途中で,ゆっくりとラーメンを食べてから行った。
にんにくスライスがたっぷり入った野菜炒めに,さらに,おろしにんにくをスプーン一杯追加。
スプーン一杯の幸せ。


















途中で,ゆっくりとラーメンを食べてから行った。
にんにくスライスがたっぷり入った野菜炒めに,さらに,おろしにんにくをスプーン一杯追加。
スプーン一杯の幸せ。
海も,空も,青かった。
このタイトル,どこかで聞いたことあるな。
郷ひろみだったかな? どうでもいいけど
浜辺でシロチドリを見ていたら,急に,姿勢を低くした。
その姿勢のまま,素早く,近くの窪みに移動し,
平べったくなった。
そして,砂に埋まるんじゃないかと思うくらいの勢いで,体をぐりぐり動かして,ぺちゃんこになった。
え,ナニ? どした?
と,思った直後,サーッ,と黒い影が,低空を,高速で横切っていった。
ハヤブサの幼鳥だった。
あぁ,命拾い。
シロチドリと違って,私は,全然気づいていなかった。
私がシギ・チドリだったら,とっくに食われ,この記事も,書けなかったところ。
ちなみに,シギ・チドリには,ハヤブサが付きもの。
渡りの時期,シギ・チドリの群れを観察していると,ハヤブサが突っ込んでくることが,とても多い。
ハヤブサの出現は,猛禽好きには喜ばれるかもしれないが,この時期は,嫌われることが多いと思う。
しかし,このハヤブサ幼の立場になってみると,一方的に嫌うこともできず。
大きくなった子どもは,親に攻撃され,テリトリーから追い出されるので,食糧を求めて,ここまでたどり着いたのかもしれない。
食われる方は,たまったものではないが,ハヤブサの子どもたちだって,生きるのに必死だ。
いたのは2羽。
兄弟かもしれないが,仲が良いとは言えなそう。
そして,チョウゲンボウまで姿を現した。
こちらも子どもかな。
この周辺で生まれた子だと思う。
鳥を狙う猛禽が,次々に現れ,シギ・チドリにとって,とっても恐ろしい場所だと思うが,ここは,渡りの中継地になっている。
逆に言うと,シギ・チドリの渡りの中継地になっているから,猛禽が現れる。
ここには,まだうまく飛べないコアジサシ幼鳥もいたが,危ないかも。
シギチに引き寄せられた猛禽は,シギチだけを食べるわけではない。
(2024/07/27 シロチドリ ハヤブサ)
シギ・チドリの秋は,早い。
7月28日,午前中,山元町のひまわり祭りを見た後,昼食に,亘理町内にあるラーメン屋に行くことにしていたが,思ったより時間がかからなかったので,お昼まで,時間が空いてしまった。
そこで,夢の世界で遊び始めた妻を,クーラーが効いた車内に残して,ちょこっとだけ,鳥の海を覗いてみた。
そうしたら,もう,数種類のシギたちが来ていた。
北の繁殖地で子育てを終えたシギチ成鳥たちが,南下を始めたようだ。
世の中,まだ,『秋』というには早いのだが,シギチの世界では,今の時期の渡りでも,『春の渡り』に対して,『秋の渡り』と言っている。
キアシシギは,前日も,7羽の群れを見ていたが,この日は,6羽を視認。
私ひとりの目で,限られた時間に,ごく一部を探した結果だから,もっと,いたかもしれない。
声は,にぎやかに,聞こえてきていた。
キアシシギの成鳥は,この写真 (↑) のように,体下面が,細かいボーダー柄になっていて,ここんとこが,なかなか良い。
トウネンは,シロチドリ幼鳥の水浴びを眺めていたら,側の草むらから,3羽出てきた。
大きさの比較対照ができるシロチドリとのツーショット。
シロチドリより,小さい。
トウネンは,おとなでも,当年生まれの子どもようにちっぽけなので,トウネン。
漢字でも『当年』と書く。
じっとしていると,足下まで来るくらい慣れっこいシギなのだが,このときは,何かに驚いて,浜の方に飛んでしまった。
まだ見足りなかったので,私も,浜の方に移動。
いた,いた。
飛んだ数と同じ3羽。
膝をついて,小さくなった上で,警戒する様子を見ながら,じりじりと,時間をかけて,寄る。
シギチは,こうして,至近距離で,呼吸する空気を一緒にできるから,たまらなく好き。
車内に残してきた妻が気になりながらも,満足するまで,一緒にいさせてもらった。
で,勘違いしていたことに気づいたのは,家に帰って,写真整理をしていたとき。
何か違和感があったので,シロチドリが一緒に写っている写真を探して,念のため,大きさを比較してみたら,全然,小さくなかった。
この子たち,トウネンではなく,ミユビシギだったんでないの。
よく見ると,足の第1趾(4本ある指のうち後ろに1本ある指)はなくって,『三指』のようだし,顔の眉付近も,トウネンのような「白っぽさ」に乏しい。
同じ3羽で,姿形も似ていて,ずるい。
忍者のように,飛んで,変身したか?
そういえば,この前日も,ここにミユビシギがいたんだったっけ。
大きさが全然違うので,ミユビシギとトウネンを見間違えるなんて,考えられない。思い込みって恐ろしい。
ジャイアント馬場と白木みのるを見間違えるようなもの。
あぁ,恥ずかしい。
時間が来て,ラーメン屋に向かう途中,イエローハウス前の干潟も,ちょこっとだけ覗いてみたら,こちらには,ソリハシシギが,入っていた。
覗くとき,防波堤から首を突き出す形になってしまい,飛ばしてしまったが,運良く,翼後縁の白を撮影することができた。
ソリハシシギが飛んだとき,押えておきたい,チャームポイント。
降りたところに,もう1羽いたので,ソリハシシギは,計2羽。
スキマ時間での短い鳥見だったが,ワクワクするような,『秋の渡り』の始まりを感じることができた。
この後に行ったラーメン屋。
看板は,レタッチして消したわけではなく,こういう看板。
数年ぶりに行ったら,店が見違えるほど立派なっていてビックリ。
ただ,店の看板に,店名が入っていないのは,以前と同じ。
店名が表示されていないことで有名になってしまったので,いまさら入れられないよなぁ。
煮干し出汁のラーメンは,超美味かった。
唇と舌の触覚神経と,鼻の奥の嗅覚神経が至福状態。永遠にすすっていたかったが,残り少なくなって,すするスピードを落としても,あっという間に,なくなってしまった。
鳥の海で鳥見するときは,このラーメン屋とセットにするっていう手もあるな。
(2024/07/28 キアシシギ,トウネン,ミユビシギ,ソリハシシギ)
昨日の記事のアカボシゴマダラ。
宮城県亘理町の朝。
大石先生と12人の生徒たちのようだった。
大石先生はアオサギ。
生徒12人のうち,10人がチュウシャクシギ,2人がウミネコ。
写真には写せなかったが,水面がキラキラ光って,とてもきれいだった。
(追記)
この記事を書いていて,また読みたくなり,「二十四の瞳」(壺井栄著)を買ってしまった。
短い小説なので,電子書籍で176円也。びっくりするほど安かった。
(2024/05/03 アオサギ/チュウシャクシギ/ウミネコ)
シーズン初期は,チュウシャクシギと出会いも,とっても嬉しい。
前門の虎 後門の虎 の真逆,チョー幸せな状況。
前方のシギチ 後方のチドリ。
どうだろう。
現地に到着して,いきなり1回目の「うわっ!」。
ダイゼンがいた。
ダイゼンといえば,腋(わき)の下。
腋羽が黒い。
腋の下フェチなどではないのだが,ダイゼンと出会うと,どうしても,腋が気になる。
今回は,距離があったものの,そういう意味では,大サービスしてくれた。
羽繕いが終わって,去るときも,見せてくれた。
白い羽裏に黒い腋羽が美しい。
誰だ,人間のわき毛と一緒って言っているのは?
でも,だから,親近感。
(2024/04/13 ダイゼン)
ボクは砂浜族のシロチドリ。