bisqの普通な毎日

日記です。ときどき更新します。

3歳の乙女

2006年09月05日 | ノンジャンル
日本人の知人と、ご飯を食べに行った。
中国の一般食堂の入り口は、たいていビニールののれんがぶら下がっている。
入ろうとしたとき、3歳くらいの女の子がビニールのれんを手でよけて、私たちに入り口をつくってくれた。
おお、なんていい子なの!
そして、入り口近くの席に座って注文していたら、その女の子が注文票と鉛筆を持って、店員さんの横からぴょこんと現れた。
おお、お手伝いしたいのね!
聞けば、店長さんの娘さんらしい。
ん・・?
よくよく見ると、その子のまぶたには、まつげに沿って薄い青色がのっているではないか。
まぶただけだが、化粧だ!
驚いた私たちに、店員さんが答えた。
「この子、最近すっかりキレイになりたがるのよ」
はぁ~、やっぱり女の子なのね~~。
そして、私たちが日本人だと知った店員さんは、ひそひそ声で話しかけてきた。
「私はあなたを愛しています、って日本語で何て言うの?」
うふふ、そんなことが知りたいのね。
「す・き・で・す」
私たちが教えたのは、とても簡単なこの4文字。
まだ若い店員さん、覚えきれただろうか?
店員さんが恋をしているから、3歳の女の子もキレイになることに敏感なのかな。
食事を終えた私たちは、ほのぼのとした気持ちで店を後にした。