散歩中に見つけた、子猫の話です。
「カワイイ☆」とか「触りたい♪」って感じのじゃありません。
いつものように、川沿いを散歩中、切羽詰ったような子猫の鳴き声を聞きました。
なんだろう?と興味をそそられたので河川敷に降りてみると・・・
ダンボールを切ってガムテープで補強し、風で飛ばないよう重石をして作った、子猫ハウスがありました。
河川敷と公園の落差が1mほどあったので、流木の登り棒もありました。
上段にハウスがあったのは、潮が満ちたり雨が降ると、河川敷が水没してしまうからでしょう。
場所はこんな感じの所
鳴き声の主は写真の黒い子猫で、どうやら落ちたまま登れなかったみたいです。
見た感じからして、生後1ヶ月~1ヶ月半くらいでしょうか・・・?
自力で登れるような感じでなく、降りた私に近寄ってきました。
周辺にはアメショーっぽい子猫が3匹くらいいましたが、この黒い子猫が1番小さかったようです。
落ちついてあたりを見ると、周囲は蝿が飛び交い、野良猫餌場にありがちな悪臭がしていました。
写真以外にも小屋があり、ペットボトルの水や牛乳パック、タッパーに入ったドライフード等が置いてありましたが、子猫が食べられそうな缶詰の餌は、蝿がたかっていました。
小屋の中も綺麗とは言えず、中は下痢っぽい糞尿がだらけで、目やになどで顔がぐちゃぐちゃになっている子猫もいました。
とてもじゃないけど、足元の子猫に触れたいなどと、思いもしませんでした。
・・・が、激しく鳴く子猫を放っておくこともできず、その辺にあった幅の広い流木に乗せて、なんとか小屋まで上げて、あとは見もせずに帰りました。
小屋の作りや餌の準備の良さから見て、子供が飼ってるんじゃなくて、近くの「優しい」人が飼ってるように思えました。
飼い猫の避妊・去勢に関しては、どこかの小説家は「避妊や去勢をしたら生きている意味が無い」という考えで、出来た子猫を殺しで訴えられる道を選んだりと、様々な意見があります。
「避妊・去勢手術したら猫が可哀相」と思ってる人は、「子猫を捨てるのも可哀相」とは思えないんでしょうか・・・。
なんにせよ、公共の場(この場合公園と河川敷)で、人に迷惑(悪臭&病気の発生源)をかけるのは、人として誉められた事じゃないと思います。
餌をやってる人は、善意からだとは思うのですが・・・この辺は放し飼いの名札付きの猫も遊びに来るので、病気発生は問題有りだと思います。。
私個人の考えは、「避妊・去勢手術は飼い主の義務」で、「繁殖は計画的に」するべきであり、「野山に捨てるのは犯罪」だと思っています。
望まない子供が出来たからって、ポストに入れるのはどうかと思いますし・・・ってそれはまた別の話ですが、里親等貰い手が見つからなかった時、自分で保健所に連れて行くぐらいの覚悟を持てなかったら、自家繁殖などすべきじゃないと思っています。
そんな事を考えながら歩くうしろから、また落ちたと思われる子猫の声が聞こえてきましたが・・・聞こえないものとして、別の公園で、手と靴を念入りに洗って帰りました。
もし、この子猫達を保護したいと思われる方がいたら、見に行かれてください。
もしかしたら、餌をやる方の「所有物」かもしれませんので、交渉されてみて下さい。
甲突川の河口近く、右岸(南側)ファミリーマート近くです。
2枚目の写真は橋の上から撮影しましたので、参考にされてください。