2016年10月2日・日
今回の旅は新潟県で三泊。いずれの温泉も初めて訪れる場所です。
今回の旅は高級宿に宿泊しません。露天風呂付きの部屋にも宿泊しません。
昭和の雰囲気の残る宿で長閑な風景を眺め過ごしました。
とても楽しく「じょんのびな旅」でした。
タイトルの「じょんのび」とは新潟のお国言葉で
『ゆったりのんびり芯から心地よい」という意味です。
旅行初日は自宅(滋賀県)から新潟県東蒲郡阿賀町鹿瀬の「麒麟山温泉」へ向かいます。
走行距離は約523km。さすがに遠いので高速道路を利用します。
自宅出発は午前7時半。長浜インターチェンジから北陸道を北上。
富山県に入ってすぐのパーキングエリアで休憩。空の青が綺麗です。
北陸自動車道、富山県朝日インターを過ぎると新潟県直江津に入るまでに26箇のトンネルを通り抜けます。
日本海の景色が美しいところですが、トンネル続きでほとんど海が見えないのが残念です。
国道8号線を通れば日本海の景色が見られます。
直江津に入りしばらくすると真正面に「米山」(標高993m)が見えました。
北陸自動車道は休日にもかかわらず とても空いていて快適でした。
《 北陸自動車道・米山サービスエリア 》
日本海が一望できる米山サービスエリアで昼食を食べることにしました。
肉眼では佐渡島が見えていましたが、霞んでいることも有り写真には写っていませんでした、、、。
サービスエリア内のレストランで「鯛茶漬け御膳」を食べました。
鯛の頭と骨でとった出汁がとても美味しく鯛も新鮮で美味しかったです。
《 道の駅 阿賀の里 》
北陸自動車道・新潟中央ジャンクションで磐越自動車道に入り安田インターチェンジで下り
国道49語号線を福島県方面へ向かう途中に「道の駅 阿賀の里」はあります。
まずは阿賀野川を見に行きました。
阿賀野川ライン下りの舟が見えました。今日は時間がないので舟下りは断念。
それにしてもお天気が良い。風は爽やか気持ちいいです。
道の駅の中を見て回ります。鮮魚市場も併設しています。
さすが休日、人が多いですね。平日に旅行をすることが多いので人の多さも新鮮です(笑)
麒麟山温泉 《 雪つばきの宿 古澤屋 》
宿に着くと宿の方がとても優しい笑顔で出迎えてくださいました。
車は宿の方が駐車場へ移動させてくださるというので、フロントで宿帳に記入し
すぐに部屋に案内していただきました。
木造二階建ての宿。館内はリニュアルされている部分もあるようですが、
純和風の 和の佇まい。昭和の雰囲気の残る懐かしく落ち着ける雰囲気。
後で館内を撮りに行きたいと思います。
此方の宿は阿賀野川に面した純和風の宿です。
窓からも大浴場からも阿賀野川や山並みが見えます。
阿賀野川って大きな川なんですね。
川の中の島(写真手前)は中の島と言うそうです。
部屋でお茶と栗寄せをいただき、一息ついたら浴衣に着替え大浴場へ。
泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(中性低張性低温泉)
内風呂、露天風呂ともに阿賀野川が良く見えます。
露天風呂のお湯は浴槽の床面から注がれています。
その理由は、川のせせらぎの音、鳥の鳴き声、虫の音をゆっくり楽しんでいただきたいからだそうです。
例外なのは、時折通る列車の規則正しい音。(磐越西線)これも又、風流です。
はい。確かに良いですね。自然の音を聞きながら。^^ 少しぬるめの温泉なので長湯しそうです。
※露天風呂の写真は、宿のホームページから使わせていただきました。
お風呂から上がり部屋に戻ると機関車が煙を吐きながら走っていくのが見えました。
慌ててカメラを手にしましたが・・・残念。機関車の部分は撮れず車両と煙だけが写っていました、、、。
夫が大浴場から戻ってきたので、私は旅館内の写真を撮りに行きました。
創業昭和10年以来の雰囲気を色濃く残すエントランスとロビー。和クラッシック懐かしく温かみを感じます。
今は各部屋洗面所もついていますが、廊下に残された洗面所。湯治場の雰囲気。
こういった昔ながらの温泉宿の雰囲気、大好きです。特に最近、マイブームとなっています。^^
夕食は「麒麟」という部屋でいただきました。(個室)
