太った中年

日本男児たるもの

逆ギレ前原と死のダム

2010-01-27 | weblog

The Manila Hotel

 

前原国交相、自民・町村氏に逆ギレ「さっきから聞いていたが…」

25日の衆院予算委員会で前原誠司国土交通相が、自民党の町村信孝元官房長官の質問に“逆ギレ”する一幕があった。

地方の疲弊ぶりを訴える町村氏に対し、前原氏は「さっきから話を聞いていたが財政赤字を膨れ上がらせて、バラマキの公共事業をやってきたのはどの政党、政権か!ダム、空港、港の維持管理だけでも大変だ。これ、どうするんですか」と逆質問で応酬。

鹿野道彦委員長は「時間なので」と制止に入ったが、怒りの収まらない前原氏は「自分たちのツケを放っといて、今の政権に文句を言うのはやめてほしい」と主張。町村氏が「何かあれば前政権のせいだという論理は拙劣だ」と議論を打ち切ると、前原氏は「一言だけ、委員長!」となおも食い下がっていた。

これはスゴかった。

仁王立ちしてスゴんだので町村がビビリまくり。

いいか、よいこはマネしちゃダメだぞ。

それにしても町村は救われない嫌われ者。

 

では以下、怒り狂う前原大臣担当八ツ場ダムのスクープ・ニュース

発覚!国交省がヒ素データをひた隠し

八ツ場ダムは死のダムになる!?

これが首都圏の水ガメになるのか

前原国交相は24日、八ツ場(やんば)ダムの建設予定地を訪れ、水没予定地区の住民らと初の意見交換に臨んだ。建設続行を求める住民。中止をにおわせながら、付け替え道路など関連施設の建設をやめない前原。どうもJALみたいに先行きが不透明だが、そうこうしている間に国交省の“重大犯罪”が明るみに出た。八ツ場ダムのヒ素汚染について、国交省が重大資料を隠していたのだ。国会の質問王だった保坂展人元衆院議員が言う。

「この問題を追及しているうちに、内部告発があり、役人に問いただすと、『H20ダム湖堆積物など調査分析業務 地質調査・分析結果報告書』なるものが出てきたのです。この資料には八ツ場ダムの上流にある品木ダムの湖底の堆積土のヒ素濃度が記されている。最新データ(2009年)では最高値は1キロ当たり5.3グラム。環境基本法に基づく土壌環境基準の350倍でした」

八ツ場ダムが建設される吾妻川は強酸性の水質で「死の川」と呼ばれる。このままだとダムを造ってもコンクリートが溶けてしまう。そこでダム官僚は46年前から川の中和作業に乗り出した。吾妻川上流の湯川に石灰を投入することにし、そのために品木ダムを造ったのである。国交省が作る品木ダムの定期報告書には中和作業によって、ダム下流の湯川にイワナやヤマメが確認できるようになったと誇らしげに書いている。その一方でダムにはとんでもないヒ素がたまっていたわけだが、昨年8月に開かれた吾妻川水質改善対策検討委員会の資料にも89年の計測値しか出てこない。当時のヒ素汚染度は今の半分で、意図的な汚染隠しと言うしかない。これが八ツ場ダムにどういう影響を及ぼすのか。

「品木ダムはいまや、大量のヒ素貯蔵庫になり、堆積土はダムの容量を超えてしまった。そこでダム湖の湖底をパワーショベルで浚渫(しゅんせつ)し汚泥を周辺の山間に捨てています。対策は待ったなしだし、当然、上流の品木ダム周辺に堆積したヒ素が下流の八ツ場ダムにもたまっていくだろうという懸念がある。問題はこうした状況が地元住民にまったく知らされなかったことです。八ツ場ダム建設を期待する地元住民はダム湖を観光の目玉にしようとしている。ダムは首都圏の利水にも有効とうたっている。ヒ素は大丈夫なのか。マズイと思った国交省は数字をヒタ隠しにして密室の議論をしていた。とんでもない話です」(保坂氏)
 
八ツ場ダムはますます、呪われてきた。

(以上、日刊ゲンダイ)

以下、スクープ元保坂展人さんのブログ記事。

 

「品木ダム、隠された真実」

今週発売の『週刊朝日』の記事が波紋を拡げている。八ッ場ダムの現地に前原国土交通大臣が24日に出向くこともあって、「それ以前に前原大臣にこのことを説明してはどうか」という提案を民主党筋からいただいた。ただし、今週はタイトなので現地から帰ってからということになりそうとの連絡もあり、じっくり話せる機会があれば取材上知り得たことをお話するつもりだ。

品木ダムにヒ素が蓄積しているのではないか。また、浚渫土砂が土捨て場に置かれていて、この土砂が汚染されているのではないかという指摘は以前からあった。ルポライターの高杉晋吾さんが熱心に取り組んでいて、議員会館でこの話を聞いたこともある。ただし、今回の記事は、以前からの「ヒ素流出情報」とは格段と違う「スクープ」である理由はいくつかある。

