バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

神を愛するとは 04 全生活の中に戒めを刻み込むとは  

2024-01-19 04:00:00 | 聖書の中なかの聖書 申命記
申命記
6:4 聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主である。

 6:5 あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、

あなたの神、主を愛しなさい。

 6:6 今日わたしが命じるこれらの言葉を心に留め、

 6:7 子供たちに繰り返し教え、家に座っているときも道を歩くときも、

寝ているときも起きているときも、これを語り聞かせなさい。

 6:8 更に、これをしるしとして自分の手に結び、覚えとして額に付け、

 6:9 あなたの家の戸口の柱にも門にも書き記しなさい。

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2回ばかり本題からそれてしまいましたが、7節からみますと

1・家に座っているとき

2・道を歩くとき

3・寝ているとき

4・起きているとき


と4つの「〇〇とき」は全生活の意味ですから、全生活を用いて、

子供たちに繰り返し教えなさいということですが、

それは当然、大人たちにもおなじことです。

これは戒めのインカーネーションです。

全生活の中に戒めを刻み込み、守り抜けというのです。

それが神への愛であり、神から愛することを命じておられることなのです。

それは福音も同じで、イエスが多くの律法の中で

2つの戒めに尽きるといわれた戒め、

すなわち


「心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ。』 

これがいちばん大切な、第一のいましめである。

 第二もこれと同様である『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ。』


に生きることがクリスチャンなのです。

しかし、ユダヤ教はそれを形式的に文字的に捉えて、

死だ言葉にしてしまったのを

イエスが十字架の死と復活で生きた戒めとしてくださったのです。

それをキルケゴールは「愛の生命と支配」と

いう著述の中でこう書きました。


愛が命ぜられる時に愛は変わらない、

確乎たつものになるのです。

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