食前酒・自家製果実酒 先付・湯葉こんにゃくと煮穴子 小鉢・かきのもととしめじホヤ塩辛
八寸・湯引きホタテ雲丹焼き等 造り・盛り合わせ 強肴・和牛プレート焼き
焼物・秋鮭西京焼き 温物・里芋まんじゅう 止椀・海老新丈と松茸の吸物
水菓子・梨 ぶどう アルコール・大吟醸生酒きりんざん 別注・馬刺し(にんにく味噌添え)
料理の感想:夫の言葉を借りるなら「何一つ手抜きされていない料理」。
夫の言うようにまさにその通り。刺身も新鮮そのもの。心尽くしの料理で大満足でした。
馬刺しも一見堅そう?と思いましたが柔らかで美味しく、にんにく味噌を付けていただくと旨みが増します。
地酒「きりんざん」すっきりとした清涼感のある辛口。このお酒、私のお薦めです。^^
翌朝、目が覚めると霧が流れていました。刻々と表情を変える風景は飽きません。
窓を開けると風は冷たく肌寒いです。
朝食は、庭の眺められるレストランでいただきました。少し色好き始めた木々に秋を感じます。
朝食はハーフバイキング形式。朝食も心づくしの料理でした。特に自家製豆腐が絶品でした。
川の小島は鳥の楽園?鵜が幅を利かせています。鵜の群れに一羽のシラサギ、目立ちすぎです。^^;
心行くまで阿賀野川の風景を眺め、ゆっくりいただいたお料理。自然を感じる温泉。
また、訪れたい宿が一軒増えました。
つづく
新潟県に行かれていたんですね。
もうずいぶん前になってしまいましたが、
阿賀野川に行ったことを思い出して懐かしく拝見しました。
しかもニャン様のご覧になった風景と重なるのです。
私は阿賀野川の船下りをして、
「ばんえつ号」をすぐそばで見送りました。
麒麟山にしようか、角神にしようか迷って、結局泊まったのは角神温泉でしたが、
やはり阿賀野川のほとりにあって、川を見ながら露天風呂に浸かっていました。
麒麟山温泉は、「ここに泊まろうと思ったの」とツレアイに言いながら傍らを通って帰ってきたのを覚えています。
角神温泉は私が行ったときとは変わっているらしいとなにかの折に知りましたが、
麒麟山温泉は変わらないまま風情を保っているのですね。
『古澤屋』さん、良いお宿ですね。
隅に“麒麟山温泉”とあったんですね。
うつきよう様のコメントで気づいた次第…(笑)
いい感じのお宿ですね。
露天風呂付きの御部屋を切望してない身としては、完璧です。
ただ遠い…
ただ、うつきよう様の角神温泉のブログを拝見し、麒麟山温泉にしようか?
それとも「角神」にしようか?正直迷いました、、、。
迷ったあげく、此方の宿にしました。^^
うつきよう様も迷われたんですね。^^
そうそう舟下りもされたんですよね。
できれば、雪見舟で乗ってみたいです。
雪つばきさんは、とてもサービスが行き届いた良いお宿でした。
宿から福島県まで、そう遠くない場所に位置します。
でも今回行ってみて、北陸道は思いのほか走行しやすく空いているので楽でした。
長浜からだと6時間もあれば十分たどり付けることがわかり、
「このコースも有りやな!」と夫と話していました。
このコースでまた、新潟へ行く機会が増えるかも?と思っています。^^
靜岡からですと遠いんですね。太平洋側から日本海側に抜けるだけで距離がありますから。
食事内容、豪華ですね。どれも美味しそうです。我が家は完食出来るか心配ですが。
でも 当分の間 自分では行けそうもないので
ニャン様のブログで ご一緒に疲れをとらせていただきます。
和食+温泉
日本人に生まれて良かったと思う旅ですね。
静岡からだと高速道路メインでのルートだと関越自動車道利用になるのでしょうね。?
東京経由は混雑しやすいから時間ががるでしょうね。
ルート地図をブログにアップしたいのですが、何度トライしても上手くいかないのです、、、、。^^;
阿賀野川、鳥の楽園です。特に鵜が幅を利かせていました。
雪の時にもう一度、訪れたい宿です。^^
急に寒くなり温泉が恋しい、恋しい季節です。
紅葉を眺めながら雪を眺めながら入る温泉は あ~幸せと感じます。
雪が大好きな私。早く雪の便りが届かないかと心待ちにしている毎日です。
今年は雪が多いのでは?と予測しているのですがどうでしょう?