第1に、最新の「H20年 ダム湖堆積物調査分析業務 地質調査・分析結果報告書」を国土交通省河川局から入手して、この報告書の分析数値で、ダムサイトに近い部分は、1キログラムあたり、4~5グラムのヒ素が存在するという数値をあげていることだ。この数値は、これまでひた隠しにされてきたものだ。

第2に、さらにこの数値より高い「分析結果」の数値を入手していることだ。ヒ素の「異常数値」に驚いて、何とかしなければと対策も含めた提案をした技術者に対して、「自分の在任中はそっとしておいてほしい。騒いでほしくない」と握りつぶされたという証言を得て、この取材を始めているということ。

第3に、国土交通省は、非公開で有識者を集めて「吾妻川水質改善対策検討委員会」と「八ッ場ダム環境検討委員会」で3年以上にわたって「ヒ素堆積問題」と八ッ場ダム建設後のヒ素の堆積シュミレーションを行ってきたという分厚い会議資料を入手していることだ。

今回の記事は、すべて国土交通省の「税金による秘密調査」の結果に基づいて、その問題点を指摘しているもので、「憶測」「風評」などの入り込む余地がない。私は、このブログの継続的な読者なら知っている通り、八ッ場ダム建設はやめるべきだと考えている。しかも、前原大臣の方針である「本体工事以外は続行」は問題があると感じている。

しかし、今回の記事で指摘したヒ素問題は、八ッ場ダム建設賛成か反対かのレベルを超えて、議論されるべき質の課題だと認識している。反対なら問題視、建設推進なら無視という類の問題ではない。まずは、国交省が品木ダムに大量のヒ素が蓄積しているのを知ったのは、もっとも遅くて今から5年前(当時、品木ダムの堆積物分析調査をしている)である。その時の調査結果は、浚渫土砂を管理している群馬県には報告されたのだろうか。

また、筆者か2回取材した「八ッ場ダム建設推進」の長野原町町長は、「ダム湖観光」に大変大きな期待を抱いていた。一方で国交省の資料では、八ッ場ダムにもヒ素が堆積していくことを想定している。その事実を長野原町長は知らされたのだろうか。

また、品木ダムは「上州湯の湖」と命名され、「死の川が蘇った」と宣伝されてきた。また、子どもたちや観光客に向けて「自然環境体験ツアー」まで企画して実現している。国交省による中和事業を宣伝するだけで、対策が急がれる「ヒ素堆積問題」は知らせる必要がないという論理は成立しない。

そもそも、ダムは「治水」「利水」などの人々の「安全」のために機能すると説明されてきた。しかし、半世紀にわたるダム建設の途上で予想をしなかった「ヒ素堆積問題」を抱えてしまった以上、このことを闇の中に伏せて、ダム建設の利点だけを宣伝してきた国交省の姿勢はおかしい。今日はここまで。

(以上、保坂展人のどこどこ日記)

八ッ場ダムのヒ素堆積については国会で議論してもらいたいね。

 

亀井氏「国民の相当数、冷静な判断能力ない」(読売新聞) - goo ニュース

国民新党代表の亀井金融相は25日、衛星放送BS11の番組で、小沢民主党幹事長の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件に関して「今の国民は相当数が大脳皮質で冷静に判断する能力をお持ちでない。新聞が『けしからん』と書いたりすると、その人(小沢氏)が何を言っても耳を貸さない」と述べた。

>今の国民は相当数が大脳皮質で冷静に判断する能力をお持ちでない

奥さん、ここはひとつ脱税脳茂木博士のコメントが欲しいところだな。

亀井金融相「くだらん質問には答えられん」(読売新聞) - goo ニュース

26日の参院予算委員会では、「政治とカネ」の問題をめぐって閣僚が答弁拒否や不規則発言を繰り返し、審議が何度も中断したほか、経済対策では、論客で知られる菅財務相が答弁に窮する場面も見られた。

西田昌司氏(自民)は、小沢民主党幹事長の資金管理団体の土地購入事件に関連し、資金管理団体が不動産を所有する是非を全閣僚にただした。

鳩山首相は「モラルの問題は出てくる」と答えたが、亀井金融相は座ったまま、「そんなくだらん質問には答えられん」と前代未聞の答弁拒否。

亀井氏はさらに「大臣をバカにするな」などと不規則発言を続け、審議は中断した。結局、「そんな質問に答える必要はないと言っている」と答弁して、ひとまず収束した。

今国会では、閣僚が興奮して声を張り上げたり、質問者にヤジを飛ばしたりする場面が目立つ。自民党の大島幹事長は26日の記者会見で、「大臣の答弁、ヤジは品性に欠け、けんかを売るような態度だ。(イタチの)最後っぺみたいに言うのは子供の議論だ」と不快感をあらわにした。

亀ちゃん、飛ばしてますなぁ。


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