八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

ナギサノツユ

2010年06月18日 | 八丈のウミウシ
嚢舌目(のうぜつもく)/ナギサノツユ上科/ナギサノツユ科(八丈島・底土・3cm・5m)
インド・西太平洋に熱帯域、温帯域に分布。イワヅタ類が繁殖する春から初夏に見られる普通種。そのイワヅタに生息する。貝殻は楕円形で白く、薄質で脆い。体地色は黄緑色から暗緑色。側脚周縁や側脚下部、触角、尾に青色の眼紋状の模様や細かい点が入る個体もある。同一地域内でも色や模様は個体差がある。貝殻の中に体を収納しきれない。刺激を与えると酸臭い白い粘液を分泌し、非常時には尾を自切することがある。切れた尾はしばらくの間動き続ける。尾はやがて再生する。八丈島では初夏によく見られ。「渚の露」なんて高級茶に付きそうな素敵な名前だ。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)

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