最近慣れてきた。
精一杯の気持ちを込めて、「非常」と言えるようになってきた。
100%の感情を込めてこそ、その言葉の本来の意味を発揮する言葉。
これぞ、「非常」の極意である。