「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」
不易流行とは松尾芭蕉が「奥の細道」を旅して会得した概念。つまり、不易=不変の真理を知らなければ基礎が確立せず、また、流行=変化を知らなければ基礎も進展することはない、つーこと。
例えば日本の戦後政治なら、不易=アメリカの属国、流行=政権交代ってなことかな。
まあ、不易流行は激動の時代にあって是非とも知っておきたい言葉だ。
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なーんてことを前フリして、今回は「フィリピンへの渡航は今後減少する」のアレコレですねん。
別に隠しても仕方ないので正直に言うと上記のお題はjet師範が管理するultra掲示板から拝借したもので、そのお題もまたフィリピン系超有名ブログから拝借したものだった。まあいいじゃん。
で、フィリピンの池田信夫blogことSさんの超有名噛みつきブログは「フィリピン渡航は減少する」という。
Sさんからすれば不況で国内フィリピン・パブの顧客が減少しているからフィリピーナとの出会いも減少、従ってフィリピン渡航も減少するという明快なロジック、であるが、果たしてどうだろう。
まず、フィリピン・パブの顧客減少つー観点なら2005年のタレント入国禁止令により翌年フィリピン・パブが閉店に追いやられたことを省みれば既にフィリピン渡航者数は激減しているハズでしょ。
ところがフィリピン観光省公表のデータによれば日本からの入国者数は、毎年33万人前後(05~09年)で大きな変化はない。つまりフィリピン・パブとフィリピン渡航数は関係のないことだ。
ただし、お題になっている「夜の観光客」数の増減実態を把握できないのは仕方ない。
でもって前エントリーで気づいたことなんだけど、フィリピン渡航者には観光客と移住者があり、不況の煽りで移住者が増加しているのだ。そして、そうした人たちの典型的なブログを発見した。
リーマン・ショックで経営していた建築関係の会社を閉じ、当て所のないフィリピンへ移住した実録。
共感をもって拝読した。kenjiさんがんばってね。
しかしながら、そうした人たちをSさんは
口先だけで生きて来た人は、フィリピン日本人社会の中でしか生きて行けません。
ブログで噛みついていた。これをフィリピンの噛みつき亀と言わずして何という、おおっ。
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さて、上記の諸々をエントリーテーマに即せば、
不易=リーマン・ショックと構造的なデフレ不況
流行=新たな経済難民、年金難民を創出して貧困国フィリピンへ渡航、移住
てなことになりゃしませんか、と言いたかった。
あー、風邪を引いた妻を横目にフィリピン移住者のブログに多くを学習しているのだった。