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秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

ぺちゃんこになったわけ

2024年07月31日 | 宮城県_亘理/山元

 浜辺でシロチドリを見ていたら,急に,姿勢を低くした。

 その姿勢のまま,素早く,近くの窪みに移動し,

 平べったくなった。

 そして,砂に埋まるんじゃないかと思うくらいの勢いで,体をぐりぐり動かして,ぺちゃんこになった。

 え,ナニ? どした?

 と,思った直後,サーッ,と黒い影が,低空を,高速で横切っていった。

 ハヤブサの幼鳥だった。

 あぁ,命拾い。

 シロチドリと違って,私は,全然気づいていなかった。

 私がシギ・チドリだったら,とっくに食われ,この記事も,書けなかったところ。

 ちなみに,シギ・チドリには,ハヤブサが付きもの。
 渡りの時期,シギ・チドリの群れを観察していると,ハヤブサが突っ込んでくることが,とても多い。

 ハヤブサの出現は,猛禽好きには喜ばれるかもしれないが,この時期は,嫌われることが多いと思う。

 

 しかし,このハヤブサ幼の立場になってみると,一方的に嫌うこともできず。



 大きくなった子どもは,親に攻撃され,テリトリーから追い出されるので,食糧を求めて,ここまでたどり着いたのかもしれない。

 食われる方は,たまったものではないが,ハヤブサの子どもたちだって,生きるのに必死だ。

 いたのは2羽。

 兄弟かもしれないが,仲が良いとは言えなそう。

 そして,チョウゲンボウまで姿を現した。

 こちらも子どもかな。

 この周辺で生まれた子だと思う。

 鳥を狙う猛禽が,次々に現れ,シギ・チドリにとって,とっても恐ろしい場所だと思うが,ここは,渡りの中継地になっている。

 逆に言うと,シギ・チドリの渡りの中継地になっているから,猛禽が現れる。

 ここには,まだうまく飛べないコアジサシ幼鳥もいたが,危ないかも。



 シギチに引き寄せられた猛禽は,シギチだけを食べるわけではない。

(2024/07/27  シロチドリ ハヤブサ)